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2006年8月 5日 (土)

「耀徳(ヨドック)ストーリー」について

鄭成山(チョン・ソンサン)氏 
◆人 鄭成山(チョン・ソンサン)さん(36才)

 ~~~北朝鮮の収容所を描くミュージカルを監督する脱北者~~~

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政治犯収容所の非人道性を告発するミュージカルの題は「耀徳(ヨドック)ストーリー」。
南北和解を目指す韓国政府関係者から内容の変更を求められたり、会場に内定した劇場に断られたりしたと韓国で報道され、15日のソウルでの開催前から話題になっている。

北朝鮮で栄光の頂点に立った女性舞踏家が、耀徳(ヨドック)収容所へ送られ、冷酷な収容所長との間で愛と葛藤の悲劇を展開する物語。「日本人拉致被害者」役も登場する。幼い頃隣に住んでいた日本出身の一家が収容所に送られた思い出をもとにしている。一家が歌った「北国の春」を劇中でも「日本人」が歌う。

朝鮮労働党幹部の家庭に生まれ、平壌演劇映画大学とモスクワで映画を学んだ。韓国のラジオを聞いたことを理由に沙里院の収容所に送られたのが、偶然の事故のため逃げ出すことができた。北朝鮮を脱出して95年、韓国に来た。

「シュリ」「JSA」など大ヒットした韓国映画の脚色を担当。映画制作を通じて南北朝鮮の若いに一役買おうと思った。だが、02年、「収容所で父親が公開処刑された」と聞かされ、「父に代わって北朝鮮の人権抑圧状況を伝えるのが自分の使命」と思い立った。

ミュージカルに出たくて集まった韓国の若い俳優たちが、練習を見に来る脱北者から体験談を聞き、北朝鮮の現状を学んでいる。「ここも南北対話の場」と自負する。

(2006年3月15日新聞記事より)

民族の傷に薬を

北朝鮮告発ミュージカル監督来日
北朝鮮で映画制作を学んで韓国に亡命した脱北者で、北朝鮮の政治犯収容所を告発するミュージカル「耀徳(ヨドック)ストーリー」を上演している鄭成山(チョン・ソンサン)監督(36)が脱北者支援団体の招きで来日した。3月のソウルでの初演以来、韓国で10万人が三田ミュージカルは、秋には米国でも上演される。5、6日には東京と大阪で北朝鮮の人権問題について講演会に出席し、「日本でもぜひ上演したい」と意欲を語る。

◆日本公演を目指す 

栄光の頂点に立った女性舞踏家が収容所に送られる過酷な運命の物語。
耀徳(ヨドック)収容所8年半収容された金英順(キム・ヨンスン)さん(69)ら脱北者から聞き取りした。「日本人拉致被害者」も登場。絶望して自殺を図り、帰れぬ故郷を懐かしんで「北国の春」を歌う。

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金英順(キム・ヨンスン)さん

公演を見た韓国の若い世代から「本当にこんな事が起きているんですか」と驚かれ、「韓国でも北朝鮮の真の姿が伝わっていない」と感じた。

「北朝鮮の人権抑圧は民族にとっての『傷』。傷を隠さずに広げて薬を塗り込むような公演にしたい」と意気込む。

ソウルでは8月11日から再演され、米国では9月、10月にワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルスで公演する。日本公演のめどは立っていないが、劇団四季に2年間所属し、日本語も話せる俳優、李朱蓮(イ・ジュヨン)さん(27)が主役を務める予定という。

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講演会は5日午後一時半から東京麹町の食糧会館、6日午後一時半から大阪中央区の府社会福祉会館で。

2006年8月5日(朝日新聞より)

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