カテゴリー「町田集会『救出してみせる』(2006/10/8)」の記事

2007年2月10日 (土)

町田集会パネルディスカッション(4)

『パネルディスカッション その4』

◆荒木和博 特定失踪者問題調査会代表

有り難うございました。今、増元さんのほうから同時進行ということでですね、具体的に進めていくというお話がありましたので、具体的にこれからお話を進めていきたいと思います。今増元さんがお話になった中にもありました私ども、特定失踪者問題調査会行っています北朝鮮向け短波放送、しおかぜ。さる10月5日横田めぐみさんのお誕生日の時に、テレビ朝日の報道ステーションで、これを取りあげていただきまして、『平壌で聞こえていた』と言うことを流していただきました。みなさんもご覧になった方もおられると思いますが。

実はこれと別のルートでも、情報源の関係で、詳しいことは申し上げられないのですが、北朝鮮の人がこの放送を聞いているということについても確認がとれております。それを北朝鮮の当局ではですね、問題視をしていると言うところまで聞いております。まだ拉致被害者の方が聞いているという情報ではありませんが、おそらくそう言う状況であれば、誰かしら聞いてくださっている方はおられるだろうと思います。

そして、増元さんは、これを今≪国のほうで≫とおっしゃいましたが、残念ながら、この国の状況では、安倍内閣であろうと誰の内閣であろうと、こういうものを国としてやれるような状況にないだろうと思います。我々民間人がですね、やっていくしかない。できることなら、それに御協力を国のほうでしてくれればと思いますが、こういう大事なことはお役所だけに任せておけないというのが正直なところでございます。

これから今私どもがやっておりますのは、放送で情報を流すことと合わせて、様々な第三国経由でですね、情報入手をはかっております。こないだ、一回ひょっとしてここに拉致被害者が、特定失踪者のお一人ですが、いるんではないかという情報がありまして、ルートを通じて調べてみたところ、残念ながら別人であったと言うことがございました。
とりあえず、しかし、そこまではなんとか行けるようになったと言うことでありまして、今のこの状況であれば、短期間のうちに誰かしら--それは政府認定の方かどうか判りませんが--居場所の確認が出来るのではないだろうかというふうに思っております。と言うより、しなければなりません。

さて、それで、もしそれが出来た場合、つまりさきほど佐藤先生が、おっしゃったように、≪本人の居場所の確認≫、そして≪本人へのアクセス≫という問題ですが、本人になんだかの形でアクセスが出来た、そして極秘裏に本人が、たとえば東海岸まで出てきて、『多少の危険を冒しても脱出をしたい』という意思表示を我々が確認が出来た場合、これは今の崩壊前でもやらなければいけないことですが、その時に一体どういうふうになるかというお話を、まず佐藤元空将にしていただいて、そしてどの場合に、政治は一体どうするのか、というところを松原議員の方からしていただき、そしてそれについてご家族の立場で、増元さんにコメントをしていただくという順番でお話を進めていきたいと思います。

◆佐藤守 元空将

長くしゃべりすぎたので、またきましけど。基本的にはですね、【邦人救出】--石破大臣の時に防衛白書がでていますが--【邦人救出】がベースになると私たちは考えております。

現役がどうなのか私は知りませんが、サマワでは二年半相当なことをやってきて無事に帰ってきております。
海上自衛隊、航空自衛隊は、いつミサイルが飛んでくるか判らない中で、黙々と任務に従事しています。
陸上自衛隊の一部はご承知のように、三陸の訓練所におきまして、米海兵隊から徹底的した特種作戦の技術を学んできて、全国で今、普及教育を行っております。
石破さんも、以前にそれを質問をされたときに、『自衛隊はなかなか出来ない』と答えたそうですが、それは、60年間ですね、50年以上自衛隊は『専守防衛』ということで、攻撃を一切、口に出すことを封じられてきた、政争の具でやられてきたということに尽きます。

しかし、私は戦闘機乗りですが、戦闘機乗りが専守防衛で、排他的にやっているわけではございません。これは、いつでも切り替えれば、適地攻撃が出来るわけでありますから、そのいわゆる軍事的な技術というのは、いつでも使えるんだと言うことを、政治家のみなさんが政策に反映していただければ、かなり前進をする問題だと認識しております。

つまり、【邦人救出】、今荒木先生が言われたように、何処かの海岸地点の場所にですね--逆に我々の仲間が佐渡の沖や北陸でさらわれたような状態でありますが--海岸の何処かに極秘に終結したということが、的確な情報が入れば、沖縄に展開している海上自衛隊の色々な艦隊のほうから、陸上自衛隊の特殊部隊が救出をすると言うことは、これは軍隊でありますから、その訓練をやっていれば可能性はあります。

問題は、その時に、インドネシアでありました、・・・ときの『救出』ということではなく、必ず武器を使う。武器を使う、<武器を使うな>と言われてきたのが、自衛隊でありますが、このことで敵を殺す、状況によっては、自分たちも死ぬ。そして、せっかく救出した拉致被害者の中にも犠牲者が出るかもしれない。しかし敢えてそれをやるんだという決意さえできればですね、かなりの作戦は出来るんではないかと私は認識しています。

私はOBで、無責任で、死ぬのは現役じゃないかと後輩に言われそうでありますが、その軍事的作戦行動は、あの防衛白書に載っております、【邦人救出】という一切武器を使わない平和的手段で救出をやるという方策に、武器を使用して、世界各国の軍隊が常識として持っている軍事行動をとることが出来るかどうかと言うところにかかっていると思います。

◆荒木和博氏

というところで大変難しい政治の決断と言うことなんですが。

◆松原仁 民主党衆議院議員

あのー、難しい政治の決断の前にですね、今言った、佐藤さんのおっしゃったのは≪ハードランディング≫の場合だと思うんですよ。もう一つは、≪ソフトランディング≫、といえば、超ソフトではないですが、いわゆる、一つは【邦人救出】と言うことで、勝負をかけると。もう一つはやはり体制を崩壊させる。これが、その、≪ソフトランディング≫という名称が良いのかどうか解りませんが、この二つの、最終的には拉致問題の解決の手法がある。≪ハードランディング≫の場合、当然、拉致被害者救出だけではなくて、それは金正日に対してアタックするというのが当然ですね、テーマにはいってこなければ、これは片手落ちになってしまう。

私はとりあえず安倍内閣が急速にやらなければいけないことというのは、できる限り北朝鮮が追い込められる。(追い込む?)

