« 第5回国民大集会(5) | トップページ | 第5回国民大集会(3) »

2003年5月 7日 (水)

第5回国民大集会(4)

5.ゲスト挨拶 チェ・ウ・ヨンさん
《櫻井さん(司会)》 
日本ではどれだけの人たちが拉致されているのかということがまだ特定されておりません。
特定失踪者問題調査会の調査のレポートによりますと、おそらく『300名以上の人々が拉致の可能性が排除しきれない形で失踪している』と、そこまではわかっております。
拉致の被害は、私たちが考える以上に大きく深刻なものがございます。

日本と同じように、もしくは日本よりも、もっと大・規・模・な拉致の被害にあっているのが韓国でございます。韓国の拉致被害者の家族の会のみなさま方と日本の家族会及び救う会は1999年以来交流関係をもち助け合ってまいりました。
そしてこの国民大集会にもそのたびに、チェ・ウ・ヨンさんたちが参加をしてくださいましたけれども、今年は7名のみなさまが来日してくださいました。
まず、拉致被害者家族協議会会長のチェ・ウ・ヨンさん、そして同じ会の総務のパク・ヨン・ホクさん、会員のキム・テ・オクさん、そして朝鮮戦争拉致被害者家族協議会の名誉理事長のイ・ミン・ギンさん、同理事長のキム・ソン・ホさん、キム・ヒョン・ギさん、そして運営委員のキム・ソン・チョンさんの7名でいらっしゃいます。(拍手)

韓国ではわかっているだけで私たちと同じ拉致の可能性を共有する拉致の犠牲者の方々が486名もいらっしゃいます。また、南北の朝鮮戦争当時に北に連れて行かれた、連行されてしまった人々、83,000人もの人々の行方が未だにわかっておりません。

       (『ゆるせねぇ~』との声)
     櫻井さんがそれに答えて(厳しく、はっきりと) 
       『許せません。本当に許・せ・ま・せ・ん。』
           (会場大きな拍手)

韓国の方々を代表いたしまして、韓国の拉致被害者家族協議会会長のチェ・ウ・ヨンさんにご挨拶をいただきたいと思います。チェさんは最初の会から5年連続、私たちと共に戦うために海を渡って駆けつけてくださいました。

              (大きな拍手)
《チェ・ウ・ヨンさん挨拶》(日本語で)
みなさんこんばんは (拍手)
韓国の拉致被害者家族団体を招待してくださった救う会の佐藤勝巳会長、家族会の横田滋代表、そしてこの集会を成功させようと努力された関係者のみなさまに感謝と尊敬を表し、申し上げます。(拍手)

私は去年9月韓国の拉致被害者家族協議会を代表して、『北朝鮮に拉致された日本人を救出するぞ、第4回国民大集会』に参加しました。私は今ここにいらっしゃる日本の拉致被害者家族とともに小泉総理のピョンヤン訪問が成功するように祈りました。これまで6年間、日本の拉致救出運動はキム・ジョン・イル(金正日)に日本人拉致の事実を認めさせ、謝罪までさせ、さらに5人の拉致された人々の国家への帰還を勝ちとりました。日本のみなさまがこれまで6年間活動してきたことに続けて北朝鮮を圧迫し続ければ、(強く)必ず残っている拉致被害者の帰還は勝ち取ることができるはずです。

              (大きな拍手)

拉致された韓国人の中には、犯人あるいは政治犯として収容所へ送られてしまった人もいます。私は金正日(キム・ジョン・イル)に要求します。
『キム・ジョン・イル(金正日)は直ちに、拉致された全ての日本人と韓国人を帰しなさい。』

              (大きな拍手)

私たち韓国の拉致被害者救出運動はまだまだ様々な障害があります。朝鮮戦争以後に拉致された486名のうちひとりも帰還が実現せず帰ることはできていません。
私たち韓国の拉致被害者家族協議会は日本の拉致被害者家族連絡会、救う会と国際的連帯を強化しようと考えています。
また、私たちは6月に訪米し、米国政府が北朝鮮の人権について設置する会に、韓国の拉致被害者の問題について言及してくださるように要請します。(拍手)
またヨーロッパ、中国や国連人権機構が日本の拉致問題だけでなく韓国の拉致問題についても言及するように努力します。

このたびの大集会が成功することを心より願っております。

              (大きな拍手)

《櫻井さん(司会)》 
チェ・ウ・ヨンさん本当に、ありがとうございました。
あなたのお父様も帰ってくるように、私たちも力をこめて貴女を応援したいと思います。


とても優しい声で、なめらかな日本語を使い、時には力をこめてチェ・ウ・ヨンさんは話されました。韓国には、また日本とは違った事情があることでしょうが、同じ想いの同士として、共に世界に訴えていくとの宣言に感動しました。

