カテゴリー「和光市集会(2007/2/11)」の記事

2007年2月25日 (日)

荒木氏への質疑応答(和光市にて)

   北朝鮮に拉致された日本人を救出するための4市協議会・講演会
07.2.11 和光市民文化センター・サンアゼリア小ホールにて

『質疑応答』

★質問者1

荒木先生にお尋ねします。
6カ国協議で日本だけ蚊帳の外にいるような感じで、ちょっと不安なところがあるんですけど。
その中で核の問題が国際的に6カ国協議で重要なのは分かりますけども、問題は北朝鮮の金正日体制なので、金融制裁等でっですね。
かなり疲弊しているという事は聞くんですが、瓦解するという事。
それを国民の皆さんが一番期待しているんじゃないか?と思うんですが、そこらへんですね。
要するに力の行使しなくても、そういう方法と言うか、具体的に計画があるあろうとは思うんですけど、これだけの制裁があっていろんな角度で締め付ける中で、それの見通しと言うか、具体的にどんなものか分かりましたら、一つお願いします。

★回答 荒木和博氏

私はですね。
十数年前から北朝鮮はすぐに倒れると言うふうに言ってまいりまして、94年に金日成が死んだ時にはですね。
周りにいる連中に向かいまして、1年以内で政権が崩壊するのに10万円かけると、10年以内に100万円かけてやると言ったんですが、幸いにして誰もかけに乗ってくれなかったので今日の私が保証されている、という事でございます。

その頃94年と言うのは第一次の核危機の時だったんですが、アメリカはジュネーブ合意と言う極めていい加減な合意をやりましてですね。
問題の先送りをしました。
あの時要は、アメリカはクリントンですけどクリントン政権にどういう意思があったか?と言いますと、2~3年すれば金正日の体制潰れてしまうだろうと、だから今話をややこしくしなくてもですね。
問題が解決すると言うふうに思ったんですが、実は解決をしなかったいう事でございまして、結論はですね。
いつ潰れるのだろうというふうにするのではなくて、どうやって潰れるか?という事でですね。
どうやって潰せるんだろう?と考えていく事が必要であろうと。

で、この核の問題について言いますと、アメリカと中国はですね。
北朝鮮が核を持つことまでは認める可能性があります。
どうしてか?と言いますと、これは自分が核を持っていますから核の抑止力と言う意味ではですね。
アメリカも中国も幾ら北朝鮮が核を持っても何の関係もない、という事であります。
アメリカも中国にとっても怖いのは、特にアメリカにとっては北朝鮮が核兵器を作ってそれを外国に売ってしまう。
アメリカに敵対している国に売り飛ばすという事が一番怖いわけでありまして、そこはさすがに許せないであろうと。

それからこれはアメリカ・中国でも共通でしょうが、どちらにとっても怖いのは、北朝鮮をネタにして日本が核兵器を持ってしまうと、これがやはり一番怖い。
だからチラッとそんな匂いがあったらですね。
ライス国務長官が飛んできて「いや、アメリカ全部守りますから」という事を言って行ったと、そういう事がありましたが、そういうことであろうというふうに思います。

ですからこれ一つにはですね。
アメリカ・中国に圧力をかけさせるには、ちゃんとやらなかったら日本も持つしかないでしょうと。
こんなもの、あんた方は持っているからいいけれど、わが国は持っていない。
アメリカとの関係はそりゃ同盟関係だけど日英同盟だって昔はそれは戦争をしたんですから、いつどうなるか分からない。
やはり自分で持つしかないですねと、こういうふうに言えば、これは大変なこっちゃという事でですね。
北朝鮮に対する圧力がもう少しはかけるようになるであろうと思います。

金正日の体制事態は、仰るとおり金融制裁等々でかなり締め上げられていることは間違いないです。
この間山拓さんが行ったのもですね。
ともかく制裁を解除させる方向に向けてやりたい。
ところが今まで手をつけていた政治家はですね。
皆もう引退したりしてしまっていて、あまり使える人がいない。
で、しょうがないんで女か何かで吊り上げられる人を使った、いう事であろうと言うふうに思います。

しかし、今山拓さんに声を掛けなければいけないほど北朝鮮はもう手が無いという状態でありまして、ですからもうちょっと頑張ればですね。
さらに干上がっていくであろうと。
そしてそこに必要な、こちらからどういうアクションを起こすか?ですけど、爆弾とか撃ち込む必要とかはありませんで、如何に北朝鮮に向かって情報戦を仕掛けられるか?
このまま行くとあなた、まぁ幹部の人たちに向けてですね。
金正日と一緒に沈没して行きますよと、本当に最後までいていいんですか?と。
今立ち上がってくれたらですね。
あなた民族の英雄ですよ、世界中が喜びますよと、日本もアメリカもですね。
皆が歓迎しますよと、どっちを取るんですか?という事をやっていくと、いう事が必要だと思います。

私どもの「しおかぜ」の中でも朝鮮語の放送の中でやはりですね。
北朝鮮の幹部に対してはともかく皆さんが拉致問題に対して一生懸命協力してくれれば、我々は絶対にそれを忘れる事はありませんと。
もし、協力できるのに協力しなかったら私らはそれも絶対に忘れませんよと、言うような事を言っているわけですが、この3月からですね。
我々前から言っているんですが、お話が出ているんですけど北朝鮮にビラを送るというのをですね。
開始します。

北朝鮮にですね。
3万単位のビラを送って、その中に拉致被害者の情報を出してください。
出してくれたら金銭的な保証もするということをですね、やっていく。
これ我々と一緒にやっている韓国のNGOの方々もそうなんですけども、今も金正日の体制に幹部の人たちはくっついてちゃ駄目だと、そんな事をしていたら大変なことになりますよと、揺さぶりをかけていくということをやります。
韓国の方々はこの風船にビラを乗っけてというプロジェクトを2年間くらいやっていまして、今まで北朝鮮から14回抗議が来ている。
止めさせろという抗議が来ているそうで、それだけ効果があるというふうに我々知りまして、日本からもそれをやる。
韓国のNGOの方々からは日本もこういう事をやっているのか?という事で、北にとっては非常に大きな圧力になるであろうというふうに言ってくれておりますので、そういう事をやってまいります。

それ以外にも出来る事があれば何でもぶち込んでいきたいというふうに思っておりまして、そういう情報戦によってあの体制を潰していくと。
それが出来る一歩手前まで来ているのではないか?と。
これをやりながら例えば北朝鮮から誰か拉致被害者が脱出してくれるとか、あるいは重要な情報が出てくるという事になれば、日本政府はさらに姿勢を強行にせざるを得なくなる。
それが結果的にあの体制を倒して問題を解決していくことになろうという事でございまして、そのような事をやっていくと。

