「たまてばこ ほら」
26日、午後2時からの、公演に行きました。
参照(若宮優子と仲間達)
momoedakeさんが、紹介してくださっているとおり、昨日は、増元照明さんのトークセッションなどもあったそうですが、今日は、横田夫妻が、観劇され、終了後に舞台で若宮さんと感想や、今のお気持ちなどをお話になりました。 会場は満席、マスコミ各社の取材も多く、テレビ、新聞、通信社のほとんどが取材にきていました。
「てんびん座」の舞台とは又違った形で、オムニバス形式、浦島太郎伝説の<たまてばこ>に絡めて、吹上浜から拉致された、増元るみ子さん、市川修一さんを中心に描いています。 様々な工夫がされており、滋さんも舞台後おっしゃっていましたが、普通のドラマというわけではなく、新しい表現方法をとっているので、最初は判りづらいかもしれません。けれども、イメージを大切にした演出は、後半にいくにつれ、迫力を増してきます。
若宮さんが演じる、市川龍子さんは、ご本人の迫力のある言葉を、抑えめに表現しながら、その抑えめの言葉が、みるものの心に深く突き刺さってきます。 最後に、増元るみ子さんのお姉さま平野フミ子さんの手紙が朗読され、いつしかその声が、平野さんご本人の声に変わっていきます。深い思いやりと再会の願いを込めた平野さんの声が会場の涙を誘い、幕になる演出。
年末ですが、明日、あさっても公演があります。お時間のある方は是非お出かけください。
駅を下りて直ぐのビルです。
市川龍子さんの歌参照:Blue jewel市川龍子さんお歌(1)
市川龍子さんの歌(2)
・彼の国へ飛んで行きたい今すぐに 翼が欲しいと母の声かな
・老いてゆく我が身に鞭を打ちながら 愛しい吾子を抱く夢見て
・風に舞う花の吹雪に君思う 我が家の桜も君を待ち続け
・弟よ君の姿を追い求め 声を嗄らして今日もまた
・どこに我が子がいるのかと 捜しましたよこの母は
・すがる術ないしがらみで 涙こらえる忍冬(すいかづら)
・星も凍てつく雪山に 母はひな鳥捨て置かぬ
・腹を痛めた可愛い子を 命かけても連れ戻す
・千里万里はいとわない 可愛い我が子に会えるなら
・親子絆の赤い糸 手繰り続ける歯がゆさよ
・これが地獄と言えぬなら 他に地獄がありますか
・生きて子どもが帰るまで 望み捨てずに春を待つ
・巡り来る凍てつく冬の到来に 断じて生き抜け春を信じて
・北の果て木々(木々だと思うのですがここだけはっきり聞き取れず)を偲びて
・幾年(いくとせ)か 老いたる母のしわの重さよ
・故郷(ふるさと)に想いを馳せる弟よ 救いの手立てにいらだち募る
・遅々として進まぬ異国の話し合い 老いたる母に笑みの来る日は
・彼の国へ飛んで行きたい今すぐに 翼が欲しいと母の声かな
・老いていくわが身に鞭を打ちながら 愛しい吾子(あこ)を抱く(いだく)夢見て
・彼の国で助けを求める弟に 届けとばかりに声を枯らして
・またしても騙され続ける日本国 国家の誇り取り戻せ今
若宮さんは「日本を信じる」とおっしゃって亡くなった増元正一さんのことばに、演劇でこたえようとなさっているのだと思います。 若宮さんのご了解を得て、講演後ロビーで撮影をさせていただきましたので、ご紹介しておきます。中山成彬・中山恭子ご夫妻からの花も飾られていました。若宮さんは宮崎のご出身で、演劇の企画も、中山さんご夫妻に目を通していただいたとお聞きしました。
横田夫妻と若宮さん
公演後、ロビーで取材を受ける横田夫妻
中山成彬・恭子夫妻からの花
救う会鹿児島のブルーリボン
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