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2004年11月 8日 (月)

横田家の決意 横田拓也さん(2004/11/8)

今回の第3回実務者協議おそらく北朝鮮は国家をあげて安否未確認者、横田めぐみをはじめとする死亡とされる人間達があたかも死んでいますと言うことを、思いっきり仕掛けてくると思います。
私たちはこのような仕掛け=欺瞞工作に絶対に乗じてはならない。
すなわち、今回の実務者協議で日本政府がどういう事を北朝鮮に対して言っていくのか、そして北朝鮮政府が、関係者がどのような事を日本に対して言って、仕掛けてくるのかということを本当に凝視して、注視していく必要があると思います。
日本政府は何処まで真剣になってこの問題に対して取り組むのか?そして自国民の命、人権、生活、こういったものを何処まで真剣に考えてくれるのかと言うことを私たちは真剣に捉えてこの問題の成り行きを見守っていく必要があると思います。
今回の実務者協議、一回目、二回目と同様、何もないゼロ回答、もしくはウソの上塗りのような状態であれば、私たちは、国に対して、政府に対して、速やかに経済制裁を発動するように声をあげて行動に動くべきだと思います。

そして本日私たちは家族会として、横田家として、町村外務大臣宛に一通の横田家としてのお願い文を出させて頂きました。
文章が長いので3つだけご紹介します。

(一つ目)
私たちは今回の実務者協議で過去の情報の是非を問うようなことをして欲しくない、そう言うことに時間を割いて欲しくないということをまず訴えています。すなわち、現在の事実、今の横田めぐみ、他の安否未確認者の安否、今を調べて欲しい、これに時間を費やして欲しい。
現在の事、今を調べてほしい。めぐみの病院の履歴、パスポートなど偽の情報に時間を割いて欲しくない。今どこにいるんだということをどうか突き止めてほしいということを町村外務大臣宛にお願いして参りました。

(二つ目)
そしてめぐみの夫とされるキムチョルジュ氏、この人に合う場合は、本人が本物であるかどうか、必ず、血液採取、人物の顔の撮影をしてくるようにお願いをしました。
私たちは彼が本物であるかどうか検証する術はありません。彼の血液、顔を知ることによってめぐみが本当に何処にいるのかと言うことを真実の情報を彼から引き出したいと思っています。
また同時にヘギョンちゃんの弟(異母弟、ほんとうかどうかわからないんです)も含めて科学的検証ができるように、その要求を北朝鮮に突きつけて欲しいという事をお願いして参りました。

(三つ目)
3点目です。拉致を実行したのは、北朝鮮政府です。独裁者である金正本人の指令によってです。ですから今どこにいるかを知っているのも北朝鮮なんです。すなわち一から再調査するような必要はないと言うことです。したがって、手元にある情報を速やかに出すように、全て出すように強く毅然とした態度で望んでほしいということを訴えました。

そして北朝鮮仕掛けてくるあらゆる謀略、欺瞞工作によってですね、私たちは、もしくは日本国民の多くが騙されるかもしれない。そう言う報道が繰り返されるかもしれない。そう言うことがあってはならないと言うことです。私たちは国が責任をとって調査してきてほしい。従って私たち横田家としてはキムチョルジュ氏との面会ですとか、彼らが仕掛けてくる情報の確認のために横田家が訪朝する意志は一切ないと言うことを お伝え申し上げてきました。

これは国の責任です。国が責任を持って自国民を救出すること、これが日本政府に求められる国の当然とした機能であります。私たちはこの問題を本当に日本政府に、そして北朝鮮に対してお願いしていく必要があります。

私はいろいろな場でお話申し上げます。横田めぐみの失われた過去の時間を取り戻すことはできないかもしれませんが、これからの時間を作ってあげることは出来ます。その力添えを。みなさまのお力なんです。

なんでもない一日を、自由で暖かい一日を送ることが出来るようにお力添えを頂きたい。
そしてどうか両親に本当の、心からの笑顔を授けていただけるように、皆様方にお力添え頂ければと思います。どうぞよろしくお願い致します。【横田拓也氏】


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