さらにここに来ている皆さんには是非お願いですが、そういう動きをぜひとも支援をしていただきたいという事でございます。
北朝鮮に対して食糧支援をしようというふうな声があったらば、そんなことはとんでもない話だと、そんな事をしたら逆にあの独裁政権が長生きをして北朝鮮の一般の人たちがいつまで苦しむだけだと、そういう事をですね。
そして日本政府が強硬な態度を取ったときに、やはりマスコミとかいろんな所でですね。
それに対し批判もあると思います。
私は批判はあっても良いとは思うんですが、そういうときに「いや、政府は頑張れ!」と「このままやっていいんだ」と言う支援がやはり世論があるという事が一番大事だと思いますので、そういう事をぜひともバックアップをしていただきたいと思います。
以上です。
ありがとうございます。(拍手)

★質問者2

荒木先生にお尋ねいたします。
今、核の問題が出たんですが、チャンネル桜という放送がございます。
そこの番組を見ておりまして、岡崎研究所が、中国の方の色々な政策を決めるような方々を共同研究しているような番組で、核の問題がちょっと出たときにですね。
日本が核を持てば、日本には非常に危険であるという事を非常に強く強調し、付け足しのようにアジア全体に危険なことですと言うように言っておりましたが、要するに国連憲章の中に敵国条項と言うのがありますよね?
敵国条項を主要5カ国は、国連にも図らずに自国に危険な事が起きたら、すぐ攻撃する事が許されると言うような意味合いの条項で敵国条項がありますが。
拉致の問題とちょっと離れますが、荒木先生の色々情報が豊かな中でどのようにそのことについてお考えか?
私はその言葉に、中国の側のちょっと引っかかりを感じていますので、お願いします。

★回答 荒木和博氏

コンパクトにお答えしますとね。
まぁ好きなようにやればいいじゃないか?というのが、正直なところでございます。
敵国条項があろうが中国が何を言おうが好きなようにやればいいのであって、やりたいようにやればいいじゃないか。
危険な国と言うのであれば、中国の方が日本よりはるかに危険でございまして、もっと危険なやくざの親分がチンピラにですね。
お前は悪いと言われる筋合いは無いということでございまして、我々は最初の国連憲章に基づいてですね。
ちゃんと責任も果たしているしたくさんのお金も払っている。
まともに金も払っていないのに安保理の常任理事国になっている中国に、余計な事を言われる筋合いは無いという事である。

さらに言うならば、日本はこの戦争負けてしまったわけですけども、最大の悪かったのはですね。
アメリカと戦争をやって負けてしまったおかげで、結局中国大陸はほとんど共産化されてしまったと。
これは私は日本の最大の戦争責任だと思いますので、その戦争責任を何とかして、まさに国連の精神に則った世界を作るために、中国や共産党は一番悪いと私は考えています。
拉致の問題でもこの中国と言うのは必ずどこかに引っかかって来る事でございまして、あの体制は最終的にはどうにかしなければならない。

朝鮮半島の問題はですね。
私元々朝鮮半島の専門家ですから、いわゆる朝鮮屋でございまして、あんまり朝鮮半島の問題たいしたこと無いと言うとですね。
自分も何かたいしたこと無い人間みたいに見えるので、我々朝鮮屋はどうしてもですね。
朝鮮半島って大変なものだ、金正日の恐るべき能力があるとか何とか言うんですが、たいした事はございません。
本当の問題はその向こうにある中国の方がもっと問題でありまして、朝鮮半島の問題はある意味で言うと練習問題みたいなものだと言うふうに思っております。

ですからともかくですね。
この問題は相手がどう言おうとも本気にしないでですね。
我々が思った事をやればいいと。
向こうも本当はそう思っています。
どうせ日本はやりたいようにやるに決まっていると思ってますけども、止められるところまではそういうふうに言おうとしているだけの話で、本気で日本がそれに従うとは思っていませんので、やはりこちらはやりたいだけの事をやればいいのでは無いかと思っています。(拍手)

・・・主催者より閉会の挨拶があって、集会は終了・・・
 

蒼き星々 掲示板(サブボード)

URL:http://8229.teacup.com/blueribbon/bbs

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2007年2月22日 (木)

飯塚繁雄さんの訴え

和光市集会(7)
   北朝鮮に拉致された日本人を救出するための4市協議会・講演会
07.2.11 和光市民文化センター・サンアゼリア小ホールにて

『飯塚繁雄 家族会副代表の訴え』

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 皆さんこんにちは。
普段からこの問題に対しまして非常な関心を持ち、深いご理解とご支援、ありがとうございます。
私も集会に来るたびに皆様の強い大きな力を感じ取って帰っていくわけですけども、また明日への頑張りの糧になるという事で、皆さんのこういった雰囲気ありがたく頂戴しています。

今まさに拉致問題に関してはこう着状態と言う話がありますけど、嵐が吹き荒れて来るぞという非常な今までに無い大きなある意味ではチャンス。
ある意味では問題がどういう方向に転がっていくか、どういう方向に行くかわからないところに来ていると、言う状態でございます。
このところ6者協議の様子も見ておりますと、相変わらず北のキム・ケガンですか?
あのふてぶてしい顔が良く出るんですけども、ああいう顔をされているという事は、私たちにとっては非常に怒りを、逆に我々の弱みを感じている逆の効果を出しているんじゃないか?と思うわけですけども、この6者協議の中で相変わらず日本としては、先ほどお話にありましたように拉致問題をきちっと解決させなければいかなる援助もしないと、いうこのハッキリした態度。
これを我が政府、安倍総理含めて強く出てくれております。
これがあるうちは私は期待したいと思います。

怖いのは、核の問題だけで核の停止を条件に支援が決まってしまっては、この後日朝協議いくらやろうと解決の方向に行きません。
従って日本は核の決議をする中にも、今言った拉致問題も日本の重要な問題だという事をはっきりと強く申して、その他の国に対しても、日本はそういう態度を崩さないと言う強いメッセージを出していただきたいと思います。
安倍内閣については非常にこのところいろいろごたごたの足を引っ張る動きが一杯出ていますけど、少なくとも総理大臣として国家の重要課題であるこの拉致問題の対策本部を置いてやろうと、いう事についてはこれ誰も反対する理由は無いわけですよね。

