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2005年2月19日 (土)

日米韓はどう協力できるか国際集会

2005年2月19日(土)東京霞ヶ関ビルで行われた集会の発言の一部を保存

1 韓国からのゲスト 崔祐英さん  韓国拉致被害者家族会代表 

2 アメリカから スザンヌ・ショルティさん

◆ 崔祐英さん挨拶
みなさんこんにちは、今回の国際集会に私をご招待頂いてありがとうございます。
私は金正日政権が話している新しいウソ、すなわち偽遺骨問題と戦っているみなさんと(心を)一緒にしようと韓国から来ました。

拉致問題の真実を究明するために命をかけて戦っている拉致被害者ご家族会、救う会、拉致議連、(一部不明)日本の国民に感謝し尊敬を申し上げます。

韓国にも拉致問題について良い成果がありました。
1番目
始めて拉致問題について話してくれる議員が出てきて日韓関係に置いて議員レベルの連帯ができるようになりました。
2番目
韓国の政府も昨年11月から、2ヶ月に一回拉致担当の局長と拉致被害者家族の面談ができるようになりました。
3番目
200年に拉致されたキム・ドンシク牧師が脱北者の証言で拉致被害者として認められました。

最後に、北朝鮮は拉致された韓国人はひとりもいないと言っていましたが、(写真を掲げながら)この写真のように、北朝鮮で韓国の拉致被害者の写真が撮られました。これで北朝鮮の言うことは絶対ウソだと明らかになりました。

日米韓の連帯が必要だと思います。
一緒に頑張ってください。ありがとうございました。

◆スザンヌ・ショルティさん 

※録音状態が悪く、完全ではありませんが、少しでも会場での発言をお伝えしたく。

島田教授から、スザンヌショルティ氏について
昨年成立した北朝鮮人権法案の成立に民間側で寄与した人です。おそらく金正日が、最も暗殺したいアメリカ人の一人 と紹介(会場笑い)

『スザンヌ・ショルティ氏の発言』
 今日、皆さんの前でこのようにお話しさせて頂けることを嬉しく思っています。
(関係各位に対する謝辞・・・ 略)
日本に招待して頂いたことを改めて感謝いたします。
日本語が話せないのが残念ですが、通訳がいて良かったと思っています。(会場笑い)

 今日は私以外にもみなさんに直接挨拶したいという方がいらっしゃったのでここでご紹介します。

 その方はアブラハム・クーパーさん(ラビ=ユダヤ教司祭)とおっしゃって、サイモン・ヴィーゼンタール・センター(ホロコースト生存者によって作られた国際的記録保存組織の博物館、研究機関)の館長をなさっていてます。

 クーパー氏は、ホロコーストの生存者として普通の生活をなさってもよかったのですが、この経験を絶対に無駄にしてはいけないと言うことで、ナチスの政治犯を見つけ出す活動を含めて力強い活動をなさってきた方で、今でも非常に大きな影響力を持っており、ユダヤ教の方々から大変支持を得ている方です。

 クーパーさんは、私が主催する北朝鮮自由連合に最近加わりましたことで、私が日本人拉致問題についてお話ししたこともあって、『日本人拉致問題を自らの経験と照らし合わせて非常に共感をもち感銘を受けたことを伝えて欲しい。』と言うこと、更に『日本人拉致問題を特化したイベントをロサンゼルスのサイモン・ヴィーゼンタール・センターの中心的建物である、寛容の博物館(ロサンゼルス)で、催し皆さんを招待して是非紹介したい』とのメッセージを頂いています。

 私はキリスト教徒で、クーバーは当然ユダヤ教徒ですが、この問題は宗教を超えてみんなで努力し合うべき問題と認識しています。

 北朝鮮における人権蹂躙の問題に関わり始めたのは1996年からです。その当時から救う会の関係者の活動、そのめざましい活躍についてはよく存じておりました。救う会関係者が2002年にアメリカに来たときにもお会いしています。