たとえば、実は今回私は、夏にモンゴルに行って参りました。モンゴルで北朝鮮の問題、人権問題を扱おうという国際的な集まりがあって、そこで我々は議論をしてきたわけであります。最終的にそこに個名をあげて、中国の名前まであげて、中国も北朝鮮に毅然としないと、この拉致問題解決しない。人権問題は解決しない。
それは拉致だけではなく広く人権問題という国民の中での議論をやったんです。

その時に最終的には、アフリカからやってきた2~3カ国が『本国に照会しないと、共同アジェンダに署名できない』、こういうことで彼等は署名しなかった。それはそれで、そういうことで北朝鮮にインパクトがあって、それを主催したモンゴルの国会議員が、アジェンダを出した翌日に--モンゴルは北朝鮮と外交がありますから--北朝鮮の大使館、そこに呼ばれて、『なんであなたは、モンゴルの国会内で北朝鮮に対して、そういうきわめてネガティブな国際会議を招聘したんだ』と。それが効き目があるんです。

私、何が言いたいのかと言いますと、こういう事をやって、北朝鮮の金正日が裸の王様になることなんです。
金正日が今絶対権力を持っていて、すべての人間が金正日をみて生きている。しかし、その外交官、モンゴルですら北朝鮮の人権を言い、中国のことを名指しで批判しているわけです。こういうふうにして追い込んでいくのが大切なんです。

たとえばナチスドイツの末期というのは、ヒトラーの・・ヒムラーというのがいるんですが、彼はヒットラーを裏切ったんです。あれだけヒットラーの双生児のような、双子みたいな、一番ユダヤ人を殺したヒムラーですら、最後ヒットラーを裏切るんですよ。どーう見たって、俺の親分を守るよりは反対に付いた方が良いと。あのナチスですらそういうことがあったということは、当然ですね、今の北朝鮮にもそう言うことがあっておかしくない。

たとえばモンゴルで今年に入って三億円ですね、モンゴルでどうも、マネーロンダリングしようというのがあって、これが、水際で発見された。ま、今言った、中国を舞台とするバンコ・デルタ・アジアの問題、アメリカの金融制裁が効いている。

モンゴルなどの第三国をまたひとつのロンダリング場所にしようとする。それに対してモンゴルと日本の政府が連携して止める。全部彼等が自由に動こうとすると止めていく。止めていって、金正日の側近をヒムラー状態までに追い込めば、これは体制崩壊というのは、一つの方法としてできるだろうと。

もう一つはですね、やっぱり、これは、韓国だと思うんですよ。韓国は、あの盧武鉉というのは、どうもですね、どう考えてたってなんか、間違った人が大統領になった。歴史認識からしてめちゃくちゃでありまして、彼の歴史認識は全くおかしいですから、これはですね、もっともっと日本のマスコミは主張するべきなんですが。

この盧武鉉は、今や、北朝鮮がミサイル撃ったもんだから、窮地に追い込まれて、彼の太陽政策というのは、だんだんと追い込まれてきている。そして、韓国に於いて、まさにハンナラを中心とした政党が政権を執って、そして北朝鮮に対して、厳しい外交をし、単に厳しいだけでなく、あそこ、国境を接しているわけですから、どんどんと、体制崩壊が出来るように。北から南に人が来て盧武鉉政権が出来たなら、スパイが来てやったなら、逆に南から北へ体制崩壊の人間を送り込む。実際できるかどうか、体制崩壊させるメリットがあるかどうか、南も考えるでしょうが。そういうふうに南の政権を追い込んでいく。

つまり同じ民族の韓国が、北朝鮮の崩壊に対して、最も有効な一つの砦になるだろうと思っています。
そう言うようなことを外向的にやっていく。これは絶対にやらなければならない。

最終的に私は、体制崩壊を目指す方が、本当は素晴らしいと思う。たとえば<しおかぜ>もそうです。そういった放送をラジオで放送する。
北朝鮮人権法というのも、本音は、何かというと、北朝鮮崩壊のためにどうすればいいのかということで我々は議論した。・・・・・
少なくとも、そういう様々なレトリックの中で彼等が崩壊するための流れを作りたい。これが、北朝鮮人権法の本音であります。

これは、ソフトランディンを目指そうという方法です。ですから、私は安倍政権としてはすべての彼等の出て行くところを止めていくところを、モンゴルでお金を止めたようにくい止めていって、すべての金正日の側近をヒムラー状態に追い込むような努力をして、やっていって体制崩壊と、韓国を通しての動きもやっていってみるけれども、それができない。それでも、人の寿命というのはありますから、時間がかかったら、これは時間切れで、北朝鮮はセーフでしょう。冗談じゃない。その意味では、従って、最終的にはハードランディングを選択肢として否定しないということを、それは安倍さんがが心の中で思っていればいい。

そして、こういったミッションを国家として遂行することが、実は世界の中で日本が大きく評価されることになりますから、≪拉致問題は、拉致被害者だけの問題ではない≫ と言うことを、今日この場にいらっしゃったみなさん、どんどんとたくさんのみなさんに伝えていただいて。そして、この拉致の問題に対するこの国民の怒りが持続すると言うことが、どちらにしても、最終的に、もし、強いミッション=強いハードランディングをする場合には、猛烈な国民の後押しがなければこれ、出来ませんから--ソフトランディングはそれがなくても或意味で出来るかもしれない--。そう言う意味ではこういった集会で、熱意を盛りあげていただきたい。

だいたい日本の政治は、荒木さんは政治決断と言いますが、政治決断なんてそれほどないんですよ。
民間の熱意でどうにでもなってしまうと言うと極端ですけれども、最高裁判所の判断だって、これは国民の世論で変わってしまいますよ、それは。

だから国民の世論が、この問題では、その今の法律を超えたところまでやるべきだというくらいに沸騰すれば、安倍内閣にしても、我々にしても、--もちろん我々は様々な立場でそのことを主張することは出来るけれども、最終的に国家の主権というのは、そういった世論によって左右されますので、こういった集会で・・・・世論を盛りあげていただきたい。(拍手できこえず)

◆荒木和博氏

ありがとうございました。
今、体制崩壊という事をソフトランディングと言い方で話がありまして、ちょっとそのことでその場合の自衛隊の使い方を佐藤先生にお話をしていただきたいと思うんですが、今お話の中で出てきましたことで、ひとつですね。
普通の集会ではまず絶対に出てこない話を増元さんに答えていただきたいと思います。
それはですね。
場合によったらば致被害者の中に犠牲者が出る事であります。
で、今我々は取り返せないという状態でありますから、ある程度のんびりと言う言い方はいけませんけども、安心して話が出来ます。

しかし例えば、いざソフトランディングであったとしても、その体制崩壊のときに証拠隠滅を図られたりと言うような事は、可能性がある。
今、横田めぐみさんもそして田口八重子さんも増元るみ子さんも、もちろん生きていると思いますけども、しかし、今日生きているという事は明日生きているという事では無い。
身柄は向こうにあるわけでございまして、いわんや政府認定でない方の中には、安明進さんも言っていますが連れて行かれる途中に亡くなってしまった人とか、そういう方もおられる。
ということで、私たち自身がやはりそういう事に間違いなく直面をしなければいけない、と言うときが来るであろうと思います。

