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2006年9月27日 (水)

南越谷集会(4) 鈴木智さん

   『鈴木智さん(特定失踪者・鈴木賢さんの兄)の訴え』

それと3番目になりますが、この写真は私の弟、特定失踪者・鈴木賢でございます。
私の弟は昭和47年5月に大学を卒業し、就職した会社の春のレクリェーションで奥多摩に行くということでハイキングスタイルで、当時の自宅でございました三芳町藤久保の家を、母親と言葉を交わして朝6時に家を出ました。
何としても不可解なことが数多くあるんですけども、ハイキングに行くといって現地に行ってないわけですね。
会社の上司・同僚、どうも本人を見ていない、会っていない。
私も数日後に会社を訪ねましていろいろお聞きしたんですけど、全くと言って良い位本人が現地に行っていると言う姿は見えませんでした。

それともうひとつはハイキングスタイルですから、まさに白のシューズを履いているわけですね。
上着は紺地に白のカーディガン、それから免許証を持って出ているわけです。
この免許証も更新は一切されておりません。
その後も毎年免許証の更新についてはそれぞれの機関に行って調べておるんですけど、全く更新はされていない。
言うようなことで、今年でですね。
丸34年になります。

この間、今お話しましたように家族・友人・同僚その他、誰一人として本人の顔を見たとか、あるいは声を聞いたというような人は一人としておりません。
もちろん私どもは考えられる手立てを尽くしてやるだけの事はやりました。
調べるだけのことは調べました。
しかしながらそれ以降、生死にかかわる情報とか資料などは一切ございません。
今日は特定失踪者調査会の荒木代表がお見えになっておりますが、これからですね。
拉致問題の現状とか、あるいはこれからの展望について、グローバルな視点からいろいろお話を頂けると思いますが。

私、特定失踪者が全員拉致被害者だとは思っておりません。
しかしながら数人か数十人か数百人か分かりませんが、政府で認定された拉致被害者と同じように北朝鮮で拘束されて、国を思い肉親を思って救出を待ち続けている事は間違いないことだというふうに考えております。

現在北朝鮮はミサイルとか核の問題が大変大きく浮上しまして、そちらの方に眼が向いておりますけども、この拉致問題はですね。
国のトップが先送りをしているんじゃないか?と言うふうに考えております。
まさに拉致問題の全面解明、拉致被害者の救出については先送りをされてはたまりません。

私たちはこの拉致問題を次の世代に引き渡すことは出来ません。
なんとしても私たちの世代で解決せねばなりません。
今日お集まり頂きました市民の多くの皆さんのご支援を力にしまして、これからも継続的に拉致被害者救出に向けてのアピール活動を継続していきたいとこういうふうに思っています。
ありがとうございました。(拍手)

蒼き星々サブボード への 話しの花束 ぴろんさんの投稿より

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