今自民党の中でもあるいは民主党・社民党等も含めてですね。
こういった国家の人権問題、拉致があっていいという人はいないはずなんです。
なぜここにベクトルを合わせて日本全体が怒りの態度・怒りの声を発しないのか?という私たちは衝撃に一般の市民として感じています。
ですから私たちは少なくとも安倍政権が頑張っている間は、絶大な支援をしていきたいし、またその足を引っ張る人についてはきちっと意見を申し上げていきたいと、そういう気持ちでおります。

とにかく北側と言うのはですね。
すべて悪事を働いて犯罪国家であるわけです、何事においても。
それに対して、支援をやるからお願いだから止めてくださいというような形の雰囲気になってはまずいと。
あくまでも例えば支援がなくても、その悪事を撤回しなければとんだ事になるぞという脅かしを受けてですね。
やっぱり彼の国にも強い態度で出ないと、またこの問題もおかしな方向に行くという恐れがあるという事を近々感じております。

時間がありませんので、私たち家族会としてもですね。
先輩諸兄の皆さんのご意見・指導を受けながら、安倍政権要するに対策本部という中の活動をこれからもずっと見つめていきたい、注目もしていきたい。
あるいは・・・・(聞き取れず)もし、一体となった形でこの問題が是非進むように、今年こそはとまた私言いますけども、何かの動きとして良い方向の動きとして出てくるのではないか?と言う期待を込めております。

それにしても一番に総力として力になるのは、先ほども言いましたように皆様の世論です。
世論がこの問題について固まっている限り、政府も安倍政権も安倍総理もそれを大きな力として頑張れるというふうに、当の総理も言ってましたし私たちもそう感じております。
従って私たち家族会も全国津々浦々相当回りましたけども、力の限り皆さんに訴えましてですね。
本当に心はひとつだと言う期待の下に、皆さんの更なるご支援をお願いして参っていきたいと思います。
今日は本当に長く時間を借りましたけども、皆様の熱心なお顔を感じまして、またこれからの私たちの力となっていくと思います。

それから各自治体の皆さんも相当細かいところまで気を使っていただいて、こういった活動をご支援していただける姿も最近良く見受けられます。
この四市についてもそういう形では大変ありがたく思っております。
また皆さんと共に、共に戦いましょう。
今日はどうもありがとうございました。(拍手)

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鈴木智さんの訴え

『鈴木智さん(特定失踪者・鈴木賢さんの兄)の訴え』

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こんにちは、はじめまして。
私、「拉致問題を考える川口の会」の鈴木と申します。
現在拉致問題は暗礁に乗り上げ、解決の道のりは困難を極める状況にあります。
いかなる状況にありましても、北朝鮮に拉致された日本人を救出しよう。
この言葉に私どもは大変胸を打ち、お力添え・ご支援をいただきますことに、本日お休みの中をご来場いただきました会場の皆様、このような催しをご準備いただきました四市協議会の皆様に、この場をお借りしまして心より厚く厚く御礼申し上げます。

川口の会の立ち上げにつきましては、拉致被害者・田口八重子さんが17歳まで住んでいた地元町内会からの発信でございまして、田口八重子さんの家族と当初より支持・支援をいただきました行政とによりまして、「田口八重子さんを救う市民の会」として発足し、その後本籍・住居・勤め先等、川口市と大変関わりの深い特定失踪者家族が加わりまして、家族・市民・行政とが三位一体となった会の特徴から「拉致問題を考える川口の会」として活動を行ない、現在に至っております。

一方私の弟は、特定失踪者でございまして、先ほど国際的な視点からお話をいただきました日頃拉致事件の全貌の解明、失踪者の拉致疑惑の有無、さらに拉致被害者の救出活動を支援されている特定失踪者問題調査会の荒木代表のところに、私の弟の場合も届出をしまして調査を依頼してまいりました。
ここにパンフレットの中には埼玉県の特定失踪者と言う事がうたってございますが、全国で失踪者のいわゆる調査対象になっている人は460名と言われております。
その中の15人が埼玉県の特定失踪者なんです。
そのうちの6人が、川口に何らかの関わりがある特定失踪者だという事が言えると思います。

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それでは、すみません。
皆様から向かって一番左側が今のお話にございました田口八重子さんですので、この場では割愛させていただきます。
二番目、井上克美さん、21歳です。
(昭和)46年12月の29日、川口でお勤めになった会社の忘年会の以降、友達と別れてそれ以降、行方不明という事でございます。
それから鈴木賢、24歳、昭和47年5月28日、会社に就職した春のレクリェーションという事で奥多摩に行くという事でもって、当時の自宅でございました三芳町藤久保の家を出て以降、何の音信・音沙汰もございません。

それから藤田進さん、19歳、昭和51年2月7日の失踪でございます。
東京学芸大学の一年生でございまして、新宿にガードマンのアルバイトに行くと言って川口の自宅を出たまま、行方不明です。
藤田さんにつきましては皆様も、いろんな観点からあるいはいろんな報道から内容はご存知と思うんですけど、脱北者から写真をもたらされて、日本で持って専門家が鑑定したところ、9分9厘間違いないということで日朝会議等で北朝鮮の方に問い合わせをしたが入国はしていないとか、あるいはその後の状態については現在の段階では全く不明でございます。

次は新木章さん、29歳でございます。
昭和52年5月21日の失踪でございます。
川口市の自宅から外出したまま行方不明という事でございます。
それと次が佐々木悦子さん。
佐々木悦子さんの場合は平成3年なんですね、失踪したのが。
4月22日、彼女の場合は実家は川口なんですけど、浦和に住まいを移しまして結婚した関係で。
会社に行くと言って家を出たまま行方不明という事です。
それと石井久宏さん、29歳です。
石井さんは49年5月1日、100万円以上の経営資金を持ったまま、自家用車ごと失踪・行方不明ということでございます。
ありがとうございました。

今、このように紹介をさせていただきましたけども、皆それぞれ失踪の動機と言うのは全く分かりません。
ハッキリしているのは忽然と消えたと言う事実のみでございます。
先ほど来、お話を伺ってますけども、私も心境の一つとしましては、卑劣極まりない北の金正日には、何の関わりもない何のいわれも無い日本人を一方的に略奪し、拉致そのものが発覚し謝罪しても尚、国の存亡、自らの命の存命のために帰そうとしない。
こんな事があっていいのでしょうか?