私自身、9.17のときに外務省の飯倉公館で梅田副大臣が「横田めぐみさん亡くなりました」と言うのを聞いたときにですね。
自分がやっていた事は結局人殺しだったのか?と言う思いをした事がございましたが、そういうのよりはるかにショッキングな事をですね。
我々はいろんな立場でやっていかなければいけないのではないかと思います。

そこで、本当はご家族の方にこういう事を聞くという事は、如何なものかと思いながら、聞けるのは、こういう場で聞けるのは増元さんしかいませんので、そういう局面に立ったときにどういうふうにお考えになるか?と言うのをお話いただきたいと思います。

◆増元照明氏

今現在、北朝鮮は私の姉も死亡としていますし、横田めぐみさんも死亡としていますし、田口八重子さんも死亡としている。
ですから死亡とした人をわざわざ証拠隠滅でそこで再度、実質的な危害を加える理由がないと私は思っているんですね。
当然他の拉致被害者もそうなんですけれども、かえって生きて良かったという免罪符を思わせた方が良い。
ですから、先ほど言ったようにこちらから情報とかそういったものを正しく伝えてくれるように、メッセージを送るべきだと思うんですけども。

先ほど松原先生や佐藤閣下が仰っておりましたソフトランディングそしてハードランディング、私たちは当然ハードランディングと言うのはあまり、あまりと言うかほとんど認めたくありません。
それはやはり家族に対してどういう危ない事が想定され得るとも思うので、なるべくそういうのを避けたほうがいいだろうというふうには思っています。

今年の2月でしたか、戦略情報研究所(の講演会)で佐藤中将の救出の実質的なやり方というのを(講演しました)。
その中で一番やはり私が疑問に思ったのは、北朝鮮にいる拉致被害者があちこちに点在しているわけです。
その方たちに、どこか一ヶ所に集結してもらってそれを救出すると言うのはまず無理だろうと。
今この北朝鮮の情報を遮断の中で、拉致被害者だけを救出すると言う情報で、何月何日の何時にここに集まってくれと言われても、それはとても無理だろうと思っておりましたので、今現在救出方法はほとんど難しいだろうな、と言うふうに感じております。

じゃあ、どうすればいいか?
本当に崩壊の時には、やはりどこに、誰が、どのように住んでいるのか?を、ある程度把握しておかなければならない。
ですから私たちは本当に早い時期から、小泉総理に元総理に言ったんです、情報をください。
町村外務大臣には情報を集めてください。
日本の国民がね。
いつどこで拉致されて、そして今現在どこにいるのか?

これは(救う会の)佐藤会長が仰ったんですが、これは7~8年前に仰っていました。
中朝国境にいる20万とも30万とも言われていましたけども、その脱北者にお金を渡せば、一億円渡せば、おそらくいろんな情報が入ってくる。
一億円使えばいろんな情報が入ってくる。
10億円渡したら、もしかしたら国が転倒するかもしれない。
そんな状況になっているときに日本はそういうものを一切使わずに、情報を集めてこようとしなかった。
だからこういうような状況に陥っています。

崩壊が目の前に来ているのに、いまだにどこに誰がどのように暮らしているのか?
分からないと言うこの状況と言うのは、私たちは非常に不安なんですが、それでも今からでもどんどんどんどん集めていっていただきたいと思いますし、集めたらすぐに救出の態勢を整えていっていただきたいと言うふうに思っています。(拍手)

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町田集会パネルディスカッション(5)

   北朝鮮による拉致問題シンポジウム「救出してみせる!」
  06.10.8 町田市民ホールにて

『パネルディスカッション その5』

◆ 荒木和博 特定失踪者問題調査会代表

まさにですね、体制崩壊になったときにどうするか?
これもまた具体的に非常に難しい問題でありまして、今増元さんが言われたように一体どこに誰がいるのかが全く分かっていない。
それを通知する手段が分からない、いうことがございます。
我々のやっている短波放送はまさにそういう時にですね。
どこに集合してくださいと言う事を伝えると言う事を重要な目的としてやっています。

そういう時期が来たら全面的にそういう放送にそれを切り替えてですね。
可能であれば出来るだけ時間を増やして、あとは口コミで何とか伝えてもらいたいというふうに思っています。
それで東海岸のどこかへ何とか来てくれれば、そこに今度は護衛艦が行ってですね。
救出が可能ではないか?と。
いずれにしてもその場合であってもその時に何が飛んでくるか分からない、いう状況ですからとても民間の船舶・航空機ではとても出来ないだろう、いうふうに思います。

で、佐藤先生に、そういう場合を想定してですね。
向こうがまさに松原議員の仰ったソフトランディングという状態で体制崩壊になった混乱状態。
そこで何とかしてここへと言う事が通知が出来た場合、どういうふうに動けるだろうとお思いでしょうか?

◆ 佐藤守氏(軍事ジャーナリスト)

ある程度無責任な放談になるんですけど、大雑把に言って沿海部、つまり海岸と都市部と山岳部この3つくらいに分けられますよね?
都市部、平壌を中心としたこの辺は市街戦になる可能性があるかもしれませんが大変難しいかもしれませんが、沿海部に起きましては清津ですね。
あの周辺の具体的に言って何らかの体制が出来れば、アチェのいろんな作戦をやりました救出をやりました海上自衛隊と陸上自衛隊が組んでやれない事は無い。
もう一つは山岳部、つまり中国・ロシアとの国境付近においてはこれはある程度徒歩でのですね。
国境を脱するような事をしてもらわねば困る。
そしてそれに対して陸上自衛隊が出られるかと言うとロシアと中国が・・・(聞き取れず)にかかる。
この3つの分類をどのようにやるかと言うことになります。
しかし、これも増元さんも・・・(聞き取れず)の前で厳しい事を言われましたけど、私も大変厳しくて公算は非常に低いのでは無いかと。
しかし一か八かとなると、かろうじて期待できるのは北朝鮮の国民の中にも体制に楯突いて協力するものが出るんじゃないか?と、か細い希望でございますけど、そういったものをやって何らかの形でやれるんではなかろうか?と。
だいぶ無責任ですが。

問題はですね。
先ほど松原先生が言われたように、ソフトランディングに越す事は無いんです。
しかし、私のような戦闘機乗りに言わせればですね。
・・・(聞き取れず)を持ち出すまでも無くですね、政治の延長線上に戦争というのはあるのであって、政治がやれない場合最後は実力行使というのは世界の歴史であります。
しかしそれを日本はすべて平和憲法の下に封じて来た。
その結果ベトナム崩壊のときも邦人のたくさんは米軍に救って貰った。
中近東、レバノンで崩壊したときも邦人は日本の軍隊や政府機関が救ったわけじゃなく、自転車で逃げてくださいという領事館からの通達で自転車で逃げたりですね。
イギリスのロイヤルヨットが5人救ってくれたり、ロシアの船が救ってくれたりということで、すべてハードの部分をよその国の軍隊に依頼をしてきているという事であります。

これははですね。
私のような右翼とは申しませんが、私はパイロットですから右翼も左翼も必要でございますが(笑い声)、そういうですね。
・・・(聞き取れず)の訓練ばかりをしていた人間にとっては、ある意味で極めて国家に不名誉な立場を与えられている。
・・・(聞き取れず)をした、そこにあるんです。
そこをね、政治の主導でやっていかなくてはならないのではないか?

