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2005年11月19日 (土)

第3回埼玉県民の集い(1)鈴木松蔵さん

このテキストは話の花束ぴろんさんのてによります。

『鈴木松蔵 救う会埼玉代表の挨拶』 

皆さんこんばんは。(会場より「こんばんは」の声)
第3回の拉致問題を考える埼玉県民の集いを開催いたします。
皆様方、大勢お集まりいただきまして誠にありがとうございます。(拍手)
私はこの会を主催いたします、北朝鮮に拉致された日本人を救う埼玉の会代表を務めます、鈴木松蔵でございます。

今回の県民の集いに当たりまして埼玉県当局を始め、埼玉県教育委員会、さいたま市教育委員会、川口市、上尾市、久喜市、白岡町の後援をいただいております。
そして関係団体と致しまして、北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を図る埼玉県議会議員連盟の皆さん。
そして北朝鮮に拉致された日本人を救出する埼玉の県民有志の会の皆さん。
拉致問題を考える川口の会の皆さん。
田口八重子さんのご家族を支援する上尾市民の会の皆さん。
そして北朝鮮に拉致された日本人を救出する為の四市(朝霞・志木・和光・新座)協議会の皆さん。
皆さんのご協力により、このような会が開かれる事になりました。
誠にありがとうございます。
これからもよろしくお願いを致します。

そして来賓と致しまして、埼玉県知事であります上田清司知事をお招きしております。
少々遅れて参りますが、皆様によろしくと言うことで、まもなく参ります。
よろしくお願いを致します。
そして県議会の拉致議連の副代表であります、田島敏包(としかね)県議会議員の先生。
そして国会議員の金子善次郎先生(自民党)にもご出席を頂いております。
誠にありがとうございます。

私たちは平成12年4月から会を結成し、活動をはじめました。
私たちの目的は北朝鮮に拉致された日本人を救出する事であります。
私たちがこの会を結成したのは、前の年日比谷公会堂で全国集会の後、有志が集まり結成したものであります。
活動の主なものは、署名活動でございます。
当初拉致被害者の救出を求める署名でございます。
次は経済制裁を求めるに替わりました。
埼玉県知事・上田清司様、県議会拉致議連の皆様も一緒にこの署名活動に協力していただきました。
そのほか昨年県民の集い、会の総会、研修会を行い、広く県民の皆様に拉致問題を訴えてまいりました。

拉致問題が大きく取り上げられるようになったきっかけは1987年・昭和62年、大韓航空機爆破事件であります。
これは韓国の航空会社、大韓航空機が爆破され乗員乗客115名が死亡した事件であります。
この犯人は北朝鮮の工作員・金賢姫であります。
そしてこの金賢姫は蜂谷真由美、そしてもう一人蜂谷真一と名乗った偽の日本人のパスポートを持って工作を行ったわけでございます。
その翌年はソウルオリンピックの年であり、もしこれがそのまま爆破されそしてこの犯人が死亡した場合、日本と韓国の関係は厳しいものになった可能性があります。
まさに北朝鮮はテロ国家であります。
金賢姫が逮捕され、証言により日本人教育係りはリ・ウネこと、田口八重子さんである事が分かりました。
これが拉致問題として大きく注目されたきっかけでございます。

その後日朝正常化交渉が行われましたが、北朝鮮は拉致問題は知らぬ存ぜぬを繰り返すばかりでございました。
食料の援助も効果がなかったわけであります。
小泉首相が誕生し、日朝首脳会談が行われ、第一回目の会談で北朝鮮は拉致を認め謝罪しました。
5人生存8人死亡2人未入国ということであります。
5人の拉致被害者が10月15日帰国しました。
そのうち、曽我ひとみさんは政府認定外の被害者でした。
この事から拉致被害者は他にも大勢いるのではないかと思われます。
5人の生存者とその家族は何とか帰国し、永住する事になりました。

北朝鮮が拉致を認めてから今日に至るまで、過程は平坦ではありませんでした。
それは政治家も私たちも 拉致が主権の侵害であり、人権侵害である。
日本人一人一人が主権を守り侵害されぬようにすべきである。
このことをもっともっと認識しなければならない、と思います。
本日は拉致被害者の家族の方の訴え、特定失踪者問題調査会の真鍋専務理事のお話が中心になりますが、最後までよろしくお願いを致します。

北朝鮮が、5人と家族は帰りましたがこれで事件が解決したわけではありません。
8人死亡とされた証拠は何も有りません。
死亡診断書もめぐみさんの遺骨も、偽物でありました。
政府は昨年12月24日、誠意ある対応がない場合、厳しい対応をせざるを得ないとしています。
8人死亡2人未入国との説明を裏付ける物は皆無だった、全く受け入れられないとしています。
そう発表してから1年が経ちます。

何もしないでいたら、拉致問題はこのまま埋もれてしまいます。
拉致問題解決の為に、政府に特に総理大臣に経済制裁の発動を求めるものであります。
多くの県民の皆様、国民の皆様、更にご協力をお願いするものでございます。
被害者の家族は長い年月を経た現在、皆高齢です。
時間がないんです。
拉致被害者の家族の気持ちはいかばかりかと思います。

今年の夏、衆議院選挙が行われました。
私たちは全国協議会と連携し、候補者にアンケート調査を実施しました。
そして当選者の82%が経済制裁をすることに賛成を表明しております。
また残りの方についても経済制裁反対としている者はほんのわずかです。
粘り強く交渉するべきとか、相手の状況を見極めてとか、時機を見て、あるいは他国と協力してなどであって、本質的には経済制裁は止むを得ないとしているのが現状でございます。

この問題が解決されない場合、これからも日本人が拉致される可能性があります。
拉致は日本だけではなく韓国・レバノン、最近ではタイ人も拉致されようとしております。
世界中から拉致されております。
これを止めましょう。
どうぞ最後までよろしくお願いを致しまして。
それから私が目指している趣旨につきましては、外の受付の所で「金正日に正しいメッセージを」と言う本を販売しております。
お買い求めの上ぜひお読みいただきたいと思います。
それではどうぞよろしくお願いを致します。(拍手)

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