韓国の拉致問題の根の深さ、規模の大きさを実感し、改めて北朝鮮の犯罪に怒りを覚えるとともに、石原氏の言うとおり、具体的に目に見える形で日本の怒りを表して(報復)、相手に要求を伝え全員を取り返さなければと思いました。経済制裁賛成、万景峰号寄港反対、不買運動大賛成です。
それにしてもこの期に及んで経済制裁はないという川口外相に怒りを覚えます。

韓国の拉致被害者の方々にも一日も早く帰還して頂きたい。そのためにも国際的に北朝鮮を包囲していかなくてはなりません。

※韓国からのゲストの方のお名前は漢字表記が無理なので、櫻井さんの発音をカタカナ表記させていただきました。
6.ゲスト挨拶 キム・ソン・ホさん
《櫻井さん(司会)》
次に朝鮮戦争の時に拉致された被害者の家族協議会の理事長いらっしますキム・ソン・ホさんにご挨拶を、お願いします。キム・ソン・ホさんは今回初めてこの会に来ていただきました。通訳は荒木和博さんにお願いをいたします。

《キム・ソン・ホさん挨拶》
日本の皆さんこんばんは。(拍手)
まずい日本語で挨拶するのを許してください。(拍手)
私たちを招待してくださって、本当にありがとうございます。(拍手)
皆さんのおかげで、絶望的な私たちに希望が生まれました。

        (大きな拍手)

私たちは朝鮮戦争中に拉致された被害者の家族です。
日本の皆さんがこんなに多く集まったことに、ビックリしました。(拍手)
皆さんがここに集まった目的は、北朝鮮、キム・ジョン・イルのテロを糾弾すると共に、皆さまの家族を救うために燃える心で集まったと思います。(拍手)
この熱い力を韓国にもらっていきたいと思います。(拍手)

1952年五十数年前、韓国では、北朝鮮の共産軍によって占領されたすべてのところで各界の民間人が拉致されました。この席にいられる朝鮮家族会を創立したイ・ミン・ギン名誉理事長のお父さんは工場を経営していた有望なる実業家でした。ところが北朝鮮の警察が強制的に連れて行きました。
またキム・チョン・ヒさんは、お母さんの腹の中にあったときお母さんの出産前ですけどお父さんが鉄道業務を務めていたとき拉致されました。
私のお父さんも大学の教授だったんですけど、蒸し暑い9月23日、北朝鮮警察によって、拉致されました。
北朝鮮のテロリストは一万あまりの韓国の民間人を拉致したのです。。
しかしながら韓国の政府は拉致者の問題は特にわからないといいました。
けれども、私たちは、昨年2月大韓民国の政府が1952年公式的に作成した12,959名の拉致者名簿を発見したのです。
このよううな拉致行為はキム・イル・ソン秘密命令によって行われた『テロ』です。(拍手)

このようなことが、今も北朝鮮の政府に行われています。
日本の方に行った拉致テロはキム・イル・ソンの拉致を世襲したキム・ジョン・イルのテロ犯罪と思います。(拍手)
キム・ジョン・イルが日本の人たちを拉致したのも、韓国の人を拉致したものけっして許さない『テロ』だとと思います(拍手)
この問題は国際社会も容認されないけっして許されない犯罪だと思います。(拍手)

私たちは、日本の拉致被害者家族の皆さんと哀しみをを一緒にしながら、そして、まだ北朝鮮に残っていられる家族の送還と捜査に対する真相究明がいち早く達成できるよう祈ります。(拍手)
そして日本の皆さん、韓国の被害者家族の帰還も実現させるように力を合わせて戦ってくださ~い。

             (長い拍手)

アジアの平和と、世界の平和と、テロリスト金正日(キム・ジョン・イル)がなくなるまで奮闘します。日本の皆さん頑張ってください。私たちも頑張ります
どうもありがとうございました。

         (なりやまない拍手)(がんばれ~の声)
         
《櫻井さん(司会)》 
キム・ソン・ホさん一緒にがんばりましょう。ありがとうございました。

通訳の必要などなく、一言、一文、丁寧に力を込めて話してくださいました。
熱い想いが伝わってくる話し方でした。
韓国の拉致被害者のあまりに多いことに、愕然としました。

