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2004年9月17日 (金)

経済制裁発動を要求する緊急国民集会(7)

8 安陪晋三自民党幹事長挨拶

みなさんこんばんは。自民党幹事長の安陪晋三でございます。
自民党拉致対策本部の本部長も務めさせて頂いております。

2年前に小泉総理と共に訪朝をして今日で丁度2年が経過をしたわけでございます。地村さんご夫妻、子供達、蓮池さんご夫妻、子供達、また曽我さんのご一家が日本に帰ってくることができました。しかしまだしかし多くの日本人が北朝鮮に残されたままであります。

われわれは今まで北朝鮮といろんな交渉をしてきました。しかしそこからいろんなことを我々は学ばなければなりませんし、反省をしなければならないと思います。

北朝鮮の善意を信じて交渉していても何も私たちは得ることができないというのは、はっきりとしています。(拍手)

通常国会におきまして勇気ある議員によって経済制裁を可能とする3本の法律を成立をさせました。
特に船舶の入港禁止法案についてはこんな法律を通したら大変なことになるこういわれておりました。事実北朝鮮は報道機関をとおして『強硬には超強硬で報いる』こうやって日本を脅したわけでございます。残念ながらわが国には脅しに屈する人たちが沢山います。こんな法案を通したら大変なことになる、けっして良い結果が得られないと言うことを、評論家、学者や、ジャーナリスト言っていたではないですか。
残念ながら政治家にいたのも間違いありません。

しかしみなさん、我々はその行為に屈しなかったわけでございます。そしてその法律を通したら、何が起こったでしょうか。テポドンが飛んできたでしょうか。結果は皆さん、子供達が、家族がやっと返ってくることが出来たではありませんか。我々が今行っているこの対話と圧力、そしてしっかりと圧力をかけていくという政策が決して間違っていない言うことが判るではないですか。

総理が5.22に訪朝したときに金正日委員長は、10名の安否について再調査すると約束をしました。しかし残念ながら未だになしのつぶてであります。このように誠意ある対応をしないのであれば我々は経済制裁について検討を求めざるを得ないと言うアピールを党として出したわけでございます。(拍手)党においてこうしたアピールを出したのははじめてでございます。この我々の決意を決して北朝鮮には甘く見ないでもらいたいと言うふうに思います。

みなさん耳を澄まして頂きたいと思います。『私たちを助け出して頂きたい』『助けてください』という声が、横田めぐみさんの声が、有本さんの声が、多くの日本人の声が私には聞こえます。みなさんにも聞こえると思います。我々は政治家としてこの責任をしっかりと果たして行かなくてはならない、このように決意をいたしております。

ひとりの日本人の命をおろそかにする国、そういう国であってはいつか日本は滅びるのであります。決して我々は北朝鮮による拉致被害者を見捨てない。これは大原則でございます。(拍手)この原則をもとにしっかりと我々は政府と共に成果を得るべく頑張って参ります。

このことを決意を申し上げまして、私の挨拶とさせて頂きます。(長い拍手)
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