私も日々頭をよぎる事は、北から騙され続け、試され、脅かされ続けて尚、日本は被害国にも拘らず、話し合い・交渉の窓口さえ一方的に閉じてしまうと。
こんな事が今の世の中に、北朝鮮の持っている戦術・戦法しかありえないんじゃないか?というふうに思っています。
空しさ・悔しさ、この気持ちをどこにぶつけたらいいんでしょうか?
私は拉致被害者救出の道を、あるいは救出の火を消さないこと。
赤々と救出の炎を燃やし続けていきたいと思います。
どうぞこれからもご支援のほど、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。(拍手)   

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本間勝さんの訴え

和光市集会(5)
   北朝鮮に拉致された日本人を救出するための4市協議会・講演会
07.2.11 和光市民文化センター・サンアゼリア小ホールにて

『本間勝さん(田口八重子さんの兄)の訴え』

0001060m 皆様こんにちは。
今日は拉致被害者救出のために大勢来ていただきまして、本当にありがとうございます。
こういう集会に参加していただく事が拉致被害者救出の支援なんです。
ありがとうございます。
こういう事が長く続かないように、一日も早く八重子が日本に帰って来られるように皆様のご支援、よろしくお願いいたします。

八重子はですね。
昭和30年生まれです。
とても親父に可愛がられていました。
その親父も10年後の昭和41年に他界しましたけども、その後ですね。
母が平成の4年に亡くなりました。
その亡くなる前にですね、八重子の拉致された実態が金賢姫によって判明致しました。
その時は母は「親父が、父ちゃんが先に亡くなっちゃって良かったね」と。
「一番可愛がっていた娘が拉致されて北朝鮮にいて帰れない状況が分かったら、物凄く怒ったであろうし、当然悲しむであろうし、そういった思いをさせないだけでも良かったね」と、そういう事を言っているんです。

本当にこの拉致問題は我々家族にとって、私の家族はきょうだい7人いるんですが、一番下の八重子、これがですね。
1歳と3歳の子供を日本において拉致をされた。
母親を拉致していったんですね。
当時なんでこんな状況になったのか?という事を言いますと、旦那とですね。
もう離婚状態になって、女手一つで子供を養っていかなくてはいけない。
そういった状況で池袋の飲み屋と言われていますけども、キャバレーに夜勤めておったわけですね。
その時に北朝鮮の工作員に狙われて、韓国のオリンピックの妨害に大韓航空機の爆破と言うそういう事件に巻き込まれていったわけなんです。

だから八重子は、北朝鮮は大韓航空機の爆破を認めてはおりません。
金賢姫の存在も認めておりません。
非常に、生還する条件としては厳しいんですね。
私たちは覚悟をしています。
最後に出て来たって、生きて帰ってくればいいんです。
命があって、自分の娘や息子、それと巡り合わせてやりたい。

その間の子供を大きくするのに、うちの一番上の兄貴が非常に苦労しました。
家族会が97年に発足されても私たちは名乗りを上げられませんでした。
というのは、1歳の耕一郎が思春期、大事な時期を迎え、それが母親の実態を知るとどうなるんだろう?
精神的に落ち込んだり、ぐれたり、そういう事を非常に我々きょうだいは、ましてや一番上の兄貴は怖かったんです。
それで97年当時は、家族会で皆が頑張っているテレビのメディアなんかでも見て、僕たちが表面に出られないのは本当に悪いな、そう思って見ておりました。

2002年の小泉訪朝になるときに、もしかしたら八重子が帰ってくるかもしれない。
その時に帰ってきてから「我々が八重子の家族なんだ、兄貴なんだ」そんな事で顔を出せません。
それでその時にやっと耕一郎も成人して、もう大丈夫だろうという事から我々八重子の家族は顔を出せたんです。
本当に一緒に戦ってくれている家族には申し訳なかった。
だがしかし、八重子の問題がハッキリしてきたからこそ、こういう拉致被害者と言う問題が広く認知され、もしかしたら私の娘もきょうだいも、という広がりが出て、拉致被害者・特定失踪者と言われる未帰還者の人たち。
400とも500名とも言われておりますが、もっと水面下ではいると思いますけども、そういった人たちの救出につながっていったんだと思います。

拉致の救出は生半ではありません。
やった本人は金正日なんです。
あの人が2002年に小泉さんに、拉致してきたのは一部特定機関の人が妄動に駆られてやったんだと。
その責任者は処罰しましたと、とんでもない話なんです。
処罰されるべきは金正日なんです。
その人がその人の反対する体制というのはあり得ないんです。
反対すれば政治収容所送りで山奥に送り込まれて、その家族も一連となって処分または出されない状態に幽閉されている。
そういった現状なんです。

だから今の金正日そのものが倒れない限りは、この問題は根本からは解決できないと思っています。
だってどういうふうに救出すればいいのか?
救出の道はその道しかないんです。
日朝国交が回復して、我々が自由往来が出来るんだなんて言っていますけど、その前に大きくその責任者ををどう扱うか?
そういった問題につながってくるから金正日は怖くてこの問題を、拉致問題は解決済みだと逃げ回っているんです。
それを打開しなければ絶対に拉致問題は解決しません。
これからもよろしく支援をお願いします。(拍手)
   

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荒木和博氏講演(1)

和光市集会

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための4市協議会・講演会>

7.2.11 和光市民文化センター・サンアゼリア小ホールにて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会代表の講演 その1』

~~拉致と最近の北朝鮮半島情勢~~

ご紹介をいただきました荒木でございます。
本日は連休の中日、皆さんお忙しいそれぞれ御用があるにも関わらず、多数の皆様方お出でいただきまして本当にありがとうございます。
講師の一人として心より御礼を申し上げます。

今増元さんも、それから司会の○○さんも安倍政権に非常にですね。
何とか頑張ってもらいたいと期待を述べられます。
私も期待を持っているという面では一緒なんですが、必ずしも今の状況で良いとは思っておりません。
ですからそういう意味では厳しいことも申し上げておりますし、今日も実はこれからそういう事についても申し上げるつもりです。

大体そういうふうに言うとですね。
あいつは意見が違うじゃないか?家族会と違うんじゃないか?救う会と違うんじゃないか?とか、いろんな事を言われるんですが、こういうのはですね。
いろんな違いをぶつけ合いながらやりながら物事は前に進んでいくのでありまして、今皆が皆同じふうな意見を持つ必要は無い。
決まったらそこに向かって進めばいいんですが、そこにはいろんな意見がある。
こういうふうに思っております。
意見が一つにするのは、増元さんの事は大変おめでたいという事くらいは、これは皆一致した話でございまして、これは皆でお祝いすべきことですが、それ以外ですね。
いろいろある。