7.ゲスト挨拶 安明進さん
《櫻井さん(司会)》

次に元北朝鮮工作員で日本にもたびたびいらっしゃいまして、いらっしゃるたびに拉致された人々についての具体的情報を私たちに提供してくださいました。そして拉致されている人々、指導したとされている人々は必ず生きているということを、北朝鮮のことをよく知る人として言ってくださいました。安明進(アン・ミョン・ジン)さんお願いいたします。

        (大きな拍手鳴りやまず)
 
通訳は荒木さんにおねがいします。   (ありがとう~~の大きなかけ声)

《安明進さん(元北朝鮮工作員) 挨拶》
こちらこそ大変感謝をしなければなりません。(拍手)

97年のはじめに、初めてこの拉致の問題について証言して以来、自分がどうなるか、キム・ジョン・イルがどうなるか、あるいは拉致された人たちがどうなるかいろいろ考えました。失望した時もありました。

数万人の韓国人を拉致し数百万の北朝鮮の人々を飢え死にさせたキム・ジョン・イルは、今までただの一度も謝ったことはありませんでした。生まれてから両親にさえ謝ったことのないキム・ジョン・イルが日本の首相に謝ったという事を見まして、皆様の力に大変驚きました。(拍手)
その皆様方の、ここにいる関係者のみなさまの、努力が9月17日に実ったときに私は本当に感激をいたしました。
『過ちは必ず正される、そしてわからない事は必ず明らかになる』という事を、その時改めて確信をいたしました。(大きな拍手)

今日は『拉致はテロだ』というスローガンの基に皆さまはお集まりになったと思いますが、飛行機をハイジャックした人を普通テロ犯という風に言うのであります。飛行機の中にいる人を連れて行くほうがまだましではないかとすら、思うのであります。
北朝鮮のキム・ジョン・イルは北朝鮮という飛行機に日本人を拉致してきて乗せて、いつでも殺そうと思えばすぐ殺せるような状態でいるわけでございますから、これこそまさにテロ犯ではないでしょうか。(拍手)

ここにお集まりになっておられます日本の方、ご家族、そして韓国のご家族、この方々にお集まりいただいて、私としては大変うれしい気持ちでございます。(拍手)

いまも拉致されて帰ってこない多くの日本人たち、そして今ここに自分自身が韓国に浸透するためにそういう風な教育を受けた、その韓国人の教官のお母さんもおられるわけですが、その方々が救われてキム・ジョン・イルが最後の審判を受けるまで、みなさまの協力をお願いしたい次第でございます。

日本では多くの方々が拉致をされて、そしてこのような会が催されたわけでありますが、韓国では、数百人の方が拉致されても、このような場は持たれた事はございません。
皆様のこのお力が韓国にも伝わって、拉致をされた韓国人を救出するように、韓国の人たちが立ち上がってくれるように期待するものであります。

みなさま方の志とそして、力と努力は必ず実現すると考えます。カムサムニダ(ありがとうございました。)

《櫻井さん(司会)》
安明進さん、ありがとうございました。

命をかけて証言を続けてくれている安明進さんに、会場から心のこもった感謝の拍手が送られていました。初めて生で彼の姿を見、話を聞きましたが、強い正義感を持つ人だと感じました。
韓国の拉致被害者の救出運動がもっと盛り上げる為にも、日本の北朝鮮に対する強い姿勢が必要になると思います。
8.ゲスト挨拶 ノルベルト・フォラツェンさん
《櫻井さん司会》
次に、ノルベルト・フォラツェンさんをご紹介いたします。(拍手)
北朝鮮を知りすぎた医師として本を書き、多くの国々で北朝鮮での実態をお話してくださいました。

(ありがとう~の声)(拍手)

国連の人権委員会での北朝鮮非難の決議はフォラツェンさんなしでは考えられなかった事です。
お願いいたします。 (拍手)

《ノルベルト・フォラツェンさん(ドイツ人医師)挨拶》 
こんにちは(日本語)(拍手)
(ドイツ語で以下通訳内容)
私はドイツ人の医師として、北朝鮮で一年間半暮らし働いてきました。
北朝鮮、この国は巨大な監獄です。人々は飢え、殺され、そして拷問され、あるいは強制監獄所に送られます。
北朝鮮の政府は罪のない日本人を拉致しているだけではなく、とりわけ自国民に対して、そして核の脅威というものによって全世界を脅迫しています。

私は横田めぐみさんのご両親に二年以上前にめぐり逢いました。めぐみさんは笑顔のかわいい女の子だったと聞いています。そしてその彼女が北朝鮮に拉致されました。
北朝鮮の子供たちは笑うことも泣くことももうしません。そしてきっと拉致された人々も同じだと思います。
北朝鮮というのは、医学的にみて緊急事態に陥っています。だから今治療しなければなりません。
日本政府は拉致された日本人を救うためだけではなくて、(写真をみせながら)このかわいそうな北朝鮮の子供たちを救うためにも、今この経済力を利用するべきだと思っています。