 その時にこちらにいらっしゃる横田ご夫妻に直接話を伺うことができ、さらには第3回北朝鮮人権難民国際会議(2002年2月東京)にも参加させて頂くことができました。

 この第3回北朝鮮人権難民国際会議に出席した後、アメリカに戻る飛行機の中で、直接横田夫妻お話を伺うことができたことによって、実際にめぐみさんが北朝鮮の工作船に乗せられて北に運ばれる姿、情景を想像して、お恥ずかしい話ですが、自分の問題として本当に捉えて落ち込み、感情的になり涙を流してしまいました。

 それを見ていたスチワーデスはおそらく、『この方は愛する家族を失った』と思ったかもしれません。私は愛する者を失ってはいないのですが、横田さんたち、みなさん(被害者家族)が経験したように、娘、母、子供、父、兄弟、妹、みなさんが拉致され、放置され続けている状況を、私は何時までもそのような状況を許してはいけないと感じました。

 飛行機の中で更に、金日成、金正日親子によって行われた凶行によって人生を狂わされた哀しみ苦しみというものは当事者以外でもしっかり理解できる、それほど深刻な問題だという認識をしました。

 2002年3月アメリカの人権委員会において証言した際に、北朝鮮における全般的な問題の中で救う会からの資料と日本人拉致問題の深刻さについて資料を提出し証言できたことを報告させて頂きます。(拍手)

 私は、1999年日本で行われた人権に関する集会に参加した際に(小川晴久さんにによって提言された在日朝鮮人の帰還者日本人妻についての救出活動の一環だったと思います)二人の有名な人権活動家にお会いすることができまして、その当時から私は、北朝鮮対する人道、経済援助は全て断ち切るべきだと感じていました。(拍手)

 その当時このような人権活動家でも私の言うことを少し過激すぎるのではないかとの感想をもっていました。それは何故かと言えば、北朝鮮は飢餓を訴えていましたので、それによって日本、韓国、世界中から何万ドルというお金が送られていたからです。

 このように著名な人権活動家でさえ余り好ましく思っていなかった状況のあとで、匿名という条件で二人の日本人女性にアプローチを受け、(彼女たちから)『金正日が北朝鮮において如何に食糧やお金が横流ししているか』を知ることができました。

 最近援助を行うNGOが実際に(飢餓の)家族に食糧を渡し、(受け取ったことを確認するために)サインをもらい、NGOの関係者が達成感を得て去った後、北朝鮮の軍隊がやってきてそのまま援助されたものを持っていってしまうという実態を聞かされました。

 この話は(匿名の日本人女性が話した内容)は、私は既に以前から知っておりまして、99年北朝鮮を訪れた、(聞き取れず不明)さんの言っていたことと全く同じ事でした。

 このようにNGOなどによってもたらされる北朝鮮の状況を知る者として、今実際に皆さんが取り組もうとしている『単独の経済制裁』を完全に支持します。(会場大きな拍手)

 みなさんの取り組もうとしている経済制裁が北朝鮮の国民を傷つけると言うことを心配しないでください。
 すでに金正日は彼等を傷つけ最悪の状況に置いているのであり、この経済制裁はこれ以上国民を傷つけるのではなく、金正日を傷つけるものだと考えてください。

 その例としましては、非常に保守的な数字=少ない見積もりとしても、彼は毎日42人の政治犯を政治犯収キャンプで殺害していると言う数字、更に391人の人間が毎日飢餓で亡くなっているという事実があります。これはとても保守的な数です。実態はこの3倍4倍の被害があるのではないかと思われます。

 先週、●○ユース(不明、団体名)の報告によれば、北朝鮮から中国に脱北者した人間で強制送還された人々は射殺されているという報告があります。(続く)

 最近国際社会は津波の被害で失われた多くの命のニュースに圧倒されていますが、このような事実からもわかるように、津波による被害者は金正日が人工的に作り上げて殺害した人間のたったの5%にしかすぎません。つまり津波によって亡くなった人間の22倍の人民を金正日は殺害していると言うことです。

