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2006年2月 5日 (日)

南越谷集会3

『飯塚繁雄 家族会副代表のお話』 

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皆さんこんばんは。(「こんばんは」の声)
いつもながらこの問題に関しまして、深いご理解とご支援を頂きまして本当にありがとうございます。

言ってみればここまでこの活動が進展したのも、本当に県民の皆さん・国民の皆さんのお陰であろうと言うふうに感じております。
しかもこの問題は後へは下がれない。
前に進むのみと言う状態になってきましたし、また正念場と言うのが来ると思いますけども、我々長い間活動してきまして、また1年経ってしまった。
また年が明けてしまったと、こういう思いでおるわけですけども。
ここにチラシに書いてあるように、私たちはいつまで待てばその被害者と家族と会えるんだろうか?
それまでお互いに元気でいられるんだろうか?
こういう疑問を常に持っております。

皆さんすでにご承知かと思いますけども、横田滋さん、代表がですね。
ちょっと体調を崩しまして、過酷な活動、日程・計画の中を完全にこなしたと言う事が、逆に本人の体を過労と言う形で入院させてしまったと言うのが実態ですけども。
皆様よろしくと言う事で一応体の方は多分近々入院が終わって自宅に帰れると、体自身は元に戻ったという事で、皆さんにご迷惑かけて申し訳ないというお話をされておりました。
しかしながら戻ったと言えども、やはりご高齢でありますし、またいつか同じような状態になってしまっては大変困るわけですけども、当面ですね。
3ヶ月くらいは静養ということで、自宅で静養して頂くように私たちも勧めております。

そういうことでは私もそうですけども、皆さん、被害者の家族の方々どんどんどんどん年をとっていきますね。
そういうことでは一刻も早くと、あるいは今年こそはと言う事を何度と無く訴えて参りましたけども、なかなか思うような進展がされない。
これにつきましては私どもとそれから皆様も、何でなんだろう?という疑問を多分お持ちだと思います。
我々認定された被害者だけではなくて、まだまだたくさんいるだろうとされている特定失踪者の皆さんも多分そういう気持ちで、本当にいつ帰って来るんだろう?と、いう様な思いでおられると思います。

これはですね。
拉致と言うことから関すれば、認定されていようがいまいが同じ状態、同じ犯罪の目に遭っているわけですね。
ですから解決と言う事は全体を見て日本人全員を取り返すと、これがひとつの我々の大きな目標でもあります。
場合によっては段階的にと言う形でも・・・(聞き取れず)と思うんですけど、5人の帰国者がまず帰って来まして子どもさんも帰って来られた。
そういう中で帰って来られた皆さんにいろんな情報を聞いて、我々の被害者あるいは他の日本人の話、全てお話をして頂けるだろうと期待はしていたんですけども、なかなか全部が全部分かってはいない状態でもあります。

暮れから正月にかけていろんなニュースでご存知の通り、北の工作員である実行犯である辛光洙がめぐみちゃんをも拉致をしたと、言う話も出てきますし、それから新たに朴と言う工作員の名前も出てきます。
この朴並びに辛光洙と言うのは、要するに拉致を仕切るくらいの上部にいたのではないか?と。
と言う事は蓮池さんやめぐみさんやそれだけでなくて、我々の被害者を含めて特定失踪者の人も含めた大掛かりな拉致計画があったんではないか?と、いう事を突き止めていきたいと思うんですけども。
残念ながら国際指名手配はするんですが、本人その者は北朝鮮に入っているんですね。
英雄扱いでいますから簡単に北朝鮮が日本の警察に渡す筈が無いと言う、そういう状態にもあるわけですね。
これは場合によっては、辛光洙を犠牲にしてですね。
金正日が「お前が全てやったんだ」と、「私が全部やりました」と言う事で決着が付く形も考えられますけど、今のところはそれも何とも言えない状態でございます。

今なんでそんなにいろいろ細かい情報が新たに積み上がってきたのか?と言う、何で今この時期にと言う懸念もありまして。
一つは日朝協議が開かれる時期でもありますし、更には6カ国協議が今停滞してますけども、その辺の開催についての何かの手を打って来ているのではないか?とか。
いろいろ懸念されますけども、我々はとにかく政府を信じてですね。
お願いしていくしか手が無いわけですけども、それにしても余り政府の態度と言うのは感心する物ではないと。
はっきり分かっていながらも何も手を出せないという状態が続いていましたけども、ここの所においてですね。
特に暮れから正月にかけて、例えばもちろん安部官房長官は前から言ってるように、この日朝協議並びに6カ国の話についても強い態度で日本は接するべきだということを唱えております。

それから麻生外務大臣もですね。
これは年末だったと思いますけども、ハッキリと「こんな北朝鮮に馬鹿にされてはいけない」と、「犯人と言う形ではハッキリしているんだから、我々政府としても強い態度で当たっていきます」と、言うふうに言ってくれましたし。
先日私ども警察庁に訪れて小林警備局長らに会ってですね。
いろいろお願い、要請をして来ました。
それよりも前にまた漆間警察庁長官もですね。
今年こそ、このまま読みますと、「今年勝負に出なければならないのが拉致問題である」と、言うふうにハッキリと言ってます。
それやこれやでいろいろお話を聞きますと、何か政府筋でもあるいは警察でも今までに無い発言がされてますので、ある意味今年は何か具体的な方向が見えてくるんではないか?と、言うふうに私たちも感じております。