特に特定失踪者問題調査会と言うのは、あちらからもこちらからも恨まれる団体でございまして、何か全然危険も何ないんですが、何かあったとしてもですね。
恨まれる相手が多すぎて、いったい誰から恨まれているのか分からない、いう状況でございます。
その一つを申し上げます。
去年の暮れに週刊現代で「私は蓮池薫さんに拉致をされかかった」と言う記事が出ていたのをご覧になった方もおられるかと思います。
今出ています一番新しい週刊現代、明日また次の号が出ますが、今出ている週刊現代とそれから月刊誌の諸君に私はこのことについて書いてあります。

結論から申し上げますが、あの話は私は7割から8割は本当だというふうに思っております。
間違いなく蓮池さんは拉致をされている帰ってくる5年前までに、日本に工作目的で入って来ております。
何らかの工作活動をやっています。
そしておそらく他の拉致された方々、何十人か分かりませんけども、少なくともやっぱり何十人とかあるいは少なくとも十何人とか、それくらいの単位の拉致被害者も日本の中に入ってきて工作活動をしていたであろうという事が推測されます。

あの週刊現代の証言をした横井さんと言う小学校の先生ですが、この方と私、先月の末に東京で会いました。
で、会って話を聞いていてですね。
やはりいろんな事が矛盾がなく感じられる。
もちろん本人の写真を撮ったわけでも無いし、あるいは音をテープレコーダーで録音したわけでもなんでもない。
いう事でですね、証拠が無いんです。
で、蓮池さんは否定をしている。

ついでに言えば、政府の拉致問題の内閣府のですね。
連絡調整室長も、これにわざわざ「そんなことは有り得ない」と声明まで出しています。
私はこれは嘘だというふうに思っています。
ただし、そのことについてこれは言うんですが、その前に是非ご理解いただきたいのは、もしそれが蓮池さんが日本に戻ってきて工作活動に関与していたとしても、それは彼を非難するという事には少なくとも直接は結びつかない、いう事であります。

今日ここに田口八重子さんのお兄さんお二人、飯塚さんと本間さんがお見えでございますけど、田口八重子さんの事件が明らかになったときに、この事件に対するマスコミの見方がどうだったか?
田口八重子さんは拉致をされた被害者です。
それにも拘らず、大韓航空機事件の共犯者のような目で見られたと。
これは飯塚さんからも前にお聞きしたことでありますけども、そうであったと。
「何で被害者であるはずの妹が犯罪者のように取り扱われなければいけないのか?」いう事を思ったという事でありますが、まったくその通りでございまして、それは向こうで拉致をされてから生きていくためにどうしてもやらなければいけなかったことである。
そのいう事を聞かなければ自分の命、場合によって例えば向こうで結婚していれば、その家族の命まで危なくなっていた可能性がある。
そういう中で行なわれた、一種の緊急避難のようなものであると思います。

ですから蓮池さんが日本に戻ってきていたとしても、当然ご家族は皆北朝鮮に戻っている。
これは別に日本人の拉致被害者だけではなくて、北朝鮮の工作員でさえ必ず結婚させて、独身のときに出すという事はまずあり得ません。
必ず結婚させて家族を残させて出していく、いう事でありまして、それは二重三重に逃げられないように足かせをはめているわけであります。
ですから、私はそれは仕方がないことである。
一番悪いのは拉致をしていった人間を自分の国の工作目的、しかも自分の拉致をしていった人間の祖国に対する、ある意味で裏切り行為となるような事に使っている、と言うような事をやっている北朝鮮の体制が悪い。
そしてその次に悪いのはその人たちを助け出す事が出来なかった日本のこの国家にある、いうことでございます。

お兄さんの蓮池透さんの書いた本の中に、蓮池薫さんに対して日本の警察、新潟県警と警察庁でしたか。
が、事情聴取をする。
で、聞いた話の中に「どうもあなた、日本に戻って来ていたでしょう?]]と言う話が書いてある。
で、「何をとんでもないことを言っているんだ、あんたがた取り返しに来てくれたのか?」いうふうに言ってですね。
蓮池薫さんは激高したという事を書いてあるんですが、皆さん今ですね。
拉致された帰ってきている5人の方々は、どういう扱いだかお分かりになります?
今増元さんをはじめとする家族会の方でもですね。
全くすぐに簡単にですね、会う事は出来ないです。

いわんやマスコミの人たちは報道規制がありまして、例えば曽我さんであれば佐渡市役所の支援室とかそういうところを必ず通さなければいけない。
直接取材に行くと言うことをですね、許すことはしていないです。
で、そういう状態でしかも何かあれば大騒ぎで、あの人たちからすぐに内閣室の方に連絡があって、「こういう事があった」と言われるわけです。
警察というのはあくまで行政官庁ですから、そういうふうに言われてですね。
上から、例えば首相官邸からですね。
「お前ら警察のやり方、何かおかしいんじゃないか?」というふうに言われればこれは非常に困るわけで、お役人がそんな事をですね、簡単に言うか?
絶対に言うわけが有りません。
警察の人にも私確認をしました。
そんな事言うはずがない。
じゃなんで?あれもちろん嘘では無いですよ?そういうふうに言った。
そういうふうに言い方をしたんでしょう。

なぜそういう言い方をしたのか?
警察は掴んでいたんでしょう。
私が聞いている話でもあの週刊現代に載った横井さんという人以外に、複数の目撃者がいます。
「蓮池薫に極めてよく似た人を見た」と言う言い方をしている。
あの横井さんはその後、ずっと分からなかったんですね。
で5年前の10月に彼ら本人が、羽田空港のタラップから降りてくるところを見て「あ、彼だ」というふうに気がついたと言っていました。

全く同じ事を言っていたのが安明進です。
安明進はやはり北朝鮮の政治軍事大学でやはり彼を見ています。
ただ、大学生のときの蓮池さんの顔つきとそして帰って来たときの顔つき、全然違いました。
安明進が見ていたのは、北朝鮮にいるときの今の顔つきに似ていたときの蓮池薫であったわけですね。
ですから本人は「この人ではないか?」という事は思っていたそうです。
実際それを警察には言ったそうですが、蓮池さんのご家族にはそこまではっきりとは言っていなかったと。
その安明進がやはりタラップを降りてくる姿を見て、「あ、間違いない、あの人だ」と言ったと。
全く同じ事を感じた人が他にも複数いた言う話で、私は他にも聞いています。

彼らは残念ながらいまだにほとんど核心に迫る話はしてくれません。
これは帰って来たときに言っていた話は、なにか横田めぐみさんの話だけです。
そのあとなぜかポツリポツリと出てくるわけですけども、我々が聞こえるのはほとんど情報操作では無いか?と思われるような内容のものだけです。