最後に一言言うとすれば、その時最大のですね、問題は情報です。
先ほど荒木さんも松原さんもちょっと言われましたけど、実はモンゴルの問題をいろいろ言われましたけども、実はわが国の中枢には相当の敵の情報網の回し者が入っているのであって、この機密を保てるかどうか?
防衛庁・外務省や海上保安庁がいろんな公的機関で束になってやるときに、いつどこにどれだけの戦力がどこへ行って隠密行動をやると言う事が敵方にハッキリ抜ける。

それを覚悟でも行くと言う若い後輩たちがいるんです。
それを私は、ハードランニングになるかソフトか知りませんけど、ソフトはもっとしっかり庇ってやってですね。
これは実力を、せっかくなけなしの予算でここまで訓練して来ているんですから、世界中で5指に入る軍隊ですよ?
自衛隊と言う名前ですが、これを使ってですね。
せめて全員とはいえないまでも、30数年間塗炭の苦しみを味わっている我が同胞をですね。
何とかしてこの国に連れて来たい。
そして来年はですね。
めぐみさんの本当の誕生日をですね。
ご両親の前でさせてやるのが国家じゃないか?
税金だけ取っているだけじゃダメだ。(拍手)
・・・・・・・・・。(拍手で聞き取れず)

◆ 荒木和博氏

ありがとうございます。
今先ほど松原代議士が仰った事とも関係しているんですけども、やはり北朝鮮にいる人たちとの協力と言うのも考えていかなければ、向こう側にとにかく日本のこの拉致被害者の救出に協力してもらいたいと。
それは北朝鮮にとって決してマイナスにはならない。
逆に北朝鮮の人たちの今の酷い人権状況をですね。
強制収容所の問題ですとか脱北者の問題ですとかあるいは日本から向こうへ行った帰国者の問題ですとか、そういう問題をすべて解決をしていくんだと。
だから是非協力をしてもらいたいんだと言うメッセージの伝え方、それには最終的にはあの金正日の独裁体制を倒していくしかないと、いうふうな言い方になっていくんでは無いかと思います。

その意味でこの拉致問題と言うのは、単に日本人を助けてくださいということだけでは意味が無いわけでありまして、やはりこの拉致と言う事を通じて同胞を連れて行かれている。
この日本国民であるからこそ北朝鮮の人権問題も酷さがわかる。
だから我々先頭に立ってこの北朝鮮の人たちも含めて皆が幸せになるように頑張るんですと、いう事のメッセージを伝えていく事の必要があるのではないか?と思います。

その意味で、この間の北朝鮮人権法でも民主党は特にですね。
北朝鮮の人権問題というのにもかなり配慮をして修正をしてきてくださいました。
この辺の北朝鮮の人権問題、先ほどちょっとモンゴルの話もちょっと出ましたが、よろしくお願いします。

◆ 松原仁 民主党衆議院議員

広く国際社会から北朝鮮を孤立させるためには、この人権というところにある程度照準を合わせなければいけないというのは、これが一つの戦略としてあると思います。
というのはアメリカが北朝鮮の崩壊を目指す北朝鮮人権法と言うのを作ったのは、それと同じような内容のもので当初民主党案は作られておりまして、当初は与党も同じだったんですが、法務省等の反発があったんだと思います。
それが後退したんですが、我々はですね。
少なくともブッシュさんとこちらにおられますが横田さんのお母さんがお会いになって、アメリカがやるといっている。
アメリカが人権法案と歩調を合わせるという事は日本の法律としてはやるべきだと。
この流れでヨーロッパの国々も、モンゴルも含めてそういった国々も連携していく。
つまり人権と言うところまで概念を一般化することによって国際社会の中で北朝鮮をいぶりだす事が出来るっていうのは、ひとつの戦略としてあったという事は、じつは背景にあります。

私が今本当に仰った概念と言うのは非常に大事でありまして、我々はですね。
日本の邦人を守るのは日本の国が出来ないという事ではいけない。
そんな国がですね。
国連安保理に入ろうなんて話ははなはだおかしなお粗末な話で、それをちょっと考える。
自国民を守らない国がですよ?
国際社会に貢献するなんてことはこれは想起しえないと私は思っております。

私はその意味で当然その事はきちんとそういう方向を目指す事が必要だと思います。
従って先ほど申し上げたのは・・・(聞き取れず)の話もその通りでしょう。
最終的な延長線上にはソフトランディングが出来ない、この見切りをどうするか?というのが安倍さんの判断でしょう。
最後は、このことに関しては家族会の皆さんの賛同は絶対に必要です、もちろん。
そして救う会の承諾も必要でしょう。
そういった中で総理が世論を見ながらハードランディングをする可能性というのは私は否定していない。
当然それはですね。
そういう可能性があるというのが一つの国際社会に対する日本の重みにもなるし一つのプレッシャーですが、しかしあくまでもそれは隠し味と言うか表に出る話じゃなくて、それはソフトランディングでやる。
ソフトランディングで解決をすると。
じゃあ、一体どこの段階まででソフトランディングで解決すると言うか、そのタイムテーブルを内閣の中でどう設定するか?というのがこれが実は戦略的に問われると思います。

もう一つは例えばいかなる独裁国家でもスパイが向こうが、日本はスパイ天国ですから、今日もこの会場の中にスパイが何人もいらっしゃるかもしれないけど、しかしながらその逆にですよ。
我々からも北朝鮮の人民たち、さっき増元さんから1億円と言う話があったけど、やっぱり解決するには良いか悪いかといえば良いに決まっている
日露戦争の時だって騙したらそれで成功したんだから。
従って金を使ってそういった極めて危険な、日本のために、それは金の為にかもしれない。
北朝鮮の拉致されている2000万の国民を解放するためであって、金のために日本のために動くと。
しかし彼らはきちんと拉致被害者はどこにいるかというのを地場で歩いて、現場で歩いて情報を取り付ける。
そういう人間を、今の北朝鮮の体制だったらその辺は荒木さんの方がご専門ですが、独裁独裁といってもかなり緩褌では無いかと思いますよ、私は。
ですからだいぶ箍が緩んで来ている。
実際配給も十分行われていないならば、当たり前なんです。

