« 東京連続集会28(2) 島田洋一救う会副会長 | トップページ | 東京連続集会28 惠谷治氏 »

2007年6月12日 (火)

魏京生氏からのメッセージ

2007/6/12付  調査会ニュースより  
 ~しおかぜのために収録されたもの~ 


   
 中国の著名な民主運動家 魏京生氏 からのメッセージ

 皆さん、こんにちは。

 こちらは日本の独立したラジオ放送、「しおかぜ」です。この放送は特定失踪者問題調査会が運営しています。

 中国の人権問題と北朝鮮の人権問題は皆さんもご存知の通り、大変厳しいものです。多くの人々にとって自由に話をする権利は無く、海外にいる私たちはそのような状況を語って行かなくてはなりません。私たちは中国、北朝鮮の人々に基本的な人権がどんなものなのか知らせていきたいと思います。それは言論の自由、政治の自由、国家を監督する自由を含む権利です。これらはもっとも基本的な権利であり、それが奪われたときに起こりうる悲惨な生活は想像がつくでしょう。

 人権問題は自分には縁の遠いものだと感じ、他人が人権弾圧を受けたことについて無関心な人もいます。しかし、もしも少数の人の人権が奪われれば、多くの人たちの人権も質は低下したと言えるでしょう。少数の人が言論の自由を奪われ、逮捕されたら、他の人々はそれを見て、自分たちも逮捕されると感じ、自由に物が言えなくなるからです。

 自由に物が言える人が減れば、政府はやりたい放題なのです。だからいかなる基本的な人権も私たちの普段の生活には無くてはならない存在であります。

 本来、政府に基本的人権を奪う権利はありません。しかし、中国、北朝鮮、金正日政権のような独裁政権は、基本的人権を剥奪しています。中国各地では、この人権について改善がみられますが、その理由は国際的世論、国内的世論による圧力があるからです。国際社会では、中国、北朝鮮の人権を大変注目しています。特に北朝鮮の卑劣な人権侵害について注目しています。ですから、国際的な注目がこの人権問題の解決へのきっかけにはなるかも知れません。

 しかし、それがきっかけとなったとしても、北朝鮮国内で北朝鮮の人々自らが行動を起こさなければ、本当の意味で解決へ向かうのは難しいでしょう。このような状況の中では、出来る限り多くの人々へ呼びかけることが大切です。

 実際は人権は西洋から東洋へ来たものですが、東洋にも昔から人権のようなものはありました。
例えば、中国でも朝鮮でも、冤罪で捕まった場合には自分の権利を政府へ主張したり、皆で議論し合いました。でもその人権は不公平に奪われたのです。

 このような権利を政府と交渉し、主張することの積み重ねが、人権として扱われるようになるのです。私は中国の過去の経験を北朝鮮の人々にも伝えて行きたいと思います。中国のような大きな活動もありますが、小さいことの積み重ねがいい結果へとつながるのです。このことにより、政府の国民への圧迫は、少しずつ軽くなっていくでしょう。また、政府の国民へ対する無理な強要もなくなって行くでしょう。このような小さなことを皆で行って行くと、その個人の人権だけではなく、より多くの人々の人権も保証していくことになるでしょう。

 例え、自分自身が人権弾圧を受けていなくても、他人の人権弾圧にも関心を持つことが大切です。こうしたような関心、行動が人権の改善につながります。そして社会全体も改善することができるでしょう。これは大変重要であると思います。

 ここで、私から皆さんへお伝えします。日本の特定失踪者問題調査会は熱心に人権問題へ取り組んでいます。調査会は失踪した、日本人、朝鮮人、中国人の調査も行っています。皆さんも情報があれば提供してください。電話は81-3-5684-5058、FAXは81-3-5684-5059です。ここへ皆さんが情報提供することで北朝鮮、中国の人権問題の改善につながります。

 またお会いしましょう。ありがとうございました。

|

« 東京連続集会28(2) 島田洋一救う会副会長 | トップページ | 東京連続集会28 惠谷治氏 »