市川龍子さんの歌
どこに我が子がいるのかと 捜しましたよこの母は
すがる術ないしがらみで 涙こらえる忍冬(すいかづら)
星も凍てつく雪山に 母はひな鳥捨て置かぬ
腹を痛めた可愛い子を 命かけても連れ戻す
千里万里はいとわない 可愛い我が子に会えるなら
親子絆の赤い糸 手繰り続ける歯がゆさよ
これが地獄と言えぬなら 他に地獄がありますか
生きて子どもが帰るまで 望み捨てずに春を待つ
◇巡り来る凍てつく冬の到来に 断じて生き抜け春を信じて
◇北の果て木々(木々だと思うのですがここだけはっきり聞き取れず)を偲びて
◇幾年(いくとせ)か 老いたる母のしわの重さよ
◇故郷(ふるさと)に想いを馳せる弟よ 救いの手立てにいらだち募る
◇遅々として進まぬ異国の話し合い 老いたる母に笑みの来る日は
◇彼の国へ飛んで行きたい今すぐに 翼が欲しいと母の声かな
◇老いていくわが身に鞭を打ちながら 愛しい吾子(あこ)を抱く(いだく)夢見て
◇彼の国で助けを求める弟に 届けとばかりに声を枯らして
◇またしても騙され続ける日本国 国家の誇り取り戻せ今
2005年3月10日(木)
東京友愛会館で行われた市川修一さんを救うぞ東京集会にて
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