去年、今年ですか。
今年に入って1月の11日か何かに、蓮池さんに対して、蓮池さんが拉致をされたときに二人の指導員から、「これはお前は実は女の方を祐木子さんの方を連れて来ようとしたんだけど、お前も一緒にいたからついでに連れて来たんだ」というような事を言われたというような情報が流れておりました。
この話がいったいどこから流れたのか?
本人たちはマスコミにはしゃべりません。
そしてこの話をじゃあ、誰か聞いていたのか?
横から聞いていた人間がいるわけがない。
その指導員が自白したわけでもない。
蓮池薫がしゃべったとしか思えないわけです。

で、だとするとこれはどういう事か?
嘘です。
1970年代と言うのは、特定失踪者でアベックないし夫婦で拉致された人が、ほとんどここに集中しています。
後80年代に一人、60年代に一人くらいです。
ほとんどが全部70年代に集中する。
絶対偶然でも何でも有りません。
あの当時二人で連れてくれば、安定した状態で自分たちの北朝鮮の命令に従うだろうという意図があったから、そういう事を北朝鮮はやってきている。
だからついでにやったという事は有り得ないです。

しかも女性一人を連れてこようと思ったときにもう一人連れてくる。
連れてくるときに例えば、どういうやり方をしたのか分かりませんが、袋にでも突っ込んで連れて来たのだとすれば、その袋予備の袋を一つ持って来てですね。
要員も一人分余計に連れてくるという事をやります。
そんな事は絶対に有り得ないことでありまして、つまりこれはですね。
要は、蓮池さんが工作活動をやったという事を打ち消すための情報操作だとしか思えない。
その情報操作を誰がやっているか?と言うと決してですね、彼らだけではない。
もちろん彼らだって、しゃべれないわけです。
北朝鮮から電話がかかってくる。
指示を仰いでですね、その範囲でしか基本的には動けない。
もしその指示に従えば自分たちの命が危なくなるかもしれないし、自分たちの家族まで危なくなるかもしれない。

ただしかし、それだけでは無いんです。
間違いなくこの国の政府が情報操作をやってます。
今までずっとこの何年間も見てきて、国家権力と言うものがこんなに恐ろしいものかという事を、本当に肌身にしみて感じました。
拉致問題と言うのはこんなに小さい問題なんだと。
こんなにわずかな人数でやっているんだと。
そして家族の問題にどんどんどんどん小さくしてしまう。
この人たちだけが帰ればこれで話は進展したんだと、言うふうにしてしまおう。
そういう動きをですね。
これは別に何も安倍さんになったからと言うわけではありません。
もう何十年も前からずっと続けてきた、という事でございます。

ですからこの問題の根は深い、という事であります。
安倍さんになったから問題が解決するなんてものではない。
この問題は本当の意味ですべてが分かって解決するには、内閣の二つや三つは絶対にすっ飛びます。
そして場合によったら総理大臣とか担当している大臣の数人は、政治生命どころか物理的生命まで失うことを覚悟していただかなければいけない。
それくらい大きな問題です。

今6者協議をやっているわけですが、6者協議で今増元さんが言われたように孤立という事が出てきます。
日本は孤立しています。
当たり前です。
拉致問題を言っているのは日本だけ。
もっとたくさん拉致をされている韓国は何も言わない。
もう北朝鮮の言いなりになっている。

アメリカや中国にとってはみれば拉致問題と言うのは全くのよそ事です。
他人の話です。
協力するはずがない。
アメリカは日本との同盟関係が有ります。
今日本と関係を悪くすれば自分たちにとってマイナスになる。
そしてまたアメリカと言う国は人権と言うものは前に出てくると、そんなものはどうでも良いと正面から切って言える国ではありません。
だからやはり協力はします。

中国はやはり今でも日本の経済協力が必要です。
日本からの金が無くなってしまったら、日本との関係が悪くなって日本の企業が例えば撤退でもしてという事になったら、一発で今の政権はすっ飛んでしまう。
絶対にそんなことは出来ない。
だから口だけは協力をするような事を言ったりします。

しかし、あくまでもこの問題と言うのは日本の問題です。
皆さん、例えばこの場所にアメリカ人のお母さんでもやってきて、「実はうちの息子はキューバに拉致をされたんです、助けてください」と言われたら、どう思うでしょう?
そりゃ同盟国です。
「可哀想だな、何とかしてあげたいな」言うふうには思うわけですけども、「じゃあ例えば皆でキューバの大使館に手紙を書きましょうね」それくらいの事は出来たとしても、「まぁやっぱり助けるのはアメリカ政府でしょう」という事になる。
この問題も全くひっくり返せば同じことでありまして、日本が正面からこれに向かっていって取り返す以外に方法は無い。

じゃあいったい6者協議は何のために続けるのか?
これは北朝鮮を圧迫して追い詰めるためです。
日本が孤立をしている。
幾ら孤立をしたって大丈夫です。
日本が頑張っている限り、絶対話は前に進みません。
もしどうしても嫌だと言うならばですね。
日本は6者協議から離脱をしてしまえばいい。
そんな事は絶対にアメリカも中国もさせられるはずがないです。
日本はそれだけの力を持っているわけでありまして、それを行使しなければいけない。

おそらくこの6者協議、結局どういうふうになるのか良く分かりません。
ほったらかしておけば、もし日本がですね。
もししょうがないと妥協してしまえば、アメリカとしても今手打ちをしていますから、要は適当に核の話をごまかして、そしてですね、終わりにしようということにしてしまう可能性がある。
あるいはそこまで行かなくても、さらに引き伸ばしていこうと言うふうにする可能性があります。

北朝鮮は北朝鮮で内部にいろんな爆弾を抱えてしまっていますので、それが出来なくなるかもしれませんけど、おとなしくしていればアメリカと中国で手打ちをしてしまう可能性はあります。
北朝鮮のキム・ケガンと言う代表はですね。
最近何かやたらニコニコとした顔をしていますけども、おそらく裏にそういうものがあるんだろうと思っています。

しかし、日本はいう事を聞かないで、さらに制裁を強めればそんな事は言っていられなくなるわけでありまして、そういうふうにしていく中で北朝鮮がいざどこかに逃げようとしても、6者協議が続いていれば逃げる場所が無くなっていく。
アメリカも中国もその枠の中に入っていればですね。
絶対にそこから逃げる事は出来ない、という事になるわけで、我々は如何に6者協議を使うか?という事にすべてはかかっていると言うふうに思います。

