消えた277人より 大屋敷正行さん
「消えた277人」より
ご家族のメッセージの記載がある方を、順次ご紹介していきます。
大屋敷正行(おおやしき まさゆき)さん
昭和27(1952)年12月5日生まれ。新潮165~8センチ。やせ形。
昭和44(1969)年7月27日、静岡県沼津市大瀬崎海岸で失踪。
当時16才、江東商業高校二年生。
東京都江戸川区に在住していた正行さんは失踪当日、パイク仲間数人と沼津市の大瀬崎海岸へ海水浴に出かけていた。夜中に「トイレに行く」と言って外へ出て、枕元に腕時計、財布、免許証などを残したまま戻らなかった。 楽しいはずの夏休みの思い出が一転して不可解な事態となった。
「正行、ずっと待っていたことでしょう」… 山口幸子さん(姉)から
正行、聞こえますか、姉の幸子です。長い間探してあげられずにごめんなさい。ずっと待っていたことでしょう。
信博兄さん、敏ちやん、姉さんの娘の直美、佐々木のおばさん、皆一日も早く正行に会いたいと願っています。
正行と同級生の土橋俊夫さんから高校生活では卓球部だった事、土橋さんのアパートによく泊まりに行った事、八人で静岡県の大瀬崎海岸へ海水浴に行った事など沢山話を聞いています。
一緒に海へ行ったお友達も帰りを待っています。
三十六年もの間、辛く悲しい思いをさせてしまいましたね。もっと早く捜してあげたかった。
日本には正行のように行方不明になっている人が大勢いて、その人たちを助けるために沢山の方が活動してくれています。正行も必ず日本に帰れますから絶対にあきらめずに頑張っていて下さい。姉さんも正行が日本に帰れる日を祈り活動しています。
あなたの帰りを心から待っていますので体に気をつけて希望を捨てずに待っていてください。
――――――――――――――――――――――――――――――――
16才だった大屋敷さんは、現在55才 失踪から38年
| 固定リンク
最近のコメント