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2006年3月28日 (火)

日本の春に・・・

東京は間もなく桜が満開を迎えます。
近所の遊歩道は、八分咲きの模様。提灯も下げられ、花見の季節真っ盛りです。
署名活動の行われている上野も今週末は満開かなと思います。

春の明るい日差しがまぶしいですね。
水戸から梅の盛りの写真が届きましたのでご紹介しておきます。

    




偕楽園の梅、次の出番を待つ、桜の蕾もふくらんでいます。
日本の四季、季節の花を見るたびに、拉致被害者が未だに戻らないもどかしさを感じます。
ぴろんさんの紹介してくださった、生島馨子さんの著書、『うらさんの涙はダイヤモンドになって』は特定失踪者のご家族のお立場、辛い思いをひしひしと感じる事のできる支援者必読の一冊です。

今、拉致問題が僅かに動きを見せている、この状況を見守りながら、特定失踪者のご家族は、期待と一緒に大きな不安を抱えていらっしゃいます。生島馨子さんも、そのお一人です。都会の中で、特に支援団体もなく、政府に認定されない拉致被害者の家族は、不安定な立場で、救う会、調査会にも気遣いをしています。

昨年韮崎で行われた集会で山本美保さんのご姉妹、森本美砂さんがおっしゃっています。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 『日本の中で400人以上いる特定失踪者家族は、あまり声を出していないんです。
 拉致の認定をもらっていないからです。
 「拉致でなかったらどうしよう」と言う不安を抱えて生きているんです。
 何十年も家族に会えない状態で苦しい胸の内を秘めながら、
 「でも拉致でなかったらどうしよう。」
 「特定失踪者問題調査会の荒木さんたちに迷惑をかけるんではないか」
 「批判されるではないか」
  と、そんな思いもあってなかなか声を出せません。』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

特定失踪者のご家族の中には、支援団体のある方もいらっしゃいます。でも、それは数えるほどです。一部のご家族は、地方の救う会と連絡を取られています。しかし400に上る特定失踪者ご家族の中には、孤独に苛まれ、支援団体もなく悶々とした思いで、北朝鮮に奪われたかもしれない家族のことを心配している方が多いのだと思います。

拉致を確信していても、<拉致でないかもしれない>という不安も抱えている。目撃証言の無い特定失踪者のほうが多いのですから、証拠もなく、認定もされず、調査もされず、交渉に名前のあがることもない。

その不安定な立場を、隣人である私たちは救って差し上げられないのでしょうか?その気持ちを聞いて差し上げる、悩みを分かち合う、それだけでも、心晴れることも多いのだと思います。

拉致であろうが、無かろうが、隣人の苦しみ哀しみに手をさしのべ、助け合うのが日本人の美点ではありませんか?

ご家族は、心から日本の春を楽しめません。
今、動きが見えるからこそ、特定失踪者のご家族は、その流れに、自分たちの家族が置き去りにされ、埋没するのではないかという不安を抱えていらしゃると思います。

特定失踪者の名前を覚えましょう。そしてその人達のことを考えましょう。気になることが見つかるかもしれません。
せめて、せめて、名前を。

生島さんのお母様は昨年2月に99才で、大好きな梅も桜も見ることなく亡くなられました。
せめて、水戸の梅の写真をお仏壇に供えたいと、ふと思いました。
馨子さん、元気を出して!
私たちも、忘れない、僅かですが手を差し出しますよ!

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