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2005年5月 2日 (月)

北朝鮮外交の真実

原田武夫さんの著書より ~未来の日本のために~

「では、日本も『裏』の世界、すなわち単なる情報収集だけでなく、手足となって本当に動く対外諜報・工作機関を創るべきではないか。」ここまで読まれた読者の方々はそう思われるに違いない。ところが、我こそは日本の「世論」の代弁者だとばかりに、声高に対北朝鮮強行論を叫ぶ論者たちは、そちらの方向には議論を進めようとは全くしないのが現状だ。
彼ら、彼女らはむしろ、あくまでも「表」から「裏」を引きずり出そうと、急ごしらえで制定した「経済制裁法」の発動を求め、政府、とりわけ「表」の世界の住人に過ぎない外交当局の「無策」をなじる。

だが、こうした「表」と「裏」を敢えて無視した議論こそ、「無策」なのではなかろうか。民主主義と自由主義を信奉する国であっても、いや、そうであるからこそ、「裏」の世界にも対応できる国家機関を備えているのが国際社会の常識だ。「拉致問題」はこの常識に沿って解決法が見いだされなければならない。

そうであるにもかかわらず、こうした「常識」を無視し、いたずらに「世論」を怒らせる方向へと議論を展開する者がこの国には大勢いる。外交の現場からみると、率直に言うとそこには、日本を混乱させ、拉致問題の解決をあえて遅らせようとする意図を感じざるを得ないのである。「表」の世界にある日本外交を本当に活用するためにも、「裏」の世界への入り口となる情報・工作機関が私達の国にも必要なのだ。

北朝鮮外交の真実より

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