だから私は日本の方が、こうなると韓国がやっぱり連携したいなと思うんですよね。
しかし日本側はですね。
この安倍政権であって、そんな事をやっていますと言う事は毛頭無いんであって、実際としてどんどんと向こうにですね。
北朝鮮の今いる人間をですね。
お金を渡して日本側の情報網を作り上げるという事は私は当然ですね。
情熱をかけてこの問題を解決をする安倍さんだったらやってくれるだろうと思っていますが、そういうような事をですね。
やっていって万策尽くしてソフトランディングです。

ハードランディングも、その情報が無かったらどこに誰がいるのか分かりませんから。
どれだけ特定失踪者・拉致被害者がいるのか明らかになります。
そういった事を、私は野党の立場ですがある意味では責任を持つ立場の発言には残念ながらなりません。
政権を取る・・・・・・・(聞き取れず)。
そういった意味では安倍さんがですね。
やって来た方ですから、ぜひともお願いしたいし、ここの会場の皆さんの空気はきっと安倍総理にも伝わると思いますから(拍手)、そういったことでですね。
・・・・・・(拍手で聞き取れず)。

◆ 荒木和博氏

ありがとうございます。
時間が残り少なくなってまいりました。
本当はもっともっと議論したいんですけども、時間の関係で後お一人約1分ずつくらいしかございませんが、増元さんから順番にちょっと最後のコメントをお願いします。

◆ 増元照明 家族会事務局長

今松原先生も仰ったように、私たちは安倍総理ならやっていただけるだろうと思いますし、おそらく拉致問題対策本部を官邸の中に作ったというのも来年の参議院選まで必ず何らかの動き・解決までもっていこうという意気込みだと思います。
それをもって参議院選挙を勝って、本格的に安倍さんのやりたい事をやる。
それが安倍さんの構想だと思いますので、拉致問題は来年の春くらいまでには絶対にやっていただけるかもしれない。
でも、出来なくても今の体制以外には考えられないんです、拉致問題を解決するためには。
ですから、国民の皆さんも出来なくてもすぐに批判をするのではなくて、安倍さんしかいないというそういう声を上げて安倍政権を応援してあげて頂きたいと思っております。
よろしくお願いします。(拍手)

◆ 佐藤守氏

私は何度も言いますように戦闘機に乗っておりましたので、政治問題には関心はありますが関与しておりません。
しかしですね。
60年間自衛隊は政争の具にされ続けてきましたし、・・・(聞き取れず)で揉まれていろんな事をされてきましたが、黙々と隊員たちはその任務を果たしてきました。
不満もあります。
それは・・・(聞き取れず)に行ってカラオケやっている馬鹿もおりますが(笑い声)、しかしながらやっぱり国民のために一肌脱ぎたいというのが大勢であります。

戦後のいろんな総理大臣がおられましたけども、やっとですね。
やっと若々しい、過去に囚われない総理が出来た。
いろいろマスコミがあら捜しをしておりますが、そんなではなく挙国一致でやる時期が来た。
多少の不満は乗り越えてですね。
1億2千万の国民が一致団結してですね。
この拉致被害者をまず取り返す。
そしてその次はアジアに対するリーダーシップを発揮する。
こういう事を私は安倍さんに期待していますし、皆さんと共にですね。
まず拉致問題を年内になんとか決着をつけたいと思います。(拍手)

◆ 松原仁氏

この問題の解決と言うのは、やっぱり政治と言うのは世論に同行される。
本当はですね。
私は時には政治は世論と対決しても良いというふうに思っている人間でありますが、しかし今の日本の政治は世論と対立をするところまで強烈な理念を持ち合わせていないですね。
そういった意味では世論が政治をリードする。
私はこの問題で今の内閣がまた我々民主党も含めて、やっぱり皆さんの形成する世論によってこの拉致問題は解決をされる。
こういうふうに思っているんです。

ですから、今日もこの集会の中で、こういった集会がですね。
今の話で今の内閣は確かにこの問題をやって来た。
だから見ていれば良いというんじゃないんです。
だからこそ小泉さんのときよりも20倍30倍皆さんが本気で解決するんだと、そういった思いをいろいろな場所で上げてもらう。
小泉さんに対して100万の署名を出したら、安倍さんに対して今の内閣に対して1000万の署名を出す。
それだけテンションが上がれば、その波に乗って私はこの問題の解決は大きな・・・・(拍手で聞き取れず)。

ですからこの問題の解決は与党も野党も無いんだと思います。
逆に言えば、・・・(聞き取れず)も仰ったように、逆にこの問題に対して余りやるなよと、北朝鮮と何か関係のあるような政治家も中にはいるかもしれない。
そういった事を言ったとき何を言っているんだと言って、私はこれはですね。
もう強烈に拉致問題を解決するんだと、こういった事をメッセージとして上げて行きたいと思いますが、何はともあれ今日の皆様のこれからの周りの皆さんへ対してのよりいっそうの啓蒙をお願いします。
以上です。(拍手)

◆ 荒木和博氏

ありがとうございました。
今松原議員が言われたように、まさにですね。
この運動を引っ張ってきたのはここにお出での皆様、お一人お一人のこうやってお忙しい中集まって来て下さるお力・思い・世論でございます。
この世論が間違いなく政治を動かし、そして松原議員のように先頭に立ってくれる議員の追い風になってきた、言う事でございますので、どうかその点を皆さん自信を持っていただいてご理解いただきたいと思います。

今日この会場には世論の形成の一つと言う事にもなるのかも分かりませんが、この間カナダ人で監督の方が映画を作られて今度日本でも劇場上映されますが、日本でも拉致問題の映画を作ろうということで、山口から須藤久監督初め皆さんお出ででございまして、様々な形で世論をなんとか盛り上げていきたい。
そして先ほどお話の中にもちょっとありましたが、この中にはひょっとしたらひとりかふたり、工作員の方がお見えになっているかもしれません。(笑い声)
この話を聞かれたらですね。
是非本国にどうも日本は放ったらかしておくと攻めて来そうだと、今のうちに手を上げてしまった方が良いんじゃないか?という事をですね。
レポートを上げておいて頂ければまさに今日の・・・・・・(拍手で聞き取れず)。

大変パネラーの皆さんにはご無理を言いまして時間を削っていただいて申し訳ありません。
私もここでこのまま座って聞かせていただきますが、松原議員は今直ちに地元の方でですね。
用事がございまして、今日無理をして時間を空けて来ていただきました。
これから日程のために退席をされますので、拍手で見送っていただきたいと思います。
ありがとうございました。(拍手)

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2006年11月15日 (水)

町田シンポジウム 第二部 家族のトークリレー(3)

   北朝鮮による拉致問題シンポジウム「救出してみせる!」
06.10.8 町田市民ホールにて

第二部 家族のトークリレー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『飯塚繁雄 家族会副代表の訴え』

