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2005年11月23日 (水)

救出の為に日米韓連帯を!東京集会13

話の花束ぴろんさんのテキストです。
『西岡力 副会長のお話』 

最後に、あと10分くらいしかないのでまとめの話をさせていただきたいのですけども。
つまり拉致問題が国際化してきた、言う事ですね。
今タイの問題が出てきましたけど、実は今度は増元さんマカオの話をされたんですが、これは78年の7月2日にアノチャさんが拉致されてるんですね。

でジェンキンスさんの本によると、アノチャさんは、同じ船に二人のアジア人女性が乗っていたのを見たと言っていたと書いています。
そのアジア人女性が誰なのかがわかったんです。
当時のマカオでは、おかしな行方不明事件、人身売買事件じゃないかとして報道もされていたし、捜査もされていたんですね。
宝石点の店員の孔さん(ホンさん、前述)という方と、ホテルのナイトクラブで働いていた蘇妙珍(ソウ・ミウザン)さんという女性二人が、同じ日にいなくなってる。

日本人を名乗る人間が、フクダと名乗る人間が現れて、案内してくれとか言って連れ出した後いなくなった、いうことなんです。そうしましたら、実は韓国から拉致されて自力で脱出した韓国の映画俳優と映画監督がいる。
1978年に拉致されて、86年にオーストリアに逃げた崔銀姫(チェ・ウニ)さんと申相玉(シン・サンオク)さんが本を書いている。

「闇からの谺」(上下巻、文春文庫)という本ですが、その中で崔銀姫さんという映画俳優が、隣にマカオ人が住んでいたと書いていた。
そのマカオ人と親しく話していたと、行ったり来たりしていたと。
名前はホンさんと言う。
宝石店に勤めていたという。
ピッタリ一致した。

そのことが話題になる中、今度は香港の「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が、13日に記事を書いてるんですね。
マカオでも拉致があったと。
そして、その孔さんの弟さんが出てきた、という記事ですね。
ここにアノチャさんの写真まで出てて。
香港の新聞なんですけども。
同じ日に3人、タイ人一人とマカオ人二人を拉致していたのはほぼ間違いが無い。

そしてこれは少し面白くてですね。
今マカオは中国に返還されているんです。
マカオ人と言うのは中国国民なんです。
中国政府は今、北朝鮮の国連総会の人権決議に反対したんです。
自国民が拉致されているのに反対していいんですか?と。
マカオの人たち、あるいは香港の新聞がこれからどんどん書くでしょう。

つまり、北朝鮮は友好国からも拉致するんですよ。
タイでの拉致は、タイは国交正常化30周年って言いましたよね?
75年に国交正常化して、78年に拉致したんです。
国交(正常化)したあと拉致したんです。
そしてその後食糧支援を要請して米を貰ったりしてるんです。

今テレビなどでですね。
国交正常化した後拉致被害者を探せば良いじゃないかと言ってる人がいますけども、国交正常化したら拉致が起きたんです。
絶対に許さないと言う姿勢でこの問題解決しなけれが駄目なんですよ。
実例が示している。

そして崔銀姫さんの本をもう一度点検して見ますと、ヨルダン人の女性と会ったと言っている。
それからフランス人の女性が拉致されていると聞いたと言ってるんです。
レバノンの新聞、1979年の11月9日の新聞によりますと、レバノン人が拉致されて4人の女性が取り戻されてひとり(北へ)帰りましたよね?
その話は前にここで取り上げた事がありますけども、その帰った人たちが拉致被害者を見ているとレバノンの新聞が書いてるんですね。
それによると、28人。
3人のフランスの女性、2人のドイツの女性、3人のイタリア人の女性が含まれていて、一緒に訓練を受けたと。
というふうに証言しているとレバノンの新聞が書いている。

もう一回言いますとフランス人が3人、ドイツ人が、みんな女性ですね。
女性が一緒に女性同士訓練を受けた可能性があるんですけども、フランス人女性が3人、ドイツ人の女性が2人、3人のイタリア人の女性を含む28人。
で、イタリア人と言うのは、イタリアから拉致された(ルーマニア人の)ドナさんがイタリア人と思われていたかもしれませんね。
ルーマニア人ですけどもイタリアから拉致された。
病気で亡くなってしまった、と曽我さんが言っていますけども。

ドイツ人に関しては、アノチャさんが89年に、アノチャさんの夫は早く病死してしまうんですね。
一人も子供がいないんですけども、89年にドイツ人と再婚すると言って曽我さんたちのアパートからいなくなるんです。
誰と?
ドイツ人の拉致被害者がいた可能性が出てきます。
このレバノン人達の証言、イタリア、ドイツと言うのは他の情報もあるわけですね。
もちろん女性と男性と言う違いはありますけども、ですからもっと詳しく聞かなければならない。