 今、北朝鮮は核の脅威を戦略的に誇張することで、人権問題から目をそらそうとしています。しかし、核問題と人権問題はコインの表と裏のようなものであって、同じように悪の根元をもっています。世界を核弾頭で脅かす勢力は、同じように人権蹂躙を行い世界を脅していくという実態があります。

 我々はこのまま自分たちを信じて、核問題に注意をそらされることなく、今まで通り継続的に北朝鮮の人権問題を改善するよう世界に訴えていくべきだと私は思っています。

 さらには、金正日のウソは、核の脅威を誇張することによって、自分たちの国民(北朝鮮人民)にも影響を与え、自分たちが正に明日にでも核が使えると強調し、国内のプロパガンダに利用し、自分に感謝させる。我々(国際社会)に対しては核を使えると脅すことで、日本・韓国・アメリカのその脅威におびえた政府から何時も援助をひき出していくと言うことです。

 核脅威を戦術的に利用する金正日との間で、核に関する協議だけに集中することは彼の術中にはまることになります。

 核問題だけに集中することは、金正日は本当に悪の指導者だと考え、将来本当に排除しなければならないと(he must go)北朝鮮国内で活動する人たちの勢いをそぎ、金正日がいなくなった後の世界への希望を奪い取ることになります。核問題に集中し人権問題を隠すことで、我々はそのような罪を犯します。

 何故我々がそのような勢力(反金正日の勢力)がいると判っているのかと言いますと、毎回毎年北朝鮮から脱北する人々がいるという事実があるからだと申し上げておきます。我々がわかっているだけでも30万人の北朝鮮の国民が大変厳しい選択を、~つまり北朝鮮の中で飢餓で飢え死にをするか、かなり厳しい状況の中、チャンスを見つけて脱北するかという~そう言った選択を迫られているのです。

 我々は今とても重要なポイントにいます。我々は金正日がずっと続けてきた核を利用した脅迫というものに負けてはなりません。

 そう言う意味で皆さんが取り組んでいる問題は非常に重要です。拉致問題を強調すれば強調するほど、金正日の悪の実態を世界中にさらけ出すことになります。

 みなさんも記憶にあるように、金正日は実際に日本人拉致を認めました。金正日自身の持っている人間としての感覚が如何にずれているかと言うことがこのことで判りました。つまり拉致を認めることだけで、日本人がそれ以上の要求もせずにそのまま泣き寝入りをして忘れてくれるのではないかという一般常識からかけ離れた感覚を持っていると言うことが判ったわけです。

 今後は直接金正日と交渉していくのではなく、そもそも金正日がそう言う感覚を持った人間であるのですからそのようなことを期待するのではなく、中国に対してこのまま日本人拉致問題を究明する運動を展開し、更には北朝鮮から中国に命からがら脱北する人間、そしてまだ北朝鮮に残る北朝鮮国民=苦しんでいる人々に手をさしのべるべきではないでしょうか?今必要なのはそう言った活動です。

 更に中国に対して強い姿勢で迫らなくてはなりません。北朝鮮から命からがら逃げてくる脱北者を強制的に本国に送還し、更には北朝鮮の人権が損なわれている事を知りながら何もしようとしない中国に対して何かを言う必要性が有るのではないでしょうか?(大きな拍手)

 そのような無関心な中国が、2008年のオリンピックのホスト国になろうとするのはそもそもがおかしなことではないでしょうか?(そのとおり!大きな拍手)このような態度をとり続ける中国関しては我々はIOCに対して、2008年の会場をトロントに変えるべきだと提案していくべきだと思います。(拍手)

 我々は中国に於いて北朝鮮の脱北者が生きていけるような居住地、衣服、食糧を提供する場所を用意しなければなりません。何よりも重要なことは北朝鮮の国民のためにこのようなことをやっていると言うことを中心に据えていく必要があります。(拍手)