かつて私の自衛隊の友人が言った言葉なんですけども、これまでずっと「日米安保条約で日本はアメリカの戦争に巻き込まれる」と言う言い方をされて来たんです。
「しかし、拉致問題は違う。拉致問題は日本の戦争である。日本の戦争に日米条約でアメリカを引き込むんだ」と、いう事を言っていましたが、まさにそういう時期が来ている。
我々がいったい何をしたいのか?という事をハッキリさせて、そしてそこに向けてアメリカも中国も引きずり回して行く。
その時期だろうと、私は思っているわけでございます。

先ほど申しましたように、この拉致問題というのは主権の問題、日朝二国間で最終的には解決する根本的な問題である事が一つ。
しかし、もう一つ忘れてはいけないのは人権問題としての拉致問題と言うのがあるという事であります。
これは日本人の拉致だけでは片付かないんですね。
日本人の拉致ならば、例えば場合によったらば日本がですね。
自衛隊の特殊部隊などを入れてそして圧力をかけて取り返すと。
あるいは中国へですね。
拉致被害者を脱出させて外務省が保護する、という事は出来ますけども、人権問題としての拉致という事になるとこれでは解決は出来ません。

北朝鮮に関わる問題を包括的に解決をしていくしかない。
どういう事があるか?
同じ拉致問題といっても日本人だけではなくて、韓国人とかあるいは他の国々の人たちの拉致被害者を取り返さなければいけない。
そして北朝鮮に帰国していった帰国者及びその日本人妻たち、日本人の家族、すでに日本にはそういう人の家族が100人以上の人たちが戻っていますが、そういう人たちの人権の問題も保障して上げなければいけない。
また北朝鮮を逃れて脱出している数十万の脱北者の問題。
そして北朝鮮の人口の100人に一人を入れている政治犯収容所の問題。
こういう問題をすべて解決して行かなければいけないのだと思います。

・・・その2に続く・・・
 

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荒木和博氏講演(2)

和光市集会

 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための4市協議会・講演会

07.2.11 和光市民文化センター・サンアゼリア小ホールにて

『荒木和博 特定失踪者問題調査会代表の講演 その2』

 

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私ども、今北朝鮮に向けまして「しおかぜ」と言う短波放送を流しています。
これは日本語・英語・中国語・朝鮮語を流しておりまして、日本語・英語・朝鮮語はニュースあるいは解説のようなものを入れております。
その中で朝鮮語の時間に今北朝鮮から脱北した人でこれはペンネームなんですけど、ヘドクと言う名前で時事解説をしてくださっている方がおられます。
その方のその解説の中で1月に流したもので、こういうのがございます。
これは1994年に今の金正日の父親、金日成が死んでですね。
その後3年間の喪に服した。
この意味はいったいどういう事があるのか?という時事で、解説をしたものなんですけどその中でですね。
こういうような言葉があります。

金日成の死亡、哀悼の3年の喪をした1994年から97年の期間は北朝鮮で数百万が餓死した最も残酷な時期でした。
この期間中平壌市と黄海道、黄海道というのは平壌の近くのですね。
道というのは日本で言うと県に当りますが、の一部を除いた地域、咸興(ハムフン)・清津など全国各地の駅前と市場と道端では毎日のように数十数百人ずつ飢え死にしました。
・・・(聞き取れず)駅・沙里院(サリウォン)駅をはじめとした重要な駅では、毎朝待合室と駅前周辺で飢え死にした人の死体を積み出すのが日課でした。
北朝鮮建国以後50年、初めて発生した残酷で悲劇的な国家最高の非常事態でした。
しかし当時金正日国防委員長は、毎日数百数千人が飢え死にすることよりも、父・金日成の死体を永久保存することにのみ国家のすべての力量を集中しました。
そして飢え死にしていく人民に食糧を供給するのではなく、金日成のために涙を流して悲しめと強要しました。

この当時北朝鮮の飢餓状態はですね。
最悪の状態だというふうに私どもも何度となく聞きます。
人の肉を食べたなんて話はざらにあった時代です。
しかしあのときに、そんな飢餓はですね。
全く起きなくて済んだんです。
この解説の中でこういう言葉があります。

金日成の死体をレーニンや毛沢東のように処理するためにロシアから技術者を呼んできて、錦繍山(クムッサン)記念宮殿を豪華絢爛に整備しました。
この錦繍山(クムッサン)記念宮殿では、実際に金日成の死体、あれは実際は蝋人形じゃないか?と言われているんですが、それを安置した場所です。
で、全国各地でとうもろこし何粒かが無い為に数十週百人ずつ死んでいく中で、金日成主席の死体を永久保存するのにかかった金だけでも8億9千万ドルになりました。
1995年当時、国際市場価格でとうもろこし1トンの価格が146ドルでした。
従って8億9千万ドルと言えば、我が人民が2年間腹一杯食べることが出来るとうもろこし600万トンを買う事ができたのです。
ですから金正日は死んだ父親金日成ひとりの死体を処理するために、300万人を超える人々を殺したことになります。

自分の父親の個人崇拝、この自分の父親も実際金正日が殺したのも同じようなものなんですが、その父親の権威を自分のものにするために父親を祀ったと。
そしてそれに使った金をですね。
もし人民に振り分ければ一人の餓死者も出さずに済んだ、言う現状を全く気にしないでやったのが金正日と言う人であります。
だから拉致でも何でも簡単に出来るんです。
平気な事ができる。
拉致した人間をですね、工作員として使うなんてことも平気な顔をして出来るわけです。
それがすべて、あの政治犯収容所ですとか、様々な北朝鮮の人権問題に関わってきている。
この問題もやはり我々が解決しなければいけない問題だと思います。

毎年冬が来ると、私はですね。
やはりこれ、拉致の事をやっているわけですけども、また北朝鮮の寒いところで子供たちが死んでいくんだろうなと、いう思いをせざるを得ない。
一昨日までソウルに行っていまして、一昨日木曜までソウルに行っていまして、向こうで聞いた話だったんですが、今北朝鮮と韓国でですね。
子供の身長と言うのが同じ歳で15センチ違うんだそうです。
前、10センチくらいと言うのは聞いた事があるんですが、今15センチくらいになってしまっている。

その今先ほど読み上げました95年あるいは97年くらいを中心としてのですね。
大飢餓の中で死んでいった半分くらいはですね。
10歳未満の子供だったそうです。
残った子供たちの中でも学校にまともに通えたのは3分の1くらいしかいなかった。
当然体格も小さい、健康状態も悪い。
ですから知能障害とかそういう事も起きているはずです。
やがて北朝鮮がまともな国になったとしてもこの先半世紀くらいの間、それによるショックがですね。
その後遺症がずっとあの北朝鮮を苦しめることになる、いうことでございまして、そういう問題を今あの地域が抱えているわけです。
これを我々は解決しなければいけない。