皆様、こんばんは。(「こんばんは」の声、拍手)
いつもながらこの問題に深いご理解とご支援を頂きまして本当にありがとうございます。
本日はまた、このシンポジウムに本当に真剣な心で参画をして頂いて、この雰囲気がひしひしと私の胸に刺さって来ております。

こうしている間もですね。
今早紀江さんの仰ったように、向こうにいる被害者は今か今かと助けを待っているわけですね。
従いまして私たちはいつも日本人はあなたたちを決して見捨てていないと、もちろん家族もそうです。
ですからこういった雰囲気が何かの形で待っている被害者の方たちに伝われば良いなと、いつもそう思っています。
多分いろいろな情報がある中で、短波放送「しおかぜ」もそうですけども、いろんな口伝えとかそういう形で日本は今こうやっている、こういう動きをしていると入っているはと思うんですけど。
やはりそれがまず今の時点で、彼ら被害者の方々に心を強く持っていただく一つの方法・きっかけであると思います。
ですから私たち、こういうあらゆる機会を捉えて「もう少しだ、もうちょっと頑張ってくれ」という気持ちを込めていつも活動をして参りました。

この問題に関しては皆様のおかげでようやくここまで来たって言う感があります。
これは今まで余りにも長い間何もしなかった政府の責任ではありますけども、皆さんの世論のおかげで政府をやっとここまで動かした、いう事だと思います。
今回の安倍総理の誕生もそうですし、それから安倍総理におかれましては、この問題を常日頃日本の重要課題として捉え、あるいは自分の総理としての責任として絶対に解決するんだという、そういう意気込みが全くぶれておりません。

従いまして組閣が終った3日後に私たち直接面会していただきまして、今までこんな事は無かったんですが、非常に総理のこの問題に対する解決するための意気込みというのを感じさせられました。
この対策本部を作ったということ、先ほども言っておりましたけど、これも早いです。
それから私たちが常に望んでおった拉致問題を専門に、24時間考える組織を作ってくださいと。
そこにきちっとした大臣を入れてくださいという話もして参りました。
それも実現しました。
従って、今回この問題に対する取り組みの最高レベルの組織になったと言う事は私たち喜ばしい気持ちで、私も感想を言ったんですが「今日はさわやかな気持ちで官邸に入れました」と言ったんですけども。
まさにそういう取り組みに対する構えとしては最高の組織になったわけです。

しかも更に総理の気持ちがまたそれに乗っておりまして、9.17以降、要するに帰国者が帰ってきて飛行機のタラップの下で家族が抱き合う姿は今でも脳裏に残っていて、それを早く横田夫妻・めぐみちゃんに逢わせてやりたい。
これを声を詰まらせてですね、涙を流して仰ったんですね。
ですからそういう形を作る、その気持ちが嘘でない純粋な思いであるということを非常に感じました。
これならば私たちは安倍総理に、この安倍さんの本部長となる対策本部については絶大な期待を持ち、見守って行きたいというふうに考えています。

贅沢言えば、「これだけの組織だから私たちはもう家にじっとしていて、すべて政府にお任せしますからお願いします」となるんですけども。
救う会の佐藤会長からも「これだけの組織があるからもう政府に任せられるんじゃないか?」と、「救う会はもう解散しようか」と言う話もあったんですけど、「それはちょっと」と。
「やはり皆さんの力で世論が高まり、政府としてもそれを裏付ける体制が出来て来たんだから、もっともっと国民の皆さんに訴え続けて頂きたい」ということで話がありましたけども。
全くその場では、今度こそという気がしました。
時期がいつになるか分かりませんけども、今嵐が吹き荒れています。
その嵐がいつ収まって解決するのか?と言うのは、そんなに遠くないと言うふうに私は気持ちを持っております。

うちの妹もですね。
あんまり情報としては無いんですけども、ちょうどめぐみさんが金英男さんと一緒になる同じ時期に、韓国人と結婚するんでは無いか?という、信憑性としてはちょっと余りないと思いますけどそういう情報も入っています。
余り長い間、向こうにいるんですからね。
そういう場面があっても仕方が無いと思うんですけども、例え韓国人と結婚しても元気でさえいてくれれば良い。
その挙句の果てにはちゃんと日本に帰国して子供たちに会わせて上げたいと、それにつながれば良いというふうに感じました。

それと先ほどちょっと出ました日本人被害者に傷がつくのでは無いか?と言うそういった話の中でも、私たちこの運動の中で経済制裁を訴える中で、これをやると被害者が不利になるのではないか?と、傷を付けられるのではないか?という心配もあります。
ですけれども、そのくらいのリスクをですね。
きちっと覚悟して捉えて踏まえて戦わなければ、これ日本人、何百人と言う日本人が向こうに拉致されているわけですから、永久にその人たちは帰って来られない。
私たちがこういったハッキリとした態度で北に言う、あるいは政府にお願いをする。
この気持ちを絶対に崩さなければ、例えちょっとした事故があったとしてもこの解決に結びつけるために頑張るしかないんですね。
そういった思いは私たち家族と共に、まだまだたくさんいる拉致された家族の方たちの思いも多分同じだと思います。

私たちは先ほど言ったように家でじっとしているわけに行かない。
体の続く限りこの問題に取り組み、金正日と戦っていかなければならない。
その為には先ほどから出ていますように、今回の政府の救出に対する態度、これを後押し・支援をしていかなければならないということも考えております。
従って、こういった救出作戦なり組織なり安倍総理なりの足を引っ張る人は許せません。
ですからそういう考えの下に 皆さんに更にこの安倍政権を応援していただく。
この問題を早期に解決していただくべく是非声を上げていただき、私たちへの相変わらずの支援、それから国家として当然な形に早くしてもらうという大きな目標・目的もあるわけですから、是非今後短い間にですね。
この問題を解決し皆さんと共に喜び合いたいと思いますし、当然ながら被害者が帰ってくれば何百人の家族がその喜びの思いに浸れると思います。

従いまして、私たち家族会としてもまだまだ計画があります。
例えば今年の年末には国際大集会を東京で予定していますし、それから年末には被害者家族全員の写真展なども計画をしております。
そういったことも含めて全国に歩いてですね。
皆様の協力をお願いしてまいりますので、是非町田の皆さんも今後とも今まで以上にこの問題を理解していただき、是非ご支援をお願いしたく思います。
本日はどうもありがとうございました。(拍手)

・・・集会終了・・・

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町田シンポジウム 第二部 家族のトークリレー(2)