 我々は今まで北朝鮮の中でこのような飢餓、難民問題に対処してきたNGOや関係者、実際に脱北してきた人々、脱北者団体と一緒に活動していく必要があるのではないでしょうか?たとえば脱北者で作り上げられた「デモクラシーネットワーク」または「強制収容所の反対するデモクラシーネットワーク」または「北朝鮮民主化同盟」などそういった脱北者による組織と連帯していく必要があります。

 何故このように北朝鮮国民のために努力しなければならないかというと、金正日が絶えず彼等を抑圧しているからであって、我々が彼等のために立ち上がらなければ誰も立ち上がらないのです。

 更に北朝鮮政府の中にも変革、民主化を希望している人間が秘密裏にいると聞いています。そう言う人たちは外から入ってくる情報に非常に敏感です。そのような人間達は、リスクがあるにも関わらず、海外からの情報を(危険を冒しながらも積極的に)聞こうとしていると言うことを知っています。

 我々は実際に脱北を経験した人間と共に活動しどのようにして、このような情報を北朝鮮国内に入れるか、平和が訪れるために何をすべきかを議論する必要があります。

 これから、金議員から聞きになると思いますが、現在韓国に於いては、金正日政権の崩壊によってドイツでみられたように経済的な負担が起こるのではないかとの心配をしている人間が少なからずおります。このように自分達の利益のために危惧をすることは不道徳だと思っております。

 金正日に対して譲歩し、いろんな援助をするために、実は北朝鮮のGNPを上回るほどの資金を使っていると言う事実を見落としているということをここで申し上げたい。

 想像してみてください。たとえば北朝鮮の人民に手を差しのべ脱北者やNGOと活動をし、亡命者と共に外からの情報を北朝鮮に入れ、更には北朝鮮に変革をもたらそうとしている人々と共に働いて、何時の日かこのような変革者達が、悪しき体制をコントロールし、金正日を牢獄にぶち込んで何時か、彼が、国際法廷に彼が引き出されることを、みなさん、想像してみてください。

 このように金正日体制を崩壊させ、新しい希望を北朝鮮に生み出すことによって我々が今まで支払っていたもの(資金)をセーブすることができます。お金に換算してみると日米韓が今、支払っている金額は90億ドルです。これは全て日本、韓国、米国の税金によってまかなわれています。これが今北朝鮮を封じ込めるために使われているお金です。

 それに付け加え最近になって韓国は50億ドルにも及ぶ金正日に対する援助、アメリカは100万ドルの食料援助、日本は更なる食料援助をしていると聞いています。

 金正日が個人で所有して、国外に貯金しているお金は40億ドルと聞いています。彼は個人的な目的のために、贅沢品をそれを使って購入していると聞いております。

 このような我々の援助を全て足し合わせると、軽く北朝鮮のGNP超えてしまいますし、(援助をすることで)更に彼の力を支え、体制を維持し、脆弱な基盤を安定させてしまうことになるのです。

 想像してみてください。このように金正日を維持し封じ込める政策を続ける事によって使わなければならない費用に比べて、金正日政権を崩壊(レジュームチェンジ)させたあと新しく生まれた北朝鮮を支えるために使われる費用は、現在のような莫大な金額を使わなくても済むはずです。

 私は信じています。これから体制を崩壊させる準備をしていくべきだと。体制が崩壊した際に一緒に動いていく変革者、亡命者と共に、如何にして金正日体制が崩壊した後に北朝鮮を立て直していくかを真剣に考えて行く必要があります。

 その為にはラジオ、コンピューター、携帯電話、そしてどんな手段でも良いんですが、外からの情報を、我々が日本人拉致救出運動も含めて北朝鮮国内にいる人間のために一生懸命頑張っているのだと言うことを少しでも伝えていく必要性があるのではないでしょうか?(拍手)

 最後に改めて、みなさんの日本人拉致救出運動、その成果、そしてその支持者のみなさんの頑張りに感謝し、称えます。この拉致問題は、北朝鮮における全ての人権蹂躙を考慮し、人権を尊重する新しい体制が作られることによって全ての問題が解決すると私は信じております。

一緒に頑張りましょう。(長い拍手)
長い間ありがうございます。(拍手)
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