いうことで、北朝鮮は日本に対してですね。
あるいは韓国に対して、韓国は同族じゃないかと韓国は拉致に対して言うわけですね。
同じ民族だと。
北朝鮮の方が暮らしが良いんだから拉致された方が幸せだったんだと、そういう事を言うわけです。
韓国の政府も国民も同族じゃないかという認識はあるわけです。
日本については、日本は戦前もっと酷い事をしたじゃないかと。
800万人強制連行して20万人性奴隷にしたと、言ってるんですよね?

そういう事を言って、国連の人権決議に反対したわけですけども、中国人も拉致しています。
タイ人も拉致しています。
ル-マニア人もフランス人ドイツ人イタリア人も拉致しています。
レバノン人も拉致しています。
この事実をどんどん確定して国際社会に訴えていけば、拉致問題は日本対北朝鮮、北朝鮮対韓国だけの問題ではないと。
国際社会対北朝鮮の問題だと。
国際社会をまたに駆けて凄まじい人権侵害を北朝鮮は70年代の後半に集中的に行ったんだと。
言う事が今明らかになりつつある、言う事なんですね。

アメリカは北朝鮮の人権問題を北朝鮮に強く今言い始めている。
人権特使を作ったんです。
国連も人権報告官を作ってるわけなんです。
日本政府も早く拉致問題を含む人権特使を作って欲しい。
参与をやっていた人で女性で、大変適当な人がいるじゃないですか?(小さな笑い声)
そういう人も居るわけですからぜひして欲しいんですが。
そういう中で国際的なネットワークの中で、だんだん悪事がばれてきた、いうことなんです。

じゃあそれを、実はマカオに出稼ぎに行っていたタイの農村の女性がいなくなる、なんてのは良くあることだと。
北朝鮮は思ってたわけです。
良くある事で絶対にばれないと、ばれなかったんです。
韓国で83000人を拉致して名簿まで作ったけれども、そして国際社会に訴えて国連にも訴えたけども、国際社会は制裁も何もしなくて誰も帰ってこなかったと。
大丈夫だったと。
拉致をした方が得だったと。
で次に漁民も拉致したわけです。
500人くらい拉致したんです。
でも大丈夫だった。
問題にならなかった。

そしてそういう状況の中で76年に金正日が後継者になって工作機関に入って拉致命令を出すんです。
工作員の現地人化をするために、現地人の教師を連れて来いと。
そしたらば77年78年は全世界的に集中的に拉致が起きたと。
日本でも日本政府の認定の16人の内、12人が77年78年なんですね。
アノチャさんも78年なんです。
マカオ人の二人も78年ですよね。
さっき言った崔銀姫さんも78年です。
レバノン人も78年です。
フランス人やドイツ人も一緒に訓練受けてたって言うんですから、78年の頃でしょう。

そして作られた、現地人化された工作員ってのに金賢姫がいるんですね。
金賢姫は84年に当時外国語大学の日本語学科の学生だったのが、召喚されて当時工作員になるわけです。
同期生が8人いたんです。
拉致された日本人が8人、1対1で教育が出来るように準備が整った後、学生を募集するんですよ。
金正日の命令で教員を拉致して、それに朝鮮語を教えさせて教師が確保されたから、80年に学生を募集が始まった。
曽我さんはその中で教師じゃなくて奥さんになったわけですね。
そうだとすればタイ人化の過程もあったんじゃないか?

実際韓国でですね。
マレーシア人に偽装した工作員と、フィリピン人に偽装した工作員が捕まったり殺されたりしてるんですね。
韓国当局によって。
まず80年代にフィリピンのパスポートを持って韓国に入って、「私はアラブ系フィリピン人だ」と言ってですね。
「アラビアの専門家だ」といって韓国の大学の助教授をやっていた。
ムハマド・ハンシュさんと。
ひげを生やしてテレビにも良く出ていた。
アラビア問題専門家で、その人が実はアラビア人ではなくて北朝鮮人だった。
じゃあ、彼はアラビア語を誰から習ったのか?

そしてもう一人、今度は99年に日本にも工作船が入ってきて、日本の海上自衛隊が爆破させましたけど、韓国の海軍も見つけて沈没させたんです。
引き上げてみたらば死体が入っていた。
その人がマレーシア人として韓国に外国人登録をしている人だった。
マレーシア料理店をやっていた。
北朝鮮のスパイだった。
じゃあマレーシア人化教育もあったんじゃないか?