小泉総理も任期中に何とか日朝正常化を実施して、いわゆる名誉ある総理大臣として名を残したいという気持ちも未だにあると思うんですけど。
それにしても言ってる事がなかなか辻褄が合わなくってですね。
例えば昨日の施政方針演説に関しましても、前と同じように「拉致問題の解決なくして正常化はありえない」という事で、その方法としては、やはり「対話と圧力です」と。
圧力についても「いろいろタイミングを見ながら相手の出方を見ながらかけていきたい」と、言うような事を言っておりますけども。
私たちとしては何がタイミングで何か圧力なのか分からないんですけど、とりあえず今、日朝協議と言う形は切れてないわけですから、当初今月の終わりごろと言う話も有りましたけどもどうも来月になりそうだと、言う事になって来ているようです。

その細い糸をですね。
我々は期待しているんですけども、一番心配なのは日朝の懸案の3項目の中に、いわゆる核・ミサイルの問題。
それから拉致の問題。
それと日朝正常化の問題と。
これを平行して審議・論議をしていくと、まぁいうふうな事を言ってますが、心配なのは正常化正常化の方にばかりに目を向けられて向こうのペースにハマってしまう、というそういった心配もあります。

その辺は安部官房長官にも問いただした所、それは無いと。
3つの項目並行に進めますけども、やはり横睨みをしながら拉致の問題はどこまで行ってるのか?どういう確認がされているのか?と言うことも睨みながら後の二つの方向も進めて行くと、言う事を約束をしてくれました。
もちろん我々も前からそういう話で拉致が最優先。
これは何をさておいても日本の、日本人の命の問題、人権の問題。
あるいは愛する家族を引き裂いた、引き裂かれたこの現実、この悲劇。
これをまず第一番に解決して欲しいと言う事でお願いをしてあります。

先日も要請文としてですね。
内閣総理大臣宛、それから警察庁長官漆間さん宛てに要請書を提出しましたけれども、要請文の中身につきましては、今までの経過・結果を示した後、こういう状態においてもあるいは日朝協議の前であっても、我々は北に対する制裁を強く望むと、早くしてくれと、言うような要請をしました。
それからいわゆる辛光洙の話も含めて、拉致実行犯の捜査に対して一層の力を尽くして欲しいと。
犯行の全貌を明らかにして頂きたい。
それから最近また話題になっているよど号の問題ですけども、よど号関係者が帰国した際には拉致問題について徹底した捜査をして頂きたい。

これでもちろん心配されるのは、よど号関係っていうのは犯罪と言うのはいわゆる旅券法違反とか、まるっきり軽い罪に対する捜査なんですね。
森(順子=よりこ)とか黒田(佐喜子)って人も帰って来るんですけども、これらについても旅券法違反だけではなくて、関連した拉致に関する情報を徹底的に搾り出すというような事も言われております。
そういうことでは今回帰って来た後の対応に関する経過・結果が期待って言うか、我々情報として是非欲しい所であります。

政府の方もですね。
1月中に専門幹事会を再度開いて、今までのように関係する省庁だけではなくて全各省をですね。
代表を全部集めてこの拉致問題についての論議をしていくと。
それで各省がいわゆる制裁を含めた北に対してどうするかと言う事を集めてですね。
それを日朝協議なりの一つの圧力として、提出して行こうじゃないかと。
いうような話もありましたので、そういう意味では今年になってですね。
各関係部署から何とかするぞと言う声が非常に聞かれてはいるんですね。
そういうことでは日朝協議いつ開くか分かりませんけど、それまでにそんな準備が進められて、それがどんな有利に進むか分かりませんけども我々としては今そこにしか期待が持てない。

あとその他の大きな圧力としてはご承知の通り、アメリカ政府の北に対する制裁としてマカオの銀行をですね。
北朝鮮の口座関係、銀行書類関係を全部抑えた。
ですから銀行決済が出来なくなってしまったわけですね。
その辺については現金で取引するしかないです。
要するに外貨の無い国ですから、いつも借金で過ごしているような国ですから、そういう意味では資本関係でも相当な圧力を加え、またそれが実際には効果をなして来ているという、と言うふうに私たちも感じております。

ですからアメリカがそこまでハッキリと具体的にしているのにですね。
日本がなぜ日本独自の制裁が出来ないのか?
その辺も疑問に思うわけです。
また例えばアメリカ政府から見ても、アメリカはこんなにやっているのに日本は何でやらないのか?と。
北に対して悪の枢軸とハッキリ言ってるアメリカが、日本がこのまま変に日朝正常化などをしますと逆にテロ支援国家と言う位置付けに評価されてしまう恐れもあるわけですよね。

そういうことも考えながら、ちょっと我々としては難しい問題ばかりがかぶさって参りますけども、我々全く素人です。
言ってみれば北に拉致された、言ってみれば被害者の可哀想な家族の集まりなんですね、家族会といえども。
更には特定失踪者百数十人、場合によっては300人と言う人がいると言う事もだんだん分かって来ておりますから。
そういう意味では私たちは、ある意味途中経過はどうでも良いと。
とにかく北がやったという事は100%ハッキリしている訳ですから、北に対して拉致した日本人を全部返せと言う強い交渉を、まぁ要求ですよね。
そういう時点から徹底的に要求なり制裁なり、解決の方向なりを出して頂きたいなとというふうに思っております。

今年もまた、いつになるか分かりませんけども、皆さんのお力を借りながら私たち家族皆さんとひとつですけども頑張ってですね。
何とか良い方向に行ける様に頑張るつもりでありますので、皆さんに置かれましてもいろんな面で更なるご支援をお願いしたいと思います。
よろしくお願いします。
どうもありがとうございました。(拍手)

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