     (大きな拍手)

現在北朝鮮政府は、国際的なメディアのプレッシャーに悩まされております。そして、それに抵抗するために今、核というものの脅威を持ち出してまいりました。

中国も今徐々に北朝鮮から距離を置こうとしております。そして中国はそれに加えまして現在、悪性肺炎SARSの
圧力に悩んでおります。

日本の政府は今これを解決するために、人権とそれから核の問題とそして拉致の問題と全部コンビにして訴えかけていくべきだと思っております。(拍手)

日本の外交の毅然とした態度が拉致された人を取り戻すため、そして北朝鮮の子供たちを救うための希望に繋がっていくたった一つのものだと思っております。(拍手)

私は北朝鮮の人々を暴君の手から救うため、そして、日本人をふるさとに連れ戻すためにはこれからも勇気のある人権擁護の活動家たちとそれからみなさんの援助というチームワークに基づいて努力して参りたいと思っております。
(拍手)

日本の国民、そして日本の政治家、そして被害者の皆さん、みんながチームワークを持ってこれに向かっていけば、
私は今年中に北朝鮮の傲慢な政府を倒すことができると思っております。

     (盛大な拍手、かけ声)

《櫻井さん司会》
日本の国民と政府と被害者が心を一つにあわせれば、今年中にこの拉致問題は解決できると、ドイツ人のフォラツェンさんが仰ってくださいました。

フォラツェンさんは張りのある、切れのよいドイツ語で、飢えに苦しむ北朝鮮の子供の写真を手に、拉致問題についての見解を語ってくれました。国際的なこの問題への理解は必要不可欠である。ドイツ人である彼に『日本の外交の毅然とした態度』と要求された日本の外務省にも、しっかりしてほしい。自らの国の主権を侵されているということに怒りをみせてほしいと思いました。(経済制裁賛成)

9.ゲスト挨拶 ブラウンバック米上院議員
日本人だけではありません。韓国の人もドイツの人もそしてアメリカの人々もこの拉致問題では私たちを応援してくれています。次にご紹介いたしますのは、アメリカ共和党の上院議員ブラウンバックさんからのメッセージでございます。
ブラウンバックさんは家族会のみなさん方が訪米してこの拉致問題を訴えましたたときに非常に親切に、そして心込めて話を聞いてくださいました。記者会見にも一緒に出席してくださいました。私たちにとっては非常に心強いアメリカの助っ人でございます。お願いいたします。(拍手)

《ブラウンバック米上院議員のメッセージ》(ビデオ出演)
日本の皆さん今日は。私はアメリカ合衆国上院議員で外交委員会東アジア太平洋小委員会委員長のサム・ブラウンバックと申します。

北朝鮮の野蛮な体制に愛する家族を拉致された被害者家族の皆さんに私の心からの同情と祈りをお伝えしたいと思います。

2ヶ月前、私は皆さんの代表に直接お会いするという幸運を得ました。皆さんの代表は、その体験を語ることで、我々アメリカ人に北朝鮮の現体制がいかにひどいものであるかを再認識させて下さいました。

アメリカ合衆国はみなさんの受けた被害に関する北朝鮮の責任を追及するとともに、北朝鮮が全ての人間を当然受けるべき尊厳と尊敬をもって取り扱うよう、圧力をかけ続けます。

みなさんの活動は大変重要です。世界中の人々がみなさんの活動を通じて北朝鮮の内部で今も続いている悲劇をよりよく知ることができるのです。

私たちはこの邪悪な体制から顔を背けることはできません。彼らとは対決しなければならないのです。

みなさんの愛する家族を奪還するため、ともに行動しましょう。最後に、みなさんのご多幸をお祈り申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

《櫻井さん(司会)》
アメリカ共和党のブラウンバック上院議員からのメッセージでございました。

拉致問題の進展にはアメリカブッシュ大統領の『悪の枢軸』発言が大きな意味を持っていました。
やはり、日本政府よりアメリカが動いてくれないと、解決の道は遠いのでしょうか?
アメリカにこのような理解者を得たことは、家族にとっては大きな力でしょう。
ビデオのブラウンバック上院議員の表情は時に優しく、時にはっきりとした口調で家族への思いやりを感じることができました。

|

« 第5回国民大集会(5) | トップページ | 第5回国民大集会(3) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第5回国民大集会(4):

« 第5回国民大集会(5) | トップページ | 第5回国民大集会(3) »