   北朝鮮による拉致問題シンポジウム「救出してみせる!」
06.10.8 町田市民ホールにて

第二部 家族のトークリレー

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『横田早紀江さんの訴え』

皆様こんばんは。(「こんばんは」の声、拍手)
心から本当にお世話になりまして、またご支援頂いて心から感謝いたします。

先ほどの荒木先生、佐藤先生、松原先生ほか増元さんのお話をお聞きしていて、本当にこれは大変な問題で命に関わっている問題ですから、強硬な態度で救出をする場合にやはり本当にある程度覚悟をしなければならない。
それは前に誰か中西先生でしたか、そういう本を書いているのを見ましたときに、本当に拉致被害者と言うのを救出るっていうのをする場合、戦争が起きるような場合もある程度それは悪いものをやっつけると言う意味で覚悟しなければならないというのを、ずいぶん前にお読み致しましたけれども。

私たちはめぐみの名前と写真を一番最初に披露したときに、新聞や本に出すとき、その時非常に悩みました。
そのときからすでに、こういう声を出した時に抹殺されてしまうのではないかという事で、うちでも3対1で非常に悩み続けた短い時間を思い出しますが、やはりある程度覚悟をしていないと本当に悪と言うものと戦う事は出来ないのではないかと、私は本当に初めから悲しい決断をしております。

それで思いがけなく4月に訪米をさせていただき、そして公聴会でも初めて拉致の家族会の一人として話をさせていただく事ができましたし、翌日思いがけずこれもブッシュ大統領とお話をさせていただきました。
その時私は、本当にどうにもならない悪と言うものはこの世にはあって、その悪と戦うために私たちは命を削って一生懸命に救出するために、たくさんの日本の大切な命を救出するために、皆さんの支援の中で頑張ってまいりました。
長い間戦っておりますと言いました。
そしてめぐみの事も話し、めぐみの写真も見せましたときに、本当にブッシュさんはその通りだと、本当にそうだと悲痛な顔をなさって「祈りましょう、頑張ろう」と言って握手をしてくださったんですが。

本当にこのように大変な人間がこの世の中にいるんだという事ですね。
そのためにどれだけ多くの人が苦しまなければならない、悲しまなければならない。
それは北朝鮮の金正日だけではなくて、いろんな国々にやはりそういう悪の思いを持った人が、その思いをだんだん広めていく事によって周りもまた悪に染まっていき、そしてたくさんの罪の無い人がいろんな国で殺されてしまいます。
本当にそのようなものと戦うと言う事は、本当に命がけでなければ出来ないんだなと、私は本当に思わずにはいられないんです。

皆、80歳90歳くらいしか生きられない人生だし、私ももう70歳になりました。
61歳でこの事の活動を始めましてから早10年近くなりますが、あっという間に過ぎていく人生の中で今置かれている中で、自分がその死の時までどれだけ一生懸命心を尽くして来たのは何だったのか?
遣り残すことなく本当に心から子供を愛し子供を助けようという思いで最期を迎える事が出来たのか?ということだけが今残された私の人生の歩みだと思っています。
どういうふうになっていくのか?
難しい政治の話は本当に私たちにはどうして良いのか分かりませんけど、先ほども仰いました。
柔らかい方向、硬い方向、本当に両方使い分けてやっていくしか無いのではないかと思います。

私はいつも思います。
金正日と言う人に本当に話し合って、あなたの子供だってやはり悲しいんじゃないですか?どういう心を持っているんですか?と言う事を本当に話し合って、そして拉致をした事を認めているんだから、本当の事を言ってみんなをすぐに親の元に返しなさい。
そしたら友好関係が信頼関係が日朝の間に生まれるのではないですか?
そしてあなた方も国民の方々も、日本も日本の国民も皆が平和に温かい思いで思いあって、友好関係を持って過ごしていく事が一番いいんじゃないですか?っていうことを、どうしたら伝えられるんだろう?と言う事をいつも思っています。

私たちには力がありません。
本当にただの一介の庶民でしかありませんけども、この事が浮上して私たちは子供のために何が出来るのか?
私たちが経験した悲しみ苦しみ。
そしてそれでも私たちはまだこの自由なこの日本の中で、なんでも頂けてなんでも着る物もあり、言論の自由もあり自由に幸せに暮らさせて頂いております。
連れて行かれた人たちまた北朝鮮に住んでいる多くの人たちは、本当に地獄のような監視の中で、なんで私がこんな目に遭わなければならないんだろう?と、助けて!早く来て!と今も泣き叫んでいるに違いない。
子供たちを思うだけで、本当に命が縮むような思いであります。

まだ倒れる事は出来ません。
帰ってくるまで、頑張るしかないと思っておりますので、どうかこれからも皆さん方本当にお一人お一人のお父様お母様として、ご自分の子供たちを思う。
これからこの子供たちや孫たちが住んでいくこの日本の国が、こんな大切な大事な事を本当に延び延びにして、まだこれ以上放棄して、解決が出来ないままで。
私たちの子供たちがどんな日本に住んでいく事になるのか?と言う事を本当に考えてくださって、心を一つにしてマスコミの方に特にお願いを致します。

先ほど増元さんが言ってらしたように、田中真紀子さんのこの間の国会討論も見ましたけど、どうしてあんなに次元の低いところでしか話が出来ないのか?
本当に日本国民として、悲しく思いました。(拍手)
もっともっと大事な事が、田中真紀子さんも日本の国の人です。
お子さんもいらっしゃる方です。
安倍さんも日本の国の方であり国民であります。
上に立った方を本当に心から応援して、そこはちょっと違うんじゃないでしょうか?と優しく言って、そしてそうだな、そうだなと安倍さんが分かるように、皆もマスコミの方もそのような思いで温かい思いで、この国を良くして行こうという思いで、皆がひとつになって応援しながら良い国を作り上げていくのが私たちの今の使命だと思っております。

どうかこれからもよろしくご支援ください。(拍手)
よろしくお願いいたします。(拍手)
 

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町田シンポジウム 第二部 家族のトークリレー(1)

   北朝鮮による拉致問題シンポジウム「救出してみせる!」
06.10.8 町田市民ホールにて

第二部 家族のトークリレー

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『横田滋 家族会代表の訴え』

皆さんこんばんは。(「こんばんは」の声)
めぐみの父、横田滋でございます。(拍手)

昨年の7月の18日に同じこのホールで集会が開かれましたんですが、その時私は、そのときから見れば前年、平成16年の11月に第3回日朝実務者協議でめぐみの骨が提供されて、それが12月8日に偽物だと分かったとお話をしたんですが、それ以降拉致問題っていうのは全く進展しておりません。
その後北朝鮮は骨を返せとか鑑定は別の物だとか言っておりますが、日本が説明すると言えばそれを聞き入れてもいません。

昨年以降の動きといいますと、今年の2月に日朝の平行協議と言うのが行われました。
平行協議と言うのは、拉致だけでなくて核の問題とかそれから保障の問題も話し合うわけです。
拉致と言うだけでは向こうは追及されるだけでメリットがありませんので、平行的に協議をする。
しかし、拉致問題が解決しなければ補償問題が先に来るという事は無いということは明らかに伝えてあります。