その時、これは日本だけの問題では無いですね。
世界中に協力を求めてやる問題です。
世界中に協力を求めてやるにはどうするべきか?いうことですが、やはり我々は拉致被害者を抱えているんだと。
多数の拉致被害者を持って、北朝鮮の人権問題は如何に深刻か、日本人が一番良く分かっている。
だから我々は先頭に立って北朝鮮の問題を解決するんだと、どうか協力してください。
これがやはり我々のあるべき姿であろうと思います。
そしてこの問題を解決できるのも、我々しかいない、言うふうに思っています。

韓国で何人もの方々から聞きました。
北朝鮮の民主化運動、あるいは人権問題をやっている方々はですね。
一様に日本に対する非常に強い期待を持っています。
日本は揺るがない。
アメリカはどうも何か下手したらば手を打ってしまう可能性がある。
金正日と手を打ってしまう可能性があるけど、日本は揺るがない。
何とか日本に頑張ってもらいたい。
そういう思いを何人もの人からも私は聞いてまいりました。
日本が頑張らなければ、今北朝鮮で苦しんでいる人を救うことは出来ない。
それはもちろん、その中に当然拉致被害者がいるわけでございます。

我々はそういう中でこれからどういうふうにしていかなければいけないのか?いう事でございますが、その主権の問題から行けば、これはですね。
日本国として正面から取り組んで取り戻すと言うふうにしていかなければならないわけでございます。
当然そこには自衛隊の活動が必要になってくるわけでございまして、私もその為に予備自衛官になっているわけであります。
自衛官の宣誓、我々予備自衛官ですから予備自衛官としての宣誓書は別にありますが、一応防衛召集とかを受ければ本職と同じ事になるわけで、その場合はですね。
「事に臨んでは危険を顧みず」いう宣誓がございます。

「事に臨んでは危険を顧みず」というのは、当然軍人ですから「戦死することは覚悟せよ」と言う意味であります。
幸いにして今まで日本は戦争に関わっていませんから、この自衛隊が出来て以来いわゆる戦死者と言うのはいませんが、しかし例えばこの間の(東武)東上線の踏み切りでですね。
人を助けようとして重体になっているおまわりさんをはじめとして、警察官であれ消防士であれ、その仕事で命を落としていく事になる人と言うのは当然出るわけでございます。

新潟の中越地震のときに、長岡でですね。
落っこちてきた岩に挟まれて、そしてお母さんとお嬢さんは亡くなってしまったと。
一人だけ男の子を助けたということを、今でも覚えていらっしゃる方がおられると思います。
あの時ですね。
もし命が一番大切なら何も助けに行く必要なんか無いんですね。
助けに行った救助隊の人だって二次災害で死んでしまう可能性だって十分あったわけです。
その救助隊の人に残っているのが男の子一人だったんです。

救助隊が数人に一気に岩盤が崩れて何人も死んでしまったとする。
そしたら1と数人とだったらどっちが大事か?といったら、数人の方が大事だという事になるでしょう。
そしてその人たちには当然ご家族がいたわけでございます。
しかし、助けに行ったんです。
なぜ助けに行くか?
そこにいたらですね、助けざるを得ないではないか?というやむにやまれぬ思い。
これはもちろん職業的な使命感という事になるでしょうが、そういう事になる。
もちろん自衛官だってその場に行けば当然そういう事になるわけでございまして、これはですね。
数が多いとか少ないとかの問題では無いんです。

そしてですね、もしですね。
そういう事をやっても取り返すことが出来ないとなったならば、また次にはここにおられる皆さんやそのご家族か分かりませんが、何をされるか分かりません。
日本と言う国は何をやっても大丈夫なんだと、こんな国、何をやったって何も起こりはしないいうふうに思ったら、平気な顔をしてですね。
これは別に北朝鮮に限らず周りの国からやられていくわけでありまして、この海岸線の長い、領海まで入れれば物凄く広い地域を持った日本と言う国が何とか生きていくためにはですね。
やはり日本に変な手を出したらば、いったい何をされるか分からない、いうふうにですね。
拉致をしたりしたらば、最後の最後まで取り返しに行く。
そしてそのツケをですね、どれだけ払わされるかわからないと思わせなければ、これから先も拉致は続いていくだろうと言うふうに思います。
こういう事を我々正面からやっていかなければいけない。

そしてそれをやっていくためには何が必要か?と言うと、国民に対して政府は実は拉致問題と言うのは「これこれこういうような問題でした」と、「少なくとも政府が知っているのはここまでです」という事をですね。
もっとハッキリと言わければいけません。
今日本政府が明らかにしている拉致問題と言うのはですね、本当の氷山の一角です。
とんでもない事を今でも日本政府は知っていて、間違いなく隠しています。

昨日まで米子に行っていたわけですが、松本京子さんの事件について2000年の12月に、この埼玉出身の金子善次郎衆議院議員が質問趣意書を出してくれました。
この質問趣意書に対して政府の答弁はですね。
「松本京子さんについて拉致を思わせるものはなかった、疑わせるものはなかった」と言うふうに言っております。
最近になってから「いや実はもっと前から分かっていたんだ」みたいな話を警察がしたり、言っている事が二転三転転がってきている。
挙句の果てに私が聞いた話では、今一切所轄の米子署ではこの問題等についての質問には答えない。
全部東京の警察署に聞いてくれという話になっている、いう話でございまして、要はそこにどんな矛盾があったかと言うのが明らかにされるいう事が怖いんであろうと思います。

横田めぐみさんの事件だって、あの事件が起きた昭和52年の11月15日から遠くない時期に、この事件はすでにですね、明らかになっていたと聞いています。
そしてその後安明進さんが亡命をして90年代の半ばまでには、新潟までは分かっていませんけど、日本海側のどこかの県で1970年代の後半に中学校1年生の女の子がバドミントンの帰りに拉致をされた、と言う情報は韓国の国家安全企画部から日本の警察に届いている。
しかし、それを調べなかったのか?あるいは調べたけれど隠していたのか?分かりませんが、いずれにしても飛んでもない不手際をやって、そしてこれが明らかになったのが今から10年前の2月3日。
西村慎吾衆議院議員の国会での質問によるものだ、という事です。
それ以外にも非常にたくさんの事を今この国の政府は隠しています。
最初、ほんのちょっとの嘘をつくとですね。
その嘘を塗り固