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2006年1月 3日 (火)

今年の展望~拉致問題~

帰国者の証言に関して、私は、帰国者には、帰国者の悩みがあると思っています。
彼らにはどうしても言えないこと、または『今は言えないこと』 があってもおかしくありません。そのことは、蓮池 透さん(青梅・2005/10/29)の中で以下のようなことばから感じます。
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一度だけ弟に聞いたことがあります。まだ子供たちが帰っていない状況の中で、『今、日本で暮らしている、生き甲斐は何だ』 と。
弟は、『兄貴、そんな酷な事、聞くなよ』と言ったあとで、『そんなもん、ねぇよ』と言いました。『でもな、兄貴、俺たちはなぁ、絶対くじけないんだ。何事があってもくじけないというのが、24年間で身に染み付いてしまったんだ。』ということを、私に、怒るように言いました。
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くじけないと言うことを24年間で体にしみこませてしまった彼らが、語れるようになる『何か』がまだ足りないのではないでしょうか?
まだまだ残る、総連の呪縛。
田中実さん拉致に関係した人物が、拘束されずにのうのうと生きている日本社会。工作員も暗躍しているかもしれません。

2006年、私たちが戦うべきは、国内では総連や拉致解決を阻止しようとする勢力であり、最大の敵は、北朝鮮、金正日です。
内側で諍いを起こすのではなく、帰国者が話せない原因を駆逐していくことです。
未だに暴言を吐き続ける辻本清美氏(もじもじスケッチさん参照)も復帰しています。

戦う敵を支援者や組織の内側に作るのではなく、外側の人々に共感を得られる言葉で語り、理解を得、大衆世論を大きく巻き込んでこそ、政府は動きます。

内側に敵を作らず、外側のこちこちの北朝鮮シンパを駆逐することです。

今年、運動家ではない、私たちのような普通の市民が結束し輪を広げることができれば、運動は間違いなく勝利に近づくでしょう。
そのためには内部改革と、外側をできるだけ多く巻き込むこと。本来の敵である北朝鮮と総連と戦うために政府を動かす力と知恵を集結し、蓄えることです。

みなさん、それぞれ感じ方、とらえ方、好みもあるでしょうが、目的はひとつ、被害者奪還です。そのために、どうぞみなさんも声を出し続けてください。(金木犀)

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