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2004年9月17日 (金)

経済制裁発動を要求する緊急国民集会(2)

2開会の辞 横田滋(家族会代表)(ぴろんさんのテキスト化による)

本日、家族会・救う会・拉致議連三者主催で、経済制裁法案発動を求める緊急国民集会を開きました。
最近、ジェンキンスさんがお帰りになった事が、拉致はちょっと一段落したんじゃないかと言う気風が生まれておりましたので、今日なんかはどのくらいの方が来て頂けるのかと心配をしたのですが、実際はこの会場だけではなく、外の会場等もたくさんの方が来てくださって、我々の心配した事が杞憂になってしまい、本当に心から感謝いたします。

やはりこれだけの方が支持してくださっているという事は、必ず解決すると言うに我々は信じております。
2年前の今日9月17日、今頃我々は政府から最後の詰めをした上でと言う事で、5人生存8人死亡という伝達がありました。そして予想もしていなかった事で愕然と致しました。しかしそれは確認したものではなくて、北からの通知をそのまま伝達された事が分かりました。

そして一ヵ月後に5人の生存の方はお帰りになりましたですが、その家族の方がお帰りになるのは今年の5月22日の小泉総理の再訪朝まで随分長い間、時間がかかりました。それでも全員が日本に帰られたと言うことは、我々としましては当然喜んでおります。しかし一方北朝鮮が、死亡とかそれから未入国としています未帰還者につきましては、未だに全く何の進展もありません。

そこで我々は今日のタイトルにもありますように、経済制裁を実施して一日も早く解決をしていただきたいという事を政府に要請いたします。それから9月29・30日と確定したものではありませんけど、日朝の実務者協議が開かれると言う風に言われております。この席で北朝鮮は何も出さないかも知れませんし、またいい加減な回答を出してくるかもしれません。それに反論が出来るように、我々は政府に情報収集を一段と強めて、即座に反論できるように準備を進めていただきたいと思います。

もうひとつ、小泉総理は国交正常化を非常に急いでおられます。当初は任期中とおっしゃってましたんですが、最近は一年以内、それも出来るだけ早くとおっしゃってますけど、そうしますとやはり拉致の問題は全部死亡と言う形で決着してしまいます、ともかくとしまして、やはりまず国交正常化というより前に、拉致の完全解決と言う事を言っていただきたいと思います。

北朝鮮は10人につきましては、何らかの回答がいずれ来ると思います。
しかしそれはとてもいっぺんに正確な情報が来るとは思えませんですが、しかし更に大きな問題はどうも政府未認定の方で、藤田さんが壇上にいらしていますが、こうした方につきましても早く政府は認定してそして救出を求めなければやはり10人だけで打ち切られてしまうという恐れもあります。ですから政府は一日も早くそういう方を認定した上で、何しろ完全帰国というのは解決というのはそういう方も含めてでなければ、我々未帰還者10名だけではありません。

そのためには政府が制裁をするという決意を固めておかなければ、それに対して国民の支持がなければ、なかなか北朝鮮ていうのはそれに応じてきません。やはり日本の世論を非常に気にしていると思いますから、今日の姿を見たらやはり日本にいい加減な答えを出したら、とても拉致問題は解決とはいわれないので、経済支援なんかは受けられないというふうに考えると思います。ぜひこれからも拉致問題に関心を持って、引き続きご支援くださいますようお願い申し上げます。


司会 櫻井よしこさん
私たちはめぐみちゃんは必ず生きていると信じて、これからも横田さんはじめ皆さんと一緒に、運動を続けていく事をお約束したいと思います。お願いします。(拍手)
私たちが今解決しなければならないのは、10人の未帰還者を帰国させる事に加えて、数百人に上ると見られる特定失踪者の問題も解決する事でございます。この課題は、日本国が責任を持って解かねばならない課題でございます。先頭に立って、この拉致被害者のために働いてくださっている拉致議連を代表いたしまして、会長の平沼赳夫さんにお願いをしたいと思います。
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