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2005年11月19日 (土)

第3回埼玉県民の集い(7)横田拓也さん2

(ここから話の花束、ぴろんさんのテキストです。ぴろんさん、ありがとうございました)

これは私たち民間団体というか任意団体です。
普段の仕事を持っている方々ですから、別に経済的な負担を持ってるわけではないんです。
出来ましたら皆様方の温かいお力をですね、この組織の活動の為、ひいては私たちの家族の為にご助力をお願いできれば幸いでございます。

また、明日以降ですね。
この問題をご友人ですとか知人の方々にお話いただくときはですね、今有楽町のマリオンでうちの写真展をやっています。
これ、昨日のNHKでもうちの母が話しておりましたけれど、たまたま横田めぐみの写真展です。
しかしめぐみの写真展では無いと言うことを持って、ぜひ見ていただきたいんです。
これと同じ家族が4~500人いるということを持ってですね、この問題の根深さ・広がりと言うものをですね。
ぜひ直接目で見ていただく機会がありましたら、お願いしたいと思います。

またお時間が超過しているみたいなので、最後に申し上げますけども、皆様方のお力でご帰国された5人の方がいらっしゃいます。
本当に一歩解決、前進だったと思います。
私はあえて彼らに申し上げたいのは、もっと彼らが拉致問題に、直接に結びつかないとしてもですね。
見聞きしてきた事、体験してきた事、生活してきた事をですね。
私たちが聞く前にですね。
彼らの口から自発的にですね。
私たち国民に対してお話していただけないか?と思っています。(会場内拍手)

これはなぜか?と言いますとですね。
拉致の問題は知らないのかもしれない。
もしかして知っていても怖くて言えないのかも知れない。
それは私はなんとも分かりませんけれども、どんな生活をしていたか?と言う事は私には全く関係のないことかもしれないけれども、ある北朝鮮専門家から見ればですね。
こういうものを食べていたという事はこういう生活待遇にあったんじゃないか?と推測出来るかもしれない。
こういう建物に住んでいたと言うことを話せば、私には分からなくてもある人が聞けば、こういう地域のこういう建物じゃないか?と、点と点がつながって線になる可能性が大きいと思います。
そういう意味では私はどんな事、関係のないこと、間接的なことでも結構ですから、直接国民の前に自発的にお話していただきたい。
そろそろもう帰国されて3年、ご家族ももう戻られているわけですから、私たちがお願いをする前にどうかお話しをしていただけないかな?と言うことと。

後もう一個は亡命元工作員の、横田めぐみの名前を初めて挙げてくださった安明進さんとですね。
彼ら5人が直接会って欲しいと思います。
安さんは北朝鮮の方ですから、国内の事は全て承知しているわけです。
一方彼らも23年間24年間北朝鮮国内に抑留されてきて(他の拉致被害者を)目撃されている可能性はあるわけです。
その人たちの情報を、それは合っているとか間違っているとかあるとは思うんです。
それを私たちは問いません。
この問題解決するためにですね。
お互いに会って、ここはそうだったこうだったということをつなぎ合せて欲しいんですね。
それを私たちはお願いしておりますけども、今の所まぁ悲しいかな実現出来ておりませんけども、そういった事も私はゆくゆく皆様方のお力を借りながら現実的な物にしていきたいというふうに思っております。

横田めぐみを始めとしてですね。
私はこういった集会でいつも申し上げるんですが、多くの被害者達のこれまでの28年間、30年間、40年間の失った時間と言うのは取り返せないんです。
取り返せないんですけども、これからの時間を取り戻してあげる事はできるんです。
それは、アメリカは助言や協力はしてくれる。
ヨーロッパや国連の人権委員会も手伝ってはくれるかもしれないけれども、当事者である我々が力を持って意思を持って態度を持って解決する事は出来ると思います。
他人がやってくれる事ではないんです。
私たちの国民が自分の事、我が事としてこの問題取り組んで向き合って、北朝鮮を絶対に許さないんだという意思として表す、と言う事が大事だと思います。(そうだ!の声、拍手)

この活動そのものが私たちの、ひいては自分の将来を明るい物にしていくと思います。
先ほど飯塚副代表がお話されたように、こうして皆様方にお訴えするしかないんです。
私たちは外交官でも政治家でもありません。
訴えさせていただく事しかできない。
皆様方にお一人でも多くの方に広めてくださいと言う事しかできないんです。
しかしこれは民主主義の国家ですから、これが一番強い圧力につながるはずなんです。
私たちはそれこそ母の言葉を借りれば、このままでは死に切れないわけです。
絶対に死んでもこの問題解決させなければならないと言う訳です。

私たちが今回訪米した時にも上院・下院・政府高官・国務省・国防総省のあらゆる方が私の事は知っております。
母や父の事も皆さん全員知っております。
彼らが基本的に日本の民間人に会うことはありません。
しかも日本の政治家であっても、基本的に向こうの議員が会うことはまず無いと言われております。
しかし私たちがお会いする方は全員が、ご本人が会ってくれたんです。
この方が皆この問題を注視して見守ってくれているし、何が出来るか?と言ってくださいます。
たいへんありがたい話ではあります。
しかし動かなくてはこの問題は、動けないわけであります。
小泉総理にいろんな手を使って動いてもらうよう、私たちが具体的な行動に出なければいけないと思います。

本当に私たち訴えるしかありません。
ぜひ、いろんな事件があってこの問題かすむことがございますけども、どうか変わりないご関心をお払いいただきまして、日本政府へ私たちの民意をつなぎとめていただけるようなお願いをさせていただければと思います。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。
ありがとうございました。(拍手)

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