そして北朝鮮側は生きている人とその家族はすべて返した、残りの人は死んでいるかそれから入国していないと、すでに拉致は解決済みだという事を言っております。
それでその時の会合が終りましたときには政府から報告を受けましたんですが、結局何も進展が無かったと言う事。
それから次回いつ開かれるかと言う事も、何も決まっていないという事でした。

その時に日本の代表だった梅田参事官の話ですと、3つの感想を述べられまして、一つは北朝鮮側は日本の世論を非常に気にしているという事です。
そしてその一例としまして、ちょうどその直前に新潟市でめぐみの写真展を開きました。
その事が話題に上がって、新潟は拉致の問題の関心が強いところですが、「写真展を開いたけど2000人の人しか来なかったんだそうですね」と、向こうの代表が言ったそうです。

それに対して梅田代表が、「私が行ったときも満員だった。誰がそんないい加減な報告をしたのかもしれないけど、実際は2万5千人来たんだ」という事で、その時もらったパンフレットなどを渡したそうですが。
新潟のデパートで開いている写真展の人数までチェックしていると言う事は、先ほどの荒木さんの話じゃないですけど、今日の人数だってもし本当に十分の一にして、参加者が100人位だったら正直に報告するでしょうけど、多く集まっても多少割引してでも報告するかもしれませんけど。
まぁ本当に入りなんかもチェックしているという事です。

それから2番目には拉致の国際化を非常に恐れているという事です。
昔は韓国と日本しか拉致問題と言う事は北朝鮮の拉致と言うのは話題になっていません。
レバノンなんかは以前ありましたですが、解決しておりました。
ところが最近では東南アジア・ヨーロッパ等を含めて12ヶ国の人が拉致されているという事が判明して、その為に我々のところにも、日本に来られたタイ国の代表であるとかイギリスの代表とかそういう方とお目にかかって話をすることもありましたし。
それから後から早紀江が話すと思いますが、アメリカでの公聴会とか、サミットで拉致を取り上げるようになったとか、ASEANの会議でも拉致の問題が取り上げられると、国際的に非常に関心が高まって圧力が強くなって来ております。
この2月の段階では訪米と言うのは決まっておりませんでしたが、そういった事は非常に気にしてるようですが、圧力はいっそう高まってきております。

それから3番目には経済制裁、この段階では日本は経済制裁しておりませんけど、アメリカの経済制裁によって向こうは非常に窮乏しているという事で、更に日本も現在万景峰号を止めた後に金融制裁もしておりますから、北朝鮮側は何らかの対抗手段をしなければならなくなってくると思います。
それが3つがそうだったわけです。

それで日本の世論という事になりますと安倍内閣が誕生しまして、それから従来から家族会・救う会がお願いしておりました拉致の対策本部を設けて、首相自らがこの対策本部長に就任されています。
政府にはいろんな対策本部があるそうですが、首相が本部長を務めていると言うのは非常に数少ないそうです。
それから中山前参与も拉致問題についての要職に就いて頂いて、・・・(聞き取れず)首相補佐官に任命されましたし。
それから麻生外務大臣とか鈴木官房副長官とか拉致問題に熱心な方が再任されると、最強の布陣になりまして今回こそ拉致の解決と言う事が期待されております。

それから新しい動きとしましては、今年の春にめぐみの夫のキム・チョルジュンさんが、1977年1978年に韓国の海岸から拉致された5人の高校生の内の一人ではないか?と言う事が判明しまして、それぞれのお母さん・姉さんとかの提供を受けた血液・口の粘膜等から、キム・ヘギョンさんとの親族関係があるかどうかという鑑定をしましたんですが。
それで金英男さんのお母さんからの物が、キム・ヘギョンさんと肉親関係があるという事が非常に高い確立で判明しました。
99%というくらいですから、ほぼ間違いないわけです。
それを同じ結果を、韓国のソウル大学でもやりましたんですが、こちらでも同じような結果が出ております。

それで私たちは・・・・(聞き取れず)英男さんのお母さんとお姉さんに会いました。
韓国の新聞の一面に拉致問題が出ることは全然無かったそうですけど、そんな事から一面に英男さんがめぐみの夫であると分かった事が一面に取り上げられて。
それから我々が訪韓しましたときにはマスコミが非常にたくさんの方が取材に来られまして、そしてお母さんと対面したときなんかは300人の方が取材に来られました。
ですから韓国の方なんかはもうちょっと我々とタイアップしてくれれば、もっと韓国の拉致問題が盛り上がるだろうにとちょっと残念な事もありましたけど。
やはり野党のハンナラ等の朴代表なんかは、拉致された国民を救うという事は政府の責任だという事で、強く迫ってますが、しかし統一相なんかは我々と会う必要は無いなんて言っていますから、国の中で違いがあります。

そして姉さんには北朝鮮に行ってしまえば、やはり本当の事は言えないと言ったんですが、最終的にはお母さんと姉さんの方で判断してくださいと話しましたら、お母さんが非常に体が弱っている関係もありまして、ぜひ生きている内に一目会いたいんだという事で行ったわけです。
しかし行った結果はやはり拉致では無いということ、救助されたんだと言う事。
それで姉さんの方も分かってはいますけど、弟の言う事を信じるしかないと言ってましたんですが。
そういった事が新しいところで出ていますが。
しかし、めぐみのことでは別居したという事で余りハッキリした、死亡したと韓国政府は言ってますけど、本人の口からはそんなに断定した話は出て来ませんでしたし、それから火葬したと言う火葬場も本人が説明したより後に建設されたと言われておりますし、とても信じることは出来ません。

拉致被害者は生きていると言う前提で政府も同じですが、これからも救出運動を続けていきますが、先ほど荒木さんが仰いましたようにやはり世論の力というのが最大の後押しになりますので、ぜひ関心を持って見守ってくださいますようお願いいたします。
どうもありがとうございました。(拍手)
 

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町田シンポジウム(4)ー1

※音声はBlue jewel Voice 町田シンポジウム(4)でお聞きください。

荒木さん
有り難うございました。今、増元さんのほうから同時進行ということでですね、具体的に進めていくというお話がありましたので、具体的にこれからお話を進めていきたいと思います。今増元さんがお話になった中にもありました私ども、特定失踪者問題調査会行っています北朝鮮向け短波放送、しおかぜ。さる10月5日横田めぐみさんのお誕生日の時に、テレビ朝日の報道ステーションで、これを取りあげていただきまして、『平壌で聞こえていた』と言うことを流していただきました。みなさんもご覧になった方もおられると思いますが。

実はこれと別のルートでも、情報源の関係で、詳しいことは申し上げられないのですが、北朝鮮の人がこの放送を聞いてい