安明進さんなどは、中国系の人も見たし、アラブ系の人も見たし、ヨーロッパ人も見たと言ってるわけですね。
今レバノン人とこの人の話をも合うわけです。
工作員学校の教師としてこれだけの人間が連れてこられたと。
完全犯罪に近かったわけです。
分からなかった。
だからどんどんどんどん拉致して、工作員を日本人化してそして大韓機爆破事件まで出来たわけですね。
155人を日本のせいにして殺す事も出来たんです。
そこまでは彼らの思う壺ですね。
拉致をして工作員教育をして現地人化してテロまで出来たんですね。

しかし金賢姫は生き残ったんです。
あの時金賢姫は毒薬を持たされていたわけです。
で、家族が北朝鮮にいるわけですね。
捕まったら毒薬を飲めと言われて、彼女は毒薬を飲んだんです。
青酸カリを飲んだわけですけども、3日間こん睡状態だったけども生き返ったんです。
そして韓国へ来て、韓国人を殺す目的は韓国は北朝鮮より貧しいから、韓国で革命を起さなくちゃいけないと思って115人殺したんだけど、韓国の方が豊かだった。
それを見て金賢姫は大変動揺する。
人間の心の中にある良心があってですね。
それが自分は罪の無い人を殺してしまった、と思うようになるわけです。
だけど北朝鮮はもう一つ安全装置を付けてる訳です。
それは家族が北朝鮮にいると、裏切ったらば家族が政治犯主要所に送られると、いう事なんですね。

金賢姫はあのまま行ったら辛光洙になれたんです。
自分で脱北したんじゃないんですから。
捕まって刑務所に入っていたらば2000年に(北朝鮮に)帰れたわけです。
英雄になって、家族も英雄だったんです。
しかし家族の事を思うと喋ったら危ないと思う。
しかし自分が115人殺したのは罪だと思う。
大変悩むわけですよね。

そこで私が前、徳間(書店)から出した「拉致の真実」と言う本にもその事を引用しましたが、その金賢姫の本にも書いてあるんですが。
金賢姫は自分のお母さんの事を思い出して、私のお母さんは砂漠でコップ一杯の水があったらば私に譲ってくれる人だ、と。
それくらい私を愛してくれたと。
そのお母さんが、今自分が罪の無い115人を北朝鮮の命令を受けたからとしても殺してしまったと。
謝りたいと。
しかし謝ったらお母さんたちは収容所に入れられてしまうと。
お母さんが、眠れなくて自分の中で自問自答して、うちのお母さんだったら、私たちがどうなってもあなたが正しいと思う道を行きなさいと言ってくれるお母さんだと。
いうふうに彼女は結論づけてその後自白を始めるわけですね。
つまり共産主義の社会の中でも母親が一生懸命愛情をかけて自分の娘を育てたと。
その愛情が完全犯罪を打ち破ったんです。

アノチャさんもそうなんですね。
お父さんが忘れてなかった。
28年間、アノチャ、アノチャと言い続けたお父さんがいるから、近所の人がテレビで放映されたので「お前の家かもしれない」と教えてくれたんですよ。
そうじゃなければ一回放映されて終わりですよね?

家族会の今までの歩みもそうなんですね。
忘れてなかった。
20年経って、もう忘れてなくて、それどころか悲しくてたまらなくて、何が出来るか?とずっと思っていたから家族会に集まって訴えをはじめたわけです。
彼らの緻密に計算された完全犯罪を打ち破ったのは家族の愛なんです。

朝鮮戦争の李美一さんのお母さんは、実は1950年代最初に家族会を作ったんですよね。
髪の毛をずっと伸ばしていてですね。
夫が帰ってきたら髪の毛を見せて、この長さなんだと。
あまりにも長くなって、今でも待ってるんです。
つまり北朝鮮とすれば戦争中のこと、50年前のことだから忘れてるだろうと思ったのに、未だに覚えていて今年の6月に北朝鮮の、あ、8月ですね。
北朝鮮の代表団が来た時にデモをしたんですよね。
北から見れば50年前の何の事だ?と。
でも家族は家族を覚えていて探していると。
そしたら少しずつ、つまり名簿が出てくるんですね。

家族への愛情が事実を明らかにしてここまで来たと。
完全犯罪を打ち破りつつあると。
世界中を対象にして拉致をしてテロをやって、そして北朝鮮の人民を苦しめている金正日政権は今追い詰められつつあると。
言う事を報告できるんじゃないかと思います。
